エバンスブログ

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オーデマピゲ ロイヤルオークの魅力

2020-06-16 11:30

こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
今回はオーデマピゲの中で特に“ロイヤルオーク・ジャンボ”に注目し、デザイナーのお話や、なぜ絶大な人気を誇るのかなどの主観を交えながら、語りたいと思います。

オーデマピゲとは

今から145年も前の1875年。スイス ジュラ山脈の南端に位置する美しい小さな村、ジュウ渓谷でオーデマピゲ社は誕生しました。現在でもほんの一握りの“家族経営“のメゾンであり、大きな力に属することなく、唯一無二の腕時計製作を今も続けている、卓越したブランドです。

世界三大時計のひとつとされ、全世界の時計愛好家たちが毎年の新作を心待ちにしています。そして近年ではロレックスやパテックフィリップのように、入手困難モデルが続出しており、特にロイヤルオークはプレミアムとなっています。
老若男女問わず憧れの雲上ブランド、それがオーデマピゲなのです。

ロイヤルオーク

ロイヤルオークとは

1970年代、当時高級時計といえば、小型で金無垢という時代でした。そしてオーデマピゲ社も時代に合った金時計の製作に力を入れており、貴族や王族、富裕層の人々を顧客として抱えていました。
その正統派の名門メゾンが、今から約50年前の1972年、高級なステンレス製のスポーツウォッチを発表。以下は1980年代の同社のカタログ(下写真)からの抜粋です。↓↓↓

「この傑作こそ、スチールの価値を貴金属の価値にまで高め、その独創的デザインは世界中の注目の的となりました。ロイヤルオークは、極めて加工のしにくいスチールに世界ではじめて完璧なまでの細工を施し、そのブレスレットにはサテンのような滑らかさを与えたのです。八角形の8個のネジで固定された舷窓のような型をしたベゼルは、ロイヤルオークの特長で非常に印象的な型です。」

1980年代のオーデマ・ピゲのカタログより

また、”ロイヤルオーク”という名は、後の英国王チャールズⅡ世が反乱軍の難を避けるため、大きな楢のほこらに身を隠したことに由来するそうです。楢の木(ならのき)とはどんぐりの実が生る非常に硬く丈夫な木で、特にイギリスでは男らしさや強さのシンボルとされており、イギリス軍艦にも名付けられ、軍隊の紋章や家紋にも用いられています。ちなみに私自身、オーク=樫の木(かしのき)と思い込んでおりましたが、その葉の形や生息地から近年、オークというのは楢の木だということが判明しました。この記事を書く上で様々な逸話に触れ、更にロイヤルオークの魅力に気付かされました。

発売当初はそのあまりにも前衛的なフォルムと価格から、売れ行きは芳しくなかったようですが、近年、後程お話する”ロイヤルオーク・ジャンボ”が再注目をされ、同モデルは2012年に復刻を遂げました。
現在ではジャンボに限らず特に三針モデルは入手困難となっており、プレミアムが付いています。そして、「オーデマピゲと言えば、ロイヤルオーク」と言っても過言ではなく、約50年変わらない同社の代表、正にアイコンウォッチとなったモデル、それがロイヤルオークなのです。

ジェラルドジェンタとは

言わずと知れたロイヤルオークのデザイナーです。本名をチャールズ・ジェラルド・ジェンタといい、10代の頃はジュエラーとして活動、20代でデザイナーに転向、当初はほぼ無名で時計業界でデザインをすることになっても、その名はすぐに有名になることはありませんでした。後にお伝えしますが、オーデマピゲ社のおかげで、ジェンタ氏の名が世界的に広まったのです。

今年の2月の私の記事でも少し触れていますが、同氏の最初の作品はオメガでした。お時間がある時、合わせてお読みいただけると幸いです。↓↓↓

そして自身の名を冠したブランドを立ち上げた1972年、オーデマピゲ社に見出され、偉大な作品“ロイヤルオーク”をデザインします。後世に残る作品を数多く残し、晩年はジェラルド・チャールズというブランドを立ち上げたのですが、実はここエバンスに一本だけあるのです…!晩年のモデルは、賛否両論ありますが、最後にジェンタ氏が作りたかったデザインなんだと私は大切に思っています。

1972年当初の主な作品は、レトロファンタジーといってすべてがレトログラード、ディズニーデザインです。私自身、どうしても欲しくて一度だけミッキーデザインを所有した程、大好きなジェンタ作品です。(下写真)これらは何十年も先になると思いますが、今より更に価値が上がると思います。

今から約10年前、惜しくもこの世を去ったジェラルド・ジェンタ。偉大なデザイナーの彼の名は、時計愛好家の中で消えることなく代々、語り継がれていくことでしょう。

GERALD GENTA ジェラルド・ジェンタ レトロファンタジー G3612

ロイヤルオーク・ジャンボとは

Ref.5402ST。1972年の初期作品であり、シンプルな二針、3時位置の日付、小さな四角ギョーシェ彫りがたくさん並ぶ“プチ・タペストリー”文字盤、控えめな6時位置のAPロゴが特徴です。(下写真)初期ロッドはシリアルにアルファベットの付かない1000本限定で発売され、APロゴのないリューズがファーストロイヤルオーク・ジャンボです。
Ref.5402STは1970年後半まで製作されており、限定1000本以降の数年間は、クラスプやムーブメントなどのディテールを多少変えて製造されました。

オーデマピゲ社初、渾身のスポーツウォッチとして発表したロイヤルオーク・ジャンボは、防水を50m備えながらも、厚さ僅か7mmというさすがお家芸であるドレスウォッチの手法のつくりで、前衛的かつ、革新的な腕時計です。

また、当時の金無垢時計とほぼ同じ60万円〜70万円台での価格設定、30mm〜最大でも35mmの大きさが主流だったこの時代に、39mmという大胆なフォルムでの誕生は時計業界に大きな革命を起こしました。この大きさから、通称“ジャンボ”と呼ばれるようになり、現在、オリジナルのロイヤルオーク・ジャンボは、海外で1000万円近くのプレミアムが付いており、コレクター垂涎モデルとなっているのです。

AUDEMARS PIGUET オーデマピゲ ロイヤルオークジャンボ 5402ST

ロイヤルオークの素材と大きさ

歴代ロイヤルオークで使われていた素材は、ステンレスの他、イエローゴールドとステンレスのコンビ、イエローゴールド無垢、ホワイトゴールド無垢、現行ではピンクゴールドとステンレスのコンビ、ピンクゴールド無垢も仲間入りをしています。

そして2020年の今年、ブティック限定70本で“ロイヤルオークジャンボ エクストラシン”オールプラチナモデルを発表、その定価なんと1400万円、オニキスに控えめな11Pダイヤというシンプルな文字盤で、洗練された美しさを誇る贅沢なモデルを発表しました。

大きさ遍歴は、上から44,42,41,39,38,37,33mm、過去には36,35,29mmも製作していました。39mmケースには“ジャンボ”の名が冠され、現行はロイヤルオーク“ジャンボ”エクストラシンという名称の薄型腕時計として作られています。

現行ジャンボに使われている素材は、ステンレス、イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドで、2018年にはブティック250本限定で、チタンとベゼルがプラチナとのコンビモデルも発表されました。

AUDEMARS PIGUET オーデマピゲ ロイヤルオークジャンボ 5402ST

ロイヤルオークはなぜ人気なの?

このチャプターは私見となりますが、ロイヤルオーク人気の理由は、王道ロレックスは普及し過ぎ、パテックは高額過ぎて買えない…という所から、世界三大時計であり、当時は入手しやすい価格帯、手の届く贅沢という理由で注目され始めたのだと推測します。

そして、スポーツ選手やお笑い芸人などの有名人達が愛用し始め、メディアや雑誌媒体で取り上げられることが増え、今まで興味のなかった方、これから何か高級時計を買おうとしている方へ参考となったのだと思います。また、オーデマピゲ社のマーケティングも素晴らしい、という面も人気の理由のひとつではないかと思います。特にロイヤルオーク・ジャンボ復活の2012年頃から“ブティック限定”モデルを、我々日本人も大好きな「限定」という形で打ち出して来た、という所は斬新な手法ですよね。私でもブティックに足を運びたくなります。

これらのことから、現在プレミア価格となる程品薄になっている状況、入手困難なのも納得できますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。まだまだ語り尽くせないオーデマピゲ・ロイヤルオークの魅力。
先程も申し上げましたが、非常に入手困難な今、以前ご紹介したロイヤルオーク・三針Ref.4100ST、初期の稀少な作品が店頭にございます。是非お手に取ってご覧になっていただきたいです。

この記事をご覧になって気になられた方は一度私までご連絡ください。みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。

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