PANERAI定番モデル~PAM00111~
2022-10-11 11:00
エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。10月に入り過ごしやすい季節になってきましたね。日によっては寒暖差の激しい日もございますので、くれぐれもご自愛ください。
今回はパネライの生産終了モデルであるRef.PAM00111をご紹介させていただきます。生産終了後の現在でも安定した人気を誇るモデルです。
①パネライ
イタリアの誇る腕時計ブランドのパネライ。デカ厚時計の代名詞として、多くのファンから愛されています。元々は「ルミノール」「ラジオミール」の2モデルでのラインナップ構成でしたが、現在のパネライでは加えて「ルミノールドゥエ」「サブマーシブル」がラインナップされ、多くのファンを獲得しています。
その中でもひと際パネライのイメージとして定着しているのがルミノールとなります。一目見ただけでパネライとわかるそのフォルムは、パネライのアイデンティティとして多くの人気を獲得しています。
分かりやすい見た目にデカ厚のケース。抜群の視認性の良さと暗所でも見事に光る夜光塗料を塗布した文字盤など、数々の魅力がございます。
またパネライは軍用時計としての歴史があることも特徴ですね。イタリア海軍に高度な精密機器を納入していたことや、長らく軍用専門の腕時計メーカーであったことなど男のロマンをくすぐる歴史なのも魅力です。
②定番モデル ルミノール
大人気のルミノールシリーズですが、数多くの型番があり、パネライを知らない方にとっては違いが分からないモデルも多いことでしょう。
パネライのルミノールは特徴的な大型のリューズガードを備えており、リューズを守ることはもちろん、防水性の確保にも一役買っています。
ルミノールは二針の「ベース」と秒針のついた三針の「マリーナ」、クロノグラフやGMTなど様々な機能を持つモデルがあります。
今回ご紹介のPAM00111はルミノールマリーナに分類され、9時位置にスモールセコンドを備えています。
ルミノールの中でも二針であるか三針であるか、またはサンドイッチ文字盤なのか、流し込みやプリント文字盤であるのかなど、型番号や価格帯によっても変わってきます。
お気に入りの一本を見つけることも楽しみの一つと言えますね。
③PAM00111レビュー
パネライの顔ともいえる定番モデルのPAM00111。ブランドの顔ともいえるモデルであった一本です。
ここでは実機を交えてご紹介させて頂きます。
44mmの大型ケースに屈強なリューズガード。まさに軍用時計のイメージにピッタリで無骨な男のアイテムといった印象です。
通称「サンドイッチ文字盤」と呼ばれる文字盤は、二重構造となっており、全面に夜光塗料を塗ったプレートにインデックスがくり抜かれたプレートを重ねている仕様となります。
二重構造文字盤のメリットは圧倒的な発光力を得られること。夜間や水中でもしっかりと光ることで、視認性を確保します。
また、インデックスがくり抜かれ二重構造となることで奥行きが出ます。程よい高級感を併せ持ち、パネライと言えば「サンドイッチ文字盤」が良いという方も多くいます。
ケース裏側のシースルーバックからムーブメントが見えることもポイントです。現在ではパネライの搭載ムーブメントは自社製に変更されている中、どこか懐かしさを感じさせる「ユニタスムーブメント」搭載のモデルなのです。
長らくパネライを支えていたメインエンジンのユニタスムーブメントですが、自社ムーブメントへの切り替えを期に生産終了となっていきました。
自社製ムーブメントが最新であり機能性が増していることも事実でありますが、パネライの無骨さや軍用ならではのシンプルな機能を味わうには、ユニタス搭載のPAM00111がおすすめです。
着用イメージはこちらです。
さすがに44mmケースですと存在感がありますね。着用画像では茶色のカーフベルトが付いておりますが、アリゲーターのベルトに変えて高級感を出したり、色を変えてみたりと楽しみ方は様々です。
手巻きムーブメント搭載でケースの厚みも抑えられており、大きさが目立ちますが、着用感は良いですね。
④まとめ
今回はパネライの中でも定番と言えるモデルをご紹介させて頂きました。
数あるパネライ。特にルミノールのシリーズだけでも選ぶポイントがいくつかあり、迷ってしまわれる事かと思います。
だからこその「原点回帰」とでもいうべき、ルミノールの基本形であるPAM00111をおすすめさせていただきました。
現在では生産終了品のモデルですので、良質な個体が減っております。この機会に手に入れてパネライの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。
パネライをこれから試してみたいという方にもとてもおすすめです。