機能満載!!ジャガー・ルクルトの正統派ウォッチ
2021-07-19 10:30
エバンスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
7月19日(月曜日)、いかがお過ごしでしょうか。セミの鳴き声が少しずつ聞こえ始めました。いよいよ本格的な夏、スタート!といったところでしょうか。
本来ですと、本日は「海の日」で祝日。カレンダーが赤い!!今日、祝日?!えっ平日?!なんてビックリされた方も多いのでは…。
昨年12月に施行された改正五輪特措法により、本日19日の祝日は22日(木)へ、10月11日の「スポ―ツの日」は23日(金)へ、8月11日「山の日」は8月8日(日)へ(翌日9日が振替休日)変更です。
私のように特措法施行前に印刷された2021年度版カレンダーや手帳には反映されていないので、7・8・10月は祝日の移動にお気を付けくださいませ!!!
さて、今回はシンプルフェイスの中にムーンフェイズ、トリプルカレンダーを全部乗せ!機能満載のマスター カレンダーをピックアップ。
祝日が移動しても大丈夫!…ですが、31日がない月は手動で動かして(笑)。ジャガー・ルクルト多機能ウォッチのご紹介です。
マスターカレンダー
控えめな存在感ながら、優美でドレッシー。上質の18KRGで艶感あるコントラストが絶妙なケースビュー、腕元にすんなりと溶け込む美しいプロポーション―。
長い歴史で磨かれた圧倒的な存在感、卓越した技術。1992年にマスターコレクションシリーズとして発表されたジャガー・ルクルトを代表する名品です。
表裏の顔が反転する、レベルソのイメージが強いジャガー・ルクルトですが、ラウンドスタイルも然り。見事なラウンド型ケースで時計界における、正統派腕時計に君臨します。
一貫してシンプル、普遍的であること、マスターコレクション何よりの特徴です。進化改良を重ね、今モデルは40mmから39mmへダウンサイジングされた2013年リリースモデル。Cal,866/1を搭載、43時間のパワーリザーブを誇ります。(2020年からの現行品はまた40mmへと変更になっています)
1000時間コントロールテスト
1000時間コントロールテストは、ジャガー・ルクルト・コレクションの各モデルに対して行っている内部検査プログラムであるだけでなく、スイス公式クロノメーター検定を上回る条件で提供する内部製品検査でもあります。このプログラムには時計のケーシング前後のムーブメントの検査が含まれるほか、時計組立の全行程、および実際の着用時の諸条件に準じています。
「1000時間コントロールテスト」の表示、またはこれを記した時計の裏の刻印は、コレクションの各モデルがすべての認証検査に合格し、また、精度、温度・気圧変化への耐性、耐衝撃性、耐磁性、防水性など、すべての製品検査に合格したことを証明するものです。
ジャガー・ルクルトメーカーサイトより抜粋
1000時間コントロールテストをパスした証に裏蓋には「1000HOURS CONTROL」の刻印があります。(モデルや年代により刻印のデザインが異なります。)
クラシカルな趣はそのままに、操作性、機能性、デザインと、複雑機構を搭載するのにお高くとまらない、良心的な価格帯も魅力です。
ダイアル
豊かな光沢を放つサンレイ仕上げのダイアルに日付表示、2時位置に月、10時位置に曜日、6時位置にはムーンフェイズを配置します。
月や曜日の窓とは別枠にある、月の満ち欠けを表示するムーンフェイズ機能。日付表示の動きとともに連動します。お天気の悪い日でもご自身のお手元でその日の月の満ち欠けをお愉しみいただけます。腕時計に夜空が表示されるなんて!なんともロマンティックな時計ですね♡
こんなに多機能搭を搭載しているのに、まったくごちゃついて見えません。なぜ?黄金比のバランス配置を実現しているからです。まさに真のマニファクチュールブランドだからこそ成しえる妙。
ポインターデイト
ダイアル一周に配置された日付の数字を専用の針で指し示す、ポインターデイト。針の先にある赤い三日月型の指針が日付を指し示します。
細く長い針先だけでは、日付が読み取りづらくないよう、先端に赤くペイントされた三日月針先が日付数字を囲うようにデザインされているので、ここです!ここです!この数字が今日の日付です!!!と言わんばかりの積極的なアプローチ。
外周の先端まで届くほどの長い針ですが、長短針とは異なる細い針なので、他機能の判別を邪魔しません。
なお、昨年2020年に発表された現行モデルは、ポンターデイトがムーンフェイズ部にかからないよう日付を配置、その日をまたぐ日はジャンプするようになっています。トリプルカレンダーで「ジャンピングデイト」複雑機構とは!ジャガー・ルクルト、さすがです。
とはいえ、個人的にはムーンフェイズに13日~18日がかかっていても、そんなに気にならないかな、という感覚ですが…、皆さんはいかがでしょうか。
このポインターデイトはジャガー・ルクルトの他、パテック フィリップやオリスなどにもよく見られます。ブランドによってはペイントもなく素材の色だけであったり、様々な指針デザインがあったり。ダイアルのレイアウトを印象づけ、個性が光る部分なので、控えめながら以外と目につくポイントです。
大半のカレンダー機能を備える腕時計が、3時や6時位置の小窓からカレンダー盤が動いて日付を表示するものが多い中、人とはちょっと違う、興味深い機構を有す。
日付送り機能はケースサイド4時位置にあるプッシュボタンを専用の調整ピン工具を使って操作してください。ちなみに、2時位置が月、8時位置がムーンフェイズ、曜日はリュウズを一番外側まで引き出して調整してください。
※日付自動変更機構が作動しているため、日付やムーンフェイズの修正は22時から3時の間は行わないでください。
技術屋ブランドの進化する複雑機能を心行くまま堪能して ―。
今回は名品に息づく「ジャガー・ルクルト、マスター カレンダー」をご紹介いたしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。