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ロレックス以外にもある!ニックネームを持つ腕時計10選

2021-02-19 11:30

エバンス オンラインショップ担当の大貫です。

先日のブログ「時計好きは知っている!ニックネームを持つ腕時計」においてロレックス編 Part 1Part 2をご案内しましたが、ロレックス以外にもニックネームや愛称が付けられたモデルは多数存在します。今回はロレックス以外の時計で、ニックネーム・愛称が付けられたモデルをご紹介したいと思います。

ちなみに、いま私のマイブームは所有する時計にニックネームを付ける事。まだ候補を列挙しつつ、しっくりくる愛称を考えています。もちろん他人には非公開。自分自身だけで楽しむべく、勤しんでいます。


腕時計に付けられた、ユニークな愛称

世界的に愛好家の多いロレックスでは、非常に多くのニックネームが存在し、公式ではない名称が世界的に広がっています。同様に、他のブランドにおいても、人気の高いモデルや特徴的なモデルに関しては、自然とニックネームが付けられ、世界中に広まっています。

下記は、ほんの一部ですが、国内で知られる愛称をピックアップしてみました。さて皆さんはいくつご存じでしょうか?なお、公式モデルに使用されるようなニックネーム・愛称は除外しています。

“イカサブ(スノーフレーク)”/チューダー

【チューダー|サブマリーナー(ヴィンテージ)/ブラックベイ】 他

イカ(烏賊)の様な形の針が特徴的な“イカサブ”。イカ針付きのサブマリーナの略で、現在の「ブラックベイ」シリーズに継承されています。海外では雪の結晶を意味する“スノーフレーク”と呼称され、国内では“イカ針(イカバリ)”が定着しています。

現行モデル“ブラックベイ”へ継承

“カマボコ”/チューダー

【チューダー| クロノタイム 】  

こちらもチューダーから。クロノフラフモデルの「クロノタイム」の初期生産品に存在するレアモデルで、 まるでカマボコの断面の様な分厚いケースの形状が特徴。

レギュラーモデルのクロノタイムと区別するために着けられた愛称です。海外では、“ビッグブロック”と呼ばれています。

クロノタイムの“カマボコ”

“モンテカルロ” /チューダー

【チューダー|クロノグラフ(ヴィンテージ)& ヘリテージクロノ】

1971年に発表されたチューダーの第2世代クロノグラフ。カジノのルーレット盤をイメージさせる文字盤は、当時公営カジノの町として有名だった「モンテカルロ」の地名から。復刻モデルが2010年に発表されています。

【復刻モデル】 ヘリテージ クロノ Ref.70330B

“ピカサブ”/パネライ

【パネライ|サブマーシブル PAM00024】

回転ベゼルを備えた「サブマーシブル」。 現在は生産終了ですが、 1998年から2017年まで生産されたロングセラーモデル。

“ピカサブ”は、2000年頃まで生産された初期のもので、ベゼル部分がピカピカにポリッシュ加工されたサブマーシブルを指します。生産数が少なく希少なモデルです。

右の“ピカサブ”ではベゼルの目盛りも無いデザイン。

“デストロ”/パネライ

【パネライ|レフトハンドモデル】

イタリア語で“右側”を意味する「デストロ」。左利き用として、右手に着用するようにリューズの向きが反対の特殊ウォッチ。パネライのレフトハンドモデルを“デストロ”と呼ぶ場合があります。

レフトハンド仕様のルミノール

“ビースト”/オーデマ ピゲ

【オーデマ ピゲ|ロイヤルオーク オフショア  25721ST.O.1000ST.01】

1993年に誕生したロイヤルオーク オフショアのファーストモデルである『25721ST』。42mmというケースサイズは、当時バーゼルワールドで発表された際、非常に衝撃的なものだったようで、その驚くべきサイズから「ビースト(野獣)」というニックネームが付きました。

ロイヤルオーク オフショア ファーストモデル

“バンブルビー”/オーデマ ピゲ & オメガ

【オメガ|シーマスター アクアテラ 15000ガウス 231.10.42.21.01.002】
【オーデマ ピゲ|ロイヤルオーク オフショア 26176FO.OO.D101CR.02】

蜂を連想させるブラックとイエローのカラーが特徴的。いずれも生産終了。

“亀”/オメガ

【 オメガ|シーマスター・ポラリス】

セイコーにも“タートル”の愛称のモデルがありますが、こちらはオメガのシーマスター・ポラリス。素材の異素材を嵌め込む手法「象嵌加工」のケースが特徴で、メッキとは異なり研磨も可能です。見た目が特徴的ですね。

1982年誕生のシーマスター・ポラリス

“ザリガニ”/オメガ

【オメガ|スピードソニック】

1970年代に発売された音叉式ムーブメントを使用したスピードマスター。甲殻類を思わせるブレスレットが特徴的で、個人的に好きなモデルです。

ブレスレットのみの呼称(“ザリガニ・ブレス”、“クレイフィッシュ・ブレスレット”)としても使われる愛称です。

「THE OMEGA BOOK -オメガ150年の軌跡-」(徳間書店 1998年発行 )より

“マンタレイ”/パテック フィリップ

【パテック フィリップ|10デイズ】他

特徴的なケースサイドの張り出しが、世界最大級のエイ「マンタレイ」(オニイトマキエイ)にちなんで呼ばれるようになりました。ヴィンテージモデルにも存在します。


パテック フィリップ 10デイズ Ref.5100 限定モデル

他にもあるある時計の愛称

上記に挙げた以外にも数多くの『ニックネーム』があります。時計愛好家から付けられたニックネームは星の数。 下記にも一部取り上げてみました。

「タークロード」(ホイヤー)
「ツノクロノ」(オメガ&シチズン)
「バナナ」(オメガ)
「アドミラリティ」(オメガ)
「ボルケーノ」(オメガ)
「ゾロ」(ブライトリング)
「ジャンボ」(パテックフィリップ)
「ツナ缶」(セイコー)
「カリフォルニア」(パネライ)
「タキシード」(ロンジン)
「パックマン」(ニバダ)
「デビルダイバー」(ブローバ)
「パンプキン」(グリシン)
「ニーナ(ニナ)・リント」(ユニバーサル・ジュネーブ)
「ダーティダース」(英国軍発注の軍用ウォッチ)

『別名』や『通称』がある時計って、なんだかいいですよね。もし無い場合でも、自身で作ってみても面白いと思います。 後々世界基準になるかもしれませんよ。

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