
エバンスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
寒さもひとしおとなりました「節分の日」、いかがお過ごしでしょうか。
我が家では恒例の室内豆まき。野球部の息子がいるため、 命中率高く!?、球の勢いも年々パワーアップ……。 毎年、双方必死の本気モードです。「球児よ、ちょっと手加減して~(笑)!!」。
今年も私 扮する鬼役は早々に撃沈のことと思います。
「健康で幸せに過ごせますように―」春はもうすぐ。
寒さに負けず、元気に過ごしてまいりましょう。
さて今回は!時計の外装部分に注目。
ひと目では操作方法が分かりにくい、知るほどに魅力が増す“個性派ウォッチにスポットをあててみました。 操作自体は慣れてしまえば難しいものではありませんが、初めて触れる際には、どこをどう動かすのか少し考えさせられます。
しかし、その“考えさせられる一瞬”こそが、この時計の醍醐味。
使い方を理解した瞬間、隠されていた仕掛けに気づき、思わず頷いてしまう――そんな体験が待っています。
シームレス? 回転?パッと見てすぐに使い方が分かりますか?
ひっくり返して回転ケース【縦方向編】

1917年の誕生以来、エレガンスと革新を融合させた存在として輝き続けるカルティエの「タンク」コレクション。その中でも、ひときわ独創的な構造を持つのが「タンク バスキュラント」です。
こちらはケースを縦方向に回転させて操作するタイプ。
リューズはケースの12時側上部に配置されており、12時を上にした状態で、青いカボションが付いた突起部分をベルトとの隙間から爪で軽く引っかけ、縦方向に押し上げることでケースが回転します。

初見では「どうやって操作するの?」と少し戸惑うかもしれません。実は今回、久々の入荷だったこともあり、私自身も一瞬操作方法を思い出すのに時間がかかってしまいました(笑)。
ただしこちらはクォーツ式。頻繁な時間合わせを必要としないため、着用のたびに操作するわけではありません。そのため、実際に使っていてストレスを感じることはほぼありません。
現在は生産終了モデルとなっており、入荷はユーズドのみ。不定期だからこそ、出会えたときの特別感もひとしおです。
ひっくり返して回転ケース【横方向編】
ジャガー・ルクルト グランドレベルソ 986 デュオ デイト

横方向に反転するケースといえば、真っ先に名前が挙がるのがジャガー・ルクルトの「レベルソ」。
もともとは富裕層向けスポーツである「ポロ競技」のために開発され、競技中に文字盤を保護する目的でケースを反転させるという、当時としては革新的な発想から誕生しました。優雅でエレガントな佇まいの中に、機能美と堅牢性を兼ね備えたデザイン。マニファクチュールブランドならではの技術力と職人技が随所に感じられます。

手に取った瞬間に伝わる、ケースを反転させる際の重厚感。そして、しっくりと収まる瞬間の「カシャン」という感触は、まさに高級時計ならではの体験。
さらにこのモデルはデュオ仕様。裏面の文字盤は、ぜひ実際にひっくり返してのお楽しみです。
「裏の顔も見てみてね♡」そんな遊び心も、この時計の大きな魅力ではないでしょうか。
バックルのない!?シームレスブレスレット

次にご紹介するのは、高級ジュエラーとしても名高いピアジェの「アップストリーム」。最大の特徴は、バックルが存在しないこと。
「どうやって着けるの?」と思われた方も多いはず。
実は正面から見た時点ですでに答えは出ています!バックルとベゼルが一体化しており、一般的なブレスレットにあるはずのバックルが存在しない構造なのです。

そのため、腕に装着した際は驚くほどシームレス。なめらかで一体感のある着け心地を実現しています。一見すると「本当に大丈夫?」と少し不安に感じるかもしれませんが、そこは“技術×美しさ”を極めてきたピアジェ。精巧な構造と洗練されたデザインが、高い完成度を物語っています。

フランスの名門ジュエラー、ブシュロンが手がけた「ソリス」。一見すると、まず戸惑うのがバックルの存在が見当たらないことです。一般的な腕時計であれば、ブレスレットのどこかに必ずあるはずのバックル。ところがソリスは、腕にのせた瞬間からその“当たり前”が通用しません。
「どこで留めるの?」と、思わず時計をひっくり返して探してしまう方も多いはずです。

実はこのモデル、留め具はデザインの一部として巧みに溶け込んでおり、外観からは判別しにくい仕組み。12時側のフラッシュフィット部にスライドして装着します。そのため、装着時にはベルト全体が一体のジュエリーのように見え、時計というよりもバングルやブレスレットに近い印象を与えます。
バックルという“機能のためのパーツ”を極力主張させないことで、ソリスは圧倒的な統一感と美しさを実現。これは「時計である前に、ジュエリーである」というブシュロンの哲学が色濃く反映された設計と言えるでしょう。
時間を知るための道具でありながら、身に着けたときの所作まで美しく見せてくれる。
ソリスは、バックルという存在すらデザインの中に溶かし込んだ、まさにジュエラーならではの腕時計です。
操作方法がすぐに分からないからこそ、触れて、動かして、知る楽しさがある。
そんな腕時計たちは、ただ時間を知るための道具ではなく、持ち主との対話を楽しむ存在なのかもしれません。
気になった方は、ぜひ実物でその「分からなさ」と「面白さ」を体感してみてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。