エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。今回は銀座エバンスが選ぶお勧めのドレスウォッチをご紹介していきたいと思います。
早速ですが、皆様はドレスウォッチを何本お持ちでしょうか?冠婚葬祭や、高級飲食店での会食など、いわゆるドレスコードがあるようなフォーマルシーンには欠かせない時計です。また、ビジネスの場においても重宝する事間違いなしなので一本は欲しいアイテムです。
近年ではスポーツウォッチに人気が集中している為、ドレスウォッチを購入した事がない方も多いかもしれません。そんな方達に向けて「ドレスウォッチとは」も含めながら、ご紹介させて頂きます。
ドレスウォッチとは
ドレスウォッチとは結婚式やパーティなどの冠婚葬祭、法事や式典などでの着用に適した時計のことを指します。フォーマルなシーンでの着用を想定した作りとなっており、スポーツタイプなどのカジュアルな時計とは分類が異なります。
格式の高い場面では時間を気にすることが良くないとされている為、時計の着用はあくまでも身だしなみのアイテムの1つです。デザインは目立ちすぎない「小振りで薄型のシンプルな時計」を選ぶ事が基本となります。
スポーツタイプなどにはない上品かつ知的な魅力があり、グッと大人な印象となるでしょう。
大人の身だしなみとして一本所有していると、いざというときに役立ちます。
ドレスウォッチの特徴・選び方
ドレスウォッチはフォーマルやビジネスの各シーンにおいての着用を想定した作りとなっています。格式の高い場面での着用には服装の邪魔をしないようなデザインが良い為、シンプルなデザインが求められます。
特徴としてはアナログ式の腕時計であり、二針もしくは三針のシンプルな時計です。デジタル時計はどんなものであっても対象外となります。また、多機能なモデルもカジュアルな印象になってしまう為、フォーマルな場では相応しくないでしょう。
ケースは薄型で、文字盤の色はホワイトもしくはシルバーが基本となります。目立ちすぎないことが前提となるので、カラフルなカラーは避けましょう。もし上記カラーが無い場合は比較的暗めのカラーを選ぶと良いでしょう。
ストラップはよりフォーマルな場面では革ベルトが適しています。中でも上質なクロコダイルのレザーがより良いとされています。カラーはブラックかブラウン系を選ぶとドレスコードに沿ったコーディネートになります。 金属ブレスレットの場合は少しカジュアルな印象になってしまう為、ホテルでの会食やビジネスのシーンでつけるといいでしょう
おすすめドレスウォッチ
ここからおすすめのドレスウォッチをご紹介したいと思います。
①カラトラバ Ref.3992J
名門パテックフィリップから、ドレスウォッチといえば外すことのできないカラトラバのご紹介です。多くのドレスウォッチのお手本といえるシリーズです。
こちらのRef.3992Jは文字盤が二針であり、小ぶりな33mmケースです。王道のドレスウォッチとも呼ぶべきデザインで非常に完成された印象を感じます。
ブランドの象徴とでもいえるクルー・ド・パリ装飾が輝きを放ち、白文字盤とローマ数字の組み合わせが上品な印象ですね。
18Kイエローゴールドのケースに薄型自動巻きムーブメントCal.240を搭載し、無駄のないシンプルなスタイリングです。
王道のドレスウォッチをお探しの方にぜひともお勧めの一本です。
②ロレックス Ref.126234
ロレックスからはデイトジャストのご紹介です。Ref.126234はベゼルにホワイトゴールドを使用し、煌びやかなフルーテッドベゼルが印象的な一本です。
2019年に発表された現行品でロングパワーリザーブとなり、旧型モデルよりも進化を遂げパワーアップしました。パワーリザーブが約3日間巻きとなったムーブメントは使い勝手が良くなりましたね。
ロレックスのデイトジャストシリーズは種類が豊富にラインナップされており、素材違いや文字盤違い、宝飾品が有か無しかなどによってもその種類は変わります。
選択肢の幅が広い為、コーディネートにあわせた時計が見つかることでしょう。
ケースサイズは36mmで抜群のサイズ感です。ベゼルにはホワイトゴールドを使用しており、ケースとブレスレットはステンレス素材を使用しています。
個人的にはブルー文字盤がおすすめです。海のようなきれいな青色が目を惹きますね。文字盤を眺めていると吸い込まれそうになってきます。スーツはもちろんですが、プライベートの私服にも合うところが良いですね。
ロレックスの三大発明を盛り込んだモデルで様々なシーンで活躍してくれるでしょう。
③マスターコントロールデイト Ref.Q1542520
ジャガールクルトからはマスターコントロールデイトのご紹介。同ブランドはドレスウォッチ寄りのコレクションが充実しており、特にこちらのマスターシリーズや、レベルソコレクションが有名です。
ご紹介のマスターコントロールデイトは三針でセンターセコンドに日付表示のシンプルなフェイスです。マスターコレクションの中でもスタンダードな作りであると言える正統派のラウンドウォッチであり、39mmのケースサイズです。
パワーリザーブは43時間で、ドレスウォッチでは標準的なパワーリザーブとなります。自動巻きムーブメントを裏側のシースルーバックから確認する事が出来るのも嬉しいポイントです。 名門ならではの技術力の高さが垣間見えますね。
一切の無駄を省いた機能的な時計と言え、紳士の為のモデルと言えるでしょう。
④ジュールオーデマエクストラシン Ref.15180BC.OO.A002CR.01
世界三大ブランドの一つとして数えられるオーデマピゲ。機械式腕時計好きの方達には憧れとも言える雲上ブランドですね。正統派ドレスウォッチであるジュールオーデマは自動巻きながらケースの薄さは6.7mmと非常に薄いです。
このケースの薄さを実現するにはもちろんムーブメントも薄くしなければなりません。超薄型自動巻きキャリバーの2120を搭載し、この薄さを実現しています。
ここまで薄く作る為には相当な技術が必要であり、世界最高峰のマニュファクチュールの成せる業と言えます。
ブランドロゴにインデックス、時分針のみといった究極のシンプルウォッチです。上品なリーフ針がエレガントさを際立たせます。
⑤フィフティーシックス Ref.4600E/000A-B487
ヴァシュロン・コンスタンタンからはフィフティーシックスです。2018年に新しくコレクションに加わり、大人のモダンな雰囲気を兼ね備えた時計です。同ブランドの人気コレクションといえば真っ先にオーバーシーズが挙がる事と思いますが、負けず劣らずの高い人気を得ています。
スポーティーなオーバーシーズとは対照的な落ち着いた雰囲気を持ち、名門ならではの作りこみの高さを感じられるモデルとなっています。
特にご紹介のRef.4600E/000A-B487はケース素材にステンレスを使用し、日常使いもしやすいモデルです。カテゴリー分けをするのであればドレスウォッチに分類されますが、カジュアルにも使える一面をもち、デイリーウォッチとでも呼べるような存在です。
最高品質の証である「ジュネーブ・シール」を取得しており、自社ムーブメントであるにも関わらず価格は抑え目なのも嬉しいところ。ケース素材にステンレスを使用しているため実現できています。
ドレスウォッチで気をつけたいこと
ドレスウォッチではスポーツウォッチなどの実用時計よりも衝撃や水に気をつけなければなりません。スポーツウォッチなどは実用面において優れた機能を発揮しますが、ドレスウォッチの作りは機能よりも見た目の美しさや気品を求める為、どうしても繊細なつくりになるのです。
その為、ハードな使用には適しておらず防水性能なども低いものがほとんどです。水場での使用は避け、水濡れしないようにしましょう。時計内部に水が入る事を防ぐのはもちろん、ほとんどのドレスウォッチが革ベルトを基本としている事からも水分で革ベルトが痛んでしまうのも防ぎたいところです。
また、耐磁性のある時計を除き機械式腕時計全般に言えることでもありますが電化製品の近くに置かないなどの「磁気」にも気をつけたいところです。
強い磁気を帯びてしまうと時計の精度に影響を及ぼしてしまう事もあり、最悪の場合は止まってしまう原因になりえますので気をつけましょう。
まとめ
ドレスウォッチを今まで購入したことのない方やこれから購入を検討される方に少しでも魅力が伝われば幸いです。
格式の高い場所に行くことや、ドレスコードを求められることもあるでしょう。そのような場合に上品なドレスウォッチを1つでもお持ちであれば役立ちます。大人の一本に相応しく、上質なドレスウォッチを見つけてみてはいかがでしょうか。