ブランドウォッチの中で、知名度も人気も圧倒的に高い「ロレックス」。そろそろ1本という方も多いのでは?
その中でも、現在は、新品よりも中古をオススメしたい状況です。今回は、ロレックスの中古をおすすめする理由や人気の秘密を振り返りつつ、2019年7月現在販売中の中古ロレックスの中から選んだ5本の時計をご紹介します。
そもそもロレックスって?
1905年に設立、1908年に商標登録。 金属の塊を削り出し高い耐水性を実現した「オイスターケース」、回転式ローターによる自動巻き機構「パーペチュアル」、カレンダーの日付が瞬時に変わる「デイトジャスト」の3大機構を発明。レーサー・ダイバー・探検家など様々な用途にフォーカスしたモデルを数々登場させながら、実用性を極めた機械式時計を作り続け、ウォッチブランドとして不動の地位を築き上げています。
中古ロレックス、おすすめする理由と5選
理由1:新品が買いにくく高騰している
特に最近、新品ロレックスは品薄で人気モデルは正規販売店でも見かけることもない程の状況です。並行品もプレミア価格がさらに高騰し、流通も減っています。日々、正規販売店に通う「デイトナマラソン」という言葉も生まれているとか。
そんな状況ですので、新品と同世代の中古の存在感がより増してきたように思います。
選んでみました。
「エクスプローラーII」Ref.216570
2011年発表の現行型。スポーツモデルの中では比較的お求めやすいモデル。ロレックスとしては大きめの42ミリサイズで視認性や存在感も十分です。
理由2:整備され綺麗なことが多い
時計専門店で販売されている中古ロレックスの場合、通常は機械のオーバーホールなどや外装の磨きなど十分にメンテナンスされているもの。各店舗の保証もあり、いわゆる中古感をあまり意識することもなく使える個体が多いのも嬉しいところです。(かたや、アンティークウォッチの場合、外装はその時代の状態のままが好まれる傾向が見られます。)
選んでみました。
「ヨットマスターロレジウム」 Ref.16622 2003年頃品
文字盤とダイアルにプラチナを使用した大人仕様のダイバーズ、状態の良い1本です。グレー文字盤の控えめな雰囲気もこのモデルならではの魅力です。
理由3:年代による違いが少ない
ロレックスならではの特徴として、基本デザインがあまり変わらず、細部の改良を重ねながら、工業製品としての実用性を高めていく傾向が見られます。
写真は「サブマリーナ デイト」。現行モデル、1990年代後半のモデル、1970年代末頃のモデルを並べてみました。大きさは変わらず、回転ベゼルやドット型のインデックスなど基本形は不変です。
選んでみました。
「サブマリーナ デイト」Ref.16610 1998~99年頃品
先代モデルになるこちらは、現行モデルより微妙にすっきりとした印象があり、中古においても人気の高いダイバーズウォッチです。
理由4:新品にない仕様やモデルがある
年代で大きな印象は変わらないロレックスですが、中古モデルには、現在は使っていない素材を文字盤やベゼルに使ったものや、現行モデルより小さめなフォルムのものが多く、さりげなく新品とは違う雰囲気を愉しめることと思います。
選んでみました。
「GMTマスターII」Ref.16710 赤黒ベゼル 1994年頃品
現行品はセラミックベゼルで、こちらはアルミニウム製のベゼル。現行のセラミックと違い、経年により色の変化が起こります。変化にも個体差があり、中古ならではの個性につながっています。
理由5:中古の流通が多く比較的選べる
ロレックスは人気が高く、買取価格も高めであることから、中古品としての流通が比較的多いブランドであることも特徴。年代や状態が1本ごとに異なる中古は、同じ型番でも微妙に異なる価格が設定されていることが多いです。基本的に年代が新しめのものが販売価格が高く、付属品の有無も値段の違いに影響します。
選んでみました。
「エクスプローラー I」Ref.114270 Ref.14270
現在、店頭には1997年頃~2000年代前半品まで在庫があります。こちらのRef.114270とRef.14270は、ともに現行モデル(Ref.214270)より3ミリ小さい36㎜径で、女性の方にも人気です。
中古のロレックス、ぜひご検討ください。
年々、機能的な進化を重ねているロレックス。性能や使用感は、現行の新品が最善かもしれませんが、中古ならではの魅力も多々あるかと思います。中古のロレックス、ぜひご検討ください。
→エバンス オンラインショップ 「ロレックス (中古・アンティーク)商品一覧」へ
追記)
選び方のコツを紹介する「中古ロレックスの選び方:10のポイント」、買取のポイントをご紹介する「知って得する!ロレックス買取査定」記事を当社ブログに公開いたしました。