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本日は、ロレックスの数少ないクォーツモデルから「オイスター クォーツ デイトジャスト」についてご紹介したいと思います。
ロレックス クォーツモデル
世界的に知名度の高いウォッチブランドであるロレックスですが、クォーツモデルが存在することをご存じの方はあまりいらっしゃらないかもしれません。
ロレックスと言えば機械式時計のイメージがとても強い印象ですが、1969年にセイコーが世界初のクォーツ式腕時計を発表したことをきっかけにクォーツ時計が急速に普及したことで巻き起こった、所謂 “ クォーツショック ” に対抗するため、ロレックスのクォーツモデルが誕生しました。
1960年代にはスイスのヌーシャテルに設立されたスイス電子時計センター(CEH)と 、ロレックスを含むスイスの時計メーカー数社が共同でクォーツムーブメントの開発は開始されていました。そして1970年に完成したクォーツムーブメントが “ Cal.ベータ21 ” です。
このムーブメントに自社でさらに改良を加え、1970年6月にロレックス初となるクォーツモデルとして「クォーツ デイト」 が発表されました。 このモデルではロレックスで初めてサファイアガラスも採用されています。
クォーツ デイトはゴールドモデルのみで、ごく僅かな生産本数となりましたが、その後ロレックスで自社生産のクォーツムーブメントの開発が進められ、1978年に発表されたモデルが「オイスター クォーツ デイトジャスト」です。オイスター クォーツ デイトジャストは耐磁性にも優れたモデルとして誕生しており、ムーブメントはクォーツと機械式で異なりますがミルガウスの後継機との見方もあったそうです。
2000年頃まで20年を超える期間生産されていましたが、機械式時計に比べて生産本数が少ないこともあり、現在も流通が少ないモデルとなっています。
他にもクォーツムーブメント搭載モデルとして、「オイスター クォーツ デイデイト」と「チェリーニ」も登場しています。チェリーニはオイスターケースが採用されていないため、“ オイスター クォーツ ” とは言わず、クォーツモデルとなります。
オイスター クォーツ デイトジャストの特徴
まず初めに目を引くポイントは、直線的でエッジが強調されたケースやブレスレットのデザインです。ケースとブレスレットを繋ぐフラッシュフィットを排した一体型の仕様となっている点もこちらのモデルの特徴のひとつ。
自動巻き式の通常のデイトジャストとは異なる独特なフォルムにより、個性的な印象となっています。
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オイスター クォーツ デイトジャストのラインナップ
オイスター クォーツ デイトジャストとして展開されていた仕様は、「ステンレス」「ステンレス×18Kホワイトゴールドベゼル」「ステンレス×18Kイエローゴールドコンビ」の3タイプとなります。
ブレスレットは2タイプがあり、ステンレスモデルには3列タイプ、その他は5列タイプが組み合わされています。また、文字盤の種類は定番カラーのシルバーやブラックを始めバリエーションはさまざまあるようです。
まとめ
数年前までは存在がほとんど知られておらず、価格の相場も自動巻きのデイトジャストに比べてお求めやすい価格となっていたオイスター クォーツ デイトジャストですが、近年注目度が上がっていることもあり、通常のデイトジャストとほぼ変わらない価格帯となってきているようです。
ロレックスの中でも特徴的なフォルムのモデルとなっており、生産終了していて流通量も多くはないですので、人とは違ったロレックスをご所望の方にはぜひオススメしたいモデルです。
ちなみに、オイスター クォーツと同じデザインのケースで、自動巻きムーブメントを搭載したモデルもございます。オイスター クォーツ デイトジャストと同時期に “ オイスターケース誕生50周年記念 ” として発表された仕様で、生産本数が少ないため稀少なモデルのひとつとなっています。