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マスターコンプレッサー メモボックス

2022-05-03 11:00

ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。

今回はジャガールクルトのマスターコンプレッサーメモボックスをご紹介いたします。

マスターコンプレッサーとは

マスターコンプレッサーは、ジャガールクルトの基幹モデルであるマスターシリーズ同様のラウンドケースを持ち、コンプレッサーの名が示すようにリューズのロックには圧縮キーを取り入れた意欲作であり、その見た目からもジャガールクルトではあまり見られなかった躍動感のあるデザインが特徴となっています。

マスターコンプレッサーの歴史や機構については、過去のブログでも触れていますので、よろしければご覧ください。
https://evance.co.jp/company/blog/34269

メモボックスとは

歴史が証明するようにムーブメント開発に秀でたジャガールクルトですが、中でも同社を象徴する機構の一つがアラームであり、それはメモボックスという名で広く知られています。

初代メモボックスの誕生は1950年代にまで遡り、その後1968年には画期的なダイビングウォッチとしてメモボックス・ポラリスが生み出されました。

初代 メモボックス・ポラリス
出典:www.jaeger-lecoultre.com

ダイビングウォッチに求められる機能と言えば、高い防水性能に加え回転ベゼルを用いた経過時間の計測が主なものでしたが、メモボックス・ポラリスは任意の時刻をダイバーに音で伝えるという、視覚以外の要素をダイビングウォッチに取り入れた画期的なモデルであったと言えます。

時代の転換点

ジャガールクルトの製品の多くは革新的な機能を搭載しながらも、そのスタイルは実に保守的、1931年に画期的な回転構造を持って生み出されたレベルソでさえ、90年余りの時を経た現在では古典の一つとして数えられる存在となっています。

ムーブメントの開発に長け、技術的側面に焦点が集まるジャガールクルトですが、外装に全く新規のデザインを生み出すことは、マスターコンプレッサーが生み出された時代背景を考えれば必要な流れであったと思われますが、他社のそれとは比べものにならない程に難しい作業だったのではないでしょうか。

マスターコンプレッサーならではのデザイン

マスターコンプレッサーの要はリューズ外周に備えられた圧縮キーの存在であり、外装デザインにおいて保守的なジャガールクルトが作り上げたからこそ、それが世間に与えたインパクトは大きなものでした。

腕時計にとっての大敵は湿気や水分であり、時計を守る構造を視覚的にも分かりやすく圧縮キーに託し描き出されたデザインは、インデックスのフォントなどが往年のメモボックス・ポラリスを想起させると同時に、新しい時代を感じさせてくれるに十分な素質を備えていました。

また、高い防水性能を有したマスターコンプレッサーは、メモボックス以外にもマスターシリーズ同様の複雑機構を備えたモデルも多くラインナップされており、それらを湿気や水分から守るに好適な構造であったといえます。

マスターコンプレッサーにはベルトやブレスレットなどのバリエーションがありましたが、特にブレスレットはヴィンテージのようなテイストを持ちながら、今日のスポーツウォッチに相応しい堅牢さや、クラスプで微調整が可能な機構も備えられています。

裏蓋はビス止めが採用され、そこにはジャガールクルトならではの「1000時間コントロールテスト」のバッジが輝きます。

最近では主流になりつつある、裏蓋からムーブメントが覗けるシースルーバック仕様も魅力的ですが、外装デザインは裏蓋まで含めたこのような仕様もまた魅力ではないでしょうか。


紡がれる歴史、その一端を腕に。

現在では惜しくも生産終了となったマスターコンプレッサーですが、その後はポラリスが復刻を果たし、ジャガールクルトが考えるスポーツウォッチとして人気を博しています。

ポラリス マリナー・メモボックス
出典:www.jaeger-lecoultre.com

メモボックスという革新的な機構、圧縮キーを起点に伝統的なモチーフを再解釈したデザイン、ジャガールクルトの誇る技術が結実したマスターコンプレッサー メモボックスは、同社の長い歴史に触れるに適したモデルではないでしょうか。

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