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ロレックス 気になる現行モデルの付属品

2021-02-09 11:30

はじめに

皆様ご存知の方も多いと思いますが、ロレックスの人気は右肩上がりです。全く下がりません。理由としては、機密性の高い頑強なケースや、流行に左右されずに永い年月ご愛用頂けるデザイン等が挙げられますが、最近ではロレックスの売買価格が下がりにくいことから、将来の資産としてロレックスを検討する方が増えていることも大きな理由の1つとなっています。

「ロレックス」とは、1905年にイギリスのロンドンで設立された、スイスの高級時計メーカーですね。1919年に時計製造で有名なスイスのジュネーブに移転後、様々な発明を行い、時計業界に大きな影響を与えていきます。

その100年以上の歴史の中において、高品質を追求した様々なモデルが発表されては、世界中の人々へ販売されていきます。当然、販売の主役は時計ですが、時計だけ渡されても興ざめですね。そこで重要になってくるものが、サポート役の「付属品」となります。

20年程前の付属品とオイスタパーペチュアルデイト

時計の「付属品」とは、販売時にお渡しする保証書や箱のことを指します。また、保証書を収納するパスケースや取り扱い説明書、モデル毎に備わっていた小物等も該当しますね。

それらは時代と共に様々な形状へ変化します。内箱の色が変化する程度のマイナーチェンジから、デザイン全てが変わってしまうまでと幅広いので、過去のバリエーションを遡ったりしますと、相当な種類が出てきそうですね。そこで、我々自身の混乱を防ぐためにも、2021年2月2日現在での現行ロレックス付属品について、一度まとめておきたいと思います。

ロレックス 付属品 ①箱 

現在、箱のサイズはレギュラーとやや大きめのラージサイズの2種類で色や形状は一緒です。構成はベージュ色の外箱と、緑色の内箱とに分かれます。

外箱

ラージサイズ: 横幅21.3cm 奥行16.0cm 高さ9.4cm (実測)

レギュラーサイズ: 横幅18.7cm 奥行13.6cm 高さ8.5cm (実測)

内箱

ベージュ色の外箱を開けると、ロレックスのコーポレートカラーである緑色の内箱が目に入ります。

更に、内箱を開けるとこのようになっています。上蓋部分に保証書を収納できるスペースあります。また、箱の中央には腕時計を固定するクッションが付いています。中央以外には若干スペースがあるので、サイズ調整時に外したコマもこちらに保管出来ます。

それぞれの箱には対応するモデルが決められています。しかし、レディスとメンズというようなシンプルな分け方ではありませんので、その辺りも簡単にご説明させて頂きたいと思います。

ラージサイズ対応モデル

デイデイト

ケースやブレスレットの素材は全て、ゴールドかプラチナ製となっているロレックスの最上級ラインです。

ゴールド、プラチナ製の全てのサイズ(チェリーニは除く)

デイトナやサブマリーナ、デイトジャストの金無垢も該当します。

型番:116515LN

ロレックスディープシー

ロレックスで最も大きなモデル。直径44mmに、厚みが mmと半端なサイズではない「ロレックスディープシー」は、3,900m防水のプロフェッショナル仕様となっております。

型番:126660

レギュラーサイズ対応モデル

ラージサイズ対応モデル以外の全てに対応します。オイスターパーペチュアルやエクスプローラシリーズを含める、SS系やコンビ系が多いですね。

ちなみに、44mm直径のヨットマスターⅡはレギュラーBOXで問題ありませんが、同じ直径のディープシーはケース厚の関係で、レギュラーBOXだと入りきらず、このように蓋がしっかりと閉まりません。

レギュラーサイズに、ディープシーを入れた状態

尚、レギュラーサイズの箱では厳しいというモデルは他にもありますが、現時点ではこのような対応となっています。

付属品管理に頭を悩ませている立場からすると、この程度の大きさの違いであれば、コスト削減を理由に箱はラージサイズ1種類にしてしまっても構わないような気もしますね。 サイズ統一には非常に期待してしまいます。 

ロレックス 付属品 ②保証書 

スイス本国で発行される国際保証書です。 製品の品質を保証するものですね。以前は2年間であった保証期間が、2015年の7月1日からは5年に変更となっています。

ちなみに、保証内容はあくまでも自然故障に対する保証ですので、期間内のオーバーホール代金が無料になったりするわけではありません。また、再発行は不可ですので、紛失なさらないようご注意ください。

こちらの新デザインは、海外では2020年春頃から、国内正規店は2020年の7月1日から開始されています
反対側はモデル番号や製造番号、販売日が確認出来ます
8.5cm×5.4cm(実測)

ロレックス 付属品 ③取扱説明書

緑色の取扱説明書には、時計の操作方法や注意事項などがフランス語や英語で説明されています。シリーズ毎に発行される場合と複数シリーズ共通の場合があります。

シードゥエラーとロレックスディープシーの2シリーズ共通
8.5cm×11.5cm(実測)

ロレックス 付属品 ④パスケース 

取扱説明書とほぼ同サイズである緑色のパスケースは、片側にポケットが付き、反対側には保証書を差し込める切れ込みが入っています。

ポケット付きとは反対側には、保証書を差し込めます。左側は長方形の切れ込み部分に、時計の製造番号やモデル番号が見えるように作られています。右側は2020年末頃から見かける新型パスケースですが、主流は左側の長方形の切れ込みタイプですね。ちなみに、ポケット側の作りは一緒です。

ロレックス 付属品 ⑤クロノメータータグ

ロレックス高精度クロノメータータグです。「クロノメーター」とは、スイス公認クロノメーター検査協会の検査の基準内である高精度ムーブメントに与えられる称号ですね。

その高精度ムーブメントを使用した上で、2015年からはケーシング後などにも、ロレックス社独自の様々な厳しい検査を加えます。そして、ムーブメントだけではなく完成状態を考慮した、より厳しい検査をパスした時計に与えられる称号が、ロレックス高精度クロノメーターです。

片側に王冠マーク、反対側にはホログラムが付いている
直径約2.5cm(実測)

まとめ

付属品に関しては、以前からコーポレートカラーである緑色を使用することが多いようですね。どこまで可能かわかりませんが、今後は過去の付属品なども調べてみたいと思います。

付属品とは普段は使用するものではありませんので、大抵は何処かへ保管したままの状態が多く、片付けや引っ越しの際に紛失してしまう方も結構いらっしゃるようです。しかし、現在ではご家族などに譲って差し上げる際、付属品と一緒に時計を渡したいという方が増えてまいりましたし、時計を買い替えたい時なども箱や保証書などは揃っていた方が査定はアップしますので、

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