エバンスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
立秋とは名のみ。厳しい残暑がいっそうカラダにこたえる日々が続きますね、いかがお過ごしでしょうか。
エバンス時計買取専門店
先月ニューオープン致しました「エバンス時計買取専門店」、新しい店には、沢山のお客様に足を運んでいただいております、誠にありがとうございます。
近年需要の多かった、買取の専門店をオープンする運びとなり、私たちもわずかながらお客様のご期待に寄り添えたのではないかなと、気持ち新たに奮起しているところです。
新店となる買取専門店では、最近使わなくなったブランドウォッチ、時計の買い替えを検討している等…、買取・下取りにつきまして「安心&スピーディー」をモットーに、お気軽にご相談いただいております。
商談が成立いたしますと、お客様の写真付きの身分証明書をご提示いただいております。時計とギャランティ(保証書)・箱などの付属品の他、ご自身の免許書やパスポート等もご一緒にご持参ください。
大変暑い中ではございますが、今年も涼を得ながら、換気・衛生対策を講じ、皆さまのお越しをお待ちいたしております。まだまだ走り出したばかりの新ショップ「エバンス時計買取専門店」、ならびに「銀座エバンス」と、これからの両エバンスにご期待ください。
さて今回は!晩夏からはじめたい、「ロンジン ヘリテージ ミリタリー1938」をご紹介。往年のカラーが薫る、味わい深いミリタリーウォッチ。晩夏から秋口へのスタイリングにも絶妙に溶け込む雰囲気ある1本をピックアップしました。
1832年、スイスに創業―
190年という時計界でも歴史深いロンジン。1832年、スイスはサンティミエに創業しました。時計製造販売会社からスタートした同社は、得意としていた懐中時計の製造技術を先駆けに、自社製品を展開。世界発のフライバック機能のパイオニアとなるなど、妥協を許さない徹底した品質管理と高い技術でロンジンらしい歴史的な傑作の数々を輩出してきました。近代的な生産方式は数々の万博博覧会で、受賞数も最多を記録するなど、輝かしい功績をも持ち合わせます。全盛期には従業員1000人を超えるなど、当時の時計界ではロレックスに次ぐ、巨大メーカーとして注目されました。
ヘリテージ、マスター、レジェンドダイバー…。長きにわたる伝統をベースに、クラシカルかつ洗練されたデザインに仕上げて―。
翼を持った砂時計
ダイアル、外装、ムーブメント、裏蓋…、一番目につく要所に堂々と配されるロンジンのロゴ。パッと見、鳥か?飛行機か?(〇〇ちゃんマンだ!と、言いたくなる― 世代でなかったら、失礼いたしました!)と思いますが…、過ぎ行く時を表す砂時計「翼を持った砂時計」なんです。(真ん中は砂時計!)
もともと偽造されることが多かった事から、ダイアルやムーブメントを保護をするためにロゴを加えられる取り組みでした。現在は未来へはばたく時を表現する翼は、ロンジンを象徴するトレードマークとなりました。
早くからスポーツイベントでの計時用に使用する初の計器を開発、その後もあらゆる分野のオフィシャルタイムキーパーとして取り組んできたロンジン。1896年 第1回アテネオリンピックでの試験使用を機に、現在でもロレックスやオメガと並び、スポーツの世界大会の記録計測の隣には、翼を持った砂時計ロゴのロンジンがオフィシャルタイムキーパーとして存在します。
ヘリテージ ミリタリー1938
今回ご紹介品は、1938年のロンジンを代表するミリタリーウォッチ、「ヘリテージ ミリタリー1938」1938本限定モデルです。当時イギリス空軍に収められたとされるオリジナルタイムピースを忠実に再現したミリタリーウォッチ。生命をも左右する軍用時計は極限の状況下においても確実に時刻の判別が出来るよう、とことんシンプルを極めた視認性の高いダイアル。軍用時計の真骨頂である実用的な完成度の高さは完璧です。レイルウェイトラックを配したマットブラックのカラー、やけたように加工されたインデックスと相まって、往年の雰囲気を愉しめます。
ちりばめられた復刻
ダイアルだけではありません。今モデル、随所にヴィンテージ感が溢れているんです。ケースサイドにのぞく、玉ねぎ型のリュウズ、雰囲気よく使い込まれたような色合いのチャコールグレーのベルト。交換用に用意されるコニャックカラーのレザー製NATOストラップなど。ファン必見のポイントが盛りだくさん。
近年におけるロンジンは、発売当時へのオマージュとして、復刻版となるモデルの製作に大変意欲的です。ドーム型サファイアガラスの採用や文字盤の目盛りや夜光もやけたような色合いに加工するなど、当時のモデルを再現しつつ、最新の技術で古き良きヴィンテージの雰囲気を見事に再現。
無骨なデザイン、実用的な完成度の高さ、そして歴史的背景。
IWCやパネライ、ブレゲなどの軍用時計に引けを取らない、本格ミリタリーがそこにあります。
プロフェッショナルとして製造技術が向上しているにも関わらず、秀でたコストパフォーマンスは何よりも良心的。機械式時計のビギナーズに優しい、それがロンジンの魅力です。
是非、この秋からあなたの腕でお試しください。
近年式、コンディション良好、低価格で愉しめる本格派ミリタリー。
オススメです!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。