エバンスブログ

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パネライ「PAM00188 ルミノールクロノ・デイライト」

2022-04-26 11:30

こんにちは、銀座エバンスの稲田です。
本日はパネライから「PAM00188 ”ルミノールクロノ・デイライト”」のご紹介です。

デイライトとは

ハリウッドを代表すると言っても過言ではない、アーノルド・シュワルツェネッガーと並ぶ世界に名高いアクション俳優「シルベスター・スタローン」主演の、1996年製作のアメリカ映画「DAY LIGHT(デイライト)」のことです。
実はシルベスター・スタローンは、初期の頃からのパネリスティであり、同社の繁栄に大いに貢献した人物の一人なのです。彼はたくさんの友達にパネライをおすすめし、若い頃はライバルであり今現在では大親友であるシュワルツェネッガーへ、一点もののルミノールマリーナ・オールゴールドモデルをプレゼントしたという逸話もあります。

そのシュワルツェネッガーですが、彼もいつの間にかパネリスティになっており、映画の中でも着けている直径が60mmもある「”ラジオミール・エジツィアーノ”PAM00341」(下写真)はあまりにも有名です。スタローンのおかげでパネライに出会い、パネリスティの仲間入りをしていたなんて、なんとも微笑ましいお話ですね。

2020年、年末に行われた”フィリップス”オークションにて、スタローン本人が後程お話する映画「デイライト」で実際に着用して撮影をした「プレヴァンドーム・デイライトRef.5218-201A」を彼自ら出品、エスティメートは8万ドル(当時約830万円)の高値が付けられたのですが、まさかの大いに上回る21万4200ドル(当時約2200万円)で落札されたのです!

余談ですが、スタローンはリシャールミル愛好家でもあり、彼とのコラボモデル「”アドベンチャー・トゥールビヨンクロノグラフ”RM25-01」という世界限定僅か20本という究極のサバイバルォッチが存在します。この時計の定価は驚きの一億円、彼はこちらもオークションに出品したのですが、エスティメートは50万ドル(当時約5200万円)、落札価格は937万5000ドル(当時約980万円)でした。それが2022年現在、まさかの17億円以上の値が付けられてるんですよ、さすがリシャール恐るべしですね。

無名だった「パネライ」を世界中の人々が知るようになったのは、紛れもなくシルベスター・スタローンのおかげです。その彼の映画の名を冠した「ルミノールクロノ・デイライト」。2004年に黒のPAM00194と共に登場し、2005年入社の私がエバンスで、はじめて欲しいと思った思い出深いパネライウォッチです。まだまだその真価が価格に反映されておらず、私としては残念極まりないのですが、この価格のうちに是非、ご興味のある方は手に入れていただきたいですね。

プレ・ヴァンドームとは

パネライの歴史は今から160年も前の1860年まで遡ります。創業者であるジョバンニ・パネライがイタリアのフィレンツェに小さな時計店を開いたのがはじまりです。
それまで、イタリア海軍のために数々のモデルを製作・納品をしていたのですが、1993年に一般市場向けにはじめてのコレクションを発表。ルミノール・ルミノールマリーナ・マーレノストゥルムの3型で、前述したスタローン着用モデルは、この中の「ルミノール」です。OのはじまりとPのおしりが矢印になっている”OPロゴ”(ブランド名であるOFFICINE PANERAIの頭文字二文字)が6時位置にプリントされているのが特徴で、このロゴは1970年から1980年にかけてつくられた、本格的なダイバーズウォッチに採用されたのがはじまりで、一般市場向けへのはじめてのルミノールにも採用されました。あることがきっかけで、このロゴが一度廃止になったのですが、あまりにも惜しむ声が多かったのか、2022年現在でも「Luminor Logo ルミノール・ロゴ」というモデル名で生産されており、多くのパネリスティ達に愛用されています。

1993年9月、イタリア海軍の軍艦、デ・ラ・ペンネ級駆逐艦上で発表が行われたはじめての一般市場向けモデルはそれぞれ、合計10種類のシリアルナンバー入りの限定モデルとして発表されました。ちなみに、その中のひとつ「マーレノストゥルム(我が海)」と名付けられた、丸形でクラシカルな2カウンタークロノグラフモデルの復刻盤がなんと、たまたまここエバンスに現在ございます!詳しくは他スタッフ記事「パネライ 希少な復刻モデル!~マーレノストゥルム~」をご覧になってみてくださいね。(下写真)

1997年、同社は「ヴァンドームグループ」の傘下に入ります。1993年にはじめて一般市場向けモデルを発表したと先程お伝えしましたが、 1998年には「リシュモングループ」に買収をされたため、1993~1997年までの僅か4年間で製作された数少ない個体が「プレ・ヴァンドーム」と呼ばれ、そして”OPロゴ”はヴァンドーム時代につくられたモデルのみに存在したのです。2004年、前述したRef.5218-201Aの復刻版、PAM00000(下写真)が発表されたのですが、そのモデルにOPロゴが記されており、OPロゴも一緒に復活したというわけなんです。

1998年にはSIHH(2022年現在はWATCHES & WONDERSとなりました)というカルティエをはじめとした主要なウォッチメーカーと、独立時計師たちが最新作を展示する、大規模な高級時計と宝飾の見本市 に、パネライが初参戦。日本を含め、多くの国々の時計愛好家達がパネライの名を知ることになります。そして、その名を更に広めたのが、彼自身が常に愛用し広告塔となり、多くのスターたちをも巻き込んで虜にした、シルベスター・スタローンその人なのです。

映画「デイライト」を観て

この記事を書くにあたり、名作と名高い「デイライト」を鑑賞しました。スタローン映画はこれまで何本も拝見しているのですが、実はデイライトは観たいなと何年も前から思っていたのになかなかきっかけがなく、未鑑賞のままだったので、今回私の人生の中ですごく印象に残る映画のひとつとなりました。26年も前の映画で、若かりし頃のスタローン映画だと思い込んでいたのですが、なんとこの時御年50歳!派手で過激なアクションをなんなくこなすカッコよすぎのスタローンに、終始ドキドキハラハラ、一秒も目が離せませんでした…!

ニューヨークのマンハッタンとニュージャージー州を繋ぐ海底トンネルの入口で大きな爆発事故が発生し、車で通っていた数名が閉じ込められる、そこにスタローンが颯爽と現れ、皆を救出すべく勇気付け、脱出を模索するというストーリーです。特に緊張したのが、換気扇のシーンと、水中でのシーンです。ネタバレになるので詳しくはお伝えしませんが、この時もスタローンはパネライの「プレヴァンドーム・デイライト Ref.5218-201A」(下写真は同型番のもの)を実際に腕に着けて数々のアクションをこなしていたのです!時計自体が大映りになる場面も何度もありましたし、スタローンファンでなくとも何の時計を着けているのかな?と、とても気になります。

この素晴らしい映画からのトリビュートモデルが、今回ご紹介する「ルミノールクロノ・デイライト PAM00188」。文字盤だけでなく、裏蓋にまで「LUMINOR Daylight」の文字が大きく刻印されている、2006年の700本限定レアモデルです。クロノグラフでスタローンで、この破格の値段は私自身とても受け入れ難いことではありますが、きっと将来このモデルの価値が見直される時が来ると信じています。この記事を見て気になられた方はまずは、映画「デイライト」を観てから、お店にお越し下さいね。いろいろお話しましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。私自身、思い入れのあるモデルですので、熱く語ってしまいました。海外では今現在80~90万円までの値が付いており、国内にもほぼ在庫がなく、今後が楽しみなモデルなんです実は。

この機会に是非、一度お手に取ってみてください。みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。

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