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昨今のジェンダーレス化で変化する腕時計サイズのトレンド

2021-01-15 11:00

エバンス オンラインショップ担当の大貫です。

皆さんは、“メンズウォッチ”をどれくらいの直径と考えているでしょうか。腕時計の購入を検討している際、ケースサイズは非常に重要な要素です

最近は【男性用】、【女性用】といった垣根が無くなり、いわゆる『ジェンダーレス化』が進んでいることは、ご存じの事と思います。ジェンダーレス化により、「メンズモデル」というカテゴリーは無くなりつつありますので、今では時計の“直径”で選ぶ時代となっています。

腕時計の長い歴史において、ケースサイズは大きく変化をしています。現在のトレンドを押さえつつ、時計選びを楽しんでみてください。

年代別の流行メンズサイズ

腕時計のサイズに関しては、時代によってもその概念は異なり、1930年~1950年代では時計を購入できるのは富裕層となるため、エレガントな雰囲気の「30mm前後」が主流。それ以降、戦争の影響や一般大衆化により、徐々にケースサイズは大型化しています。

  • 1960年代~1970年代 >> 33mm~35mm
  • 1980年代~1990年代 >> 34mm~39mm
  • 2000年代〜  >>>>  40mm~45mm 
1940年代のロレックス・バブルバック 31mm

ジェンダーレス化による時計業界の影響

昨今の時計メーカーの公式サイトでは、「メンズ」、「レディース」という区分けが無くなっているブランドが増えてきました。性別による差を無くす「ジェンダーレス」化は腕時計の分野でも進んでいます。

特にロレックスでは、2016年頃から、「ヨットマスター 37」というようにモデル名の後ろにケースサイズが付く名称 (ヨットマスターの37mmの意) になり、時計の大きさのみで判断するような流れになっています。

男性だから40mm、女性だから28mmという概念がなくなりつつありますが、既に2000年頃から、女性がメンズモデルを着用するシーンは増えてきた印象がありますので、自然の流れかもしれません。

ケース径45mmのパネライ・ラジオミール
女性にもお勧め

近年の男性向けウォッチサイズの主流は“42mm前後”

特にパネライが注目された、2000年頃から『デカ厚時計』ブームがあり、その後、流行は緩やかに大型化が進み、 ブランドや、コレクションにもよりますが、 2015年頃までは44mmや45mmが主流で大きくボリュームのある時計がトレンドでした。

人気のスポーツモデルの最近の流れでは、ややサイズダウンし「42mm前後」のサイズが増えてきています。一例として、サイズダウンしたモデルや、バリエーションが増えたモデルをご紹介します。

【ウブロ】 ビッグバン・ウニコ

【パネライ】 サブマーシブル

“デカ厚”でおなじみのパネライでも、サイズダウンしたモデルを投入しています。

【タグ・ホイヤー】  カレラ ホイヤー 01

【IWC】 マークシリーズ

王道ロレックスのメンズサイズは?

一方、流行に左右されないと言われるロレックスに関しては、モデルチェンジの際に、少しずつサイズアップが進んでいます。

【2010年】
エクスプローラーⅠ 36mm → 39mm

【2017年】
レディース・デイトジャスト 26mm → 28mm

【2017年】
シードゥエラー 40mm → 43mm

【2020年】
サブマリーナ デイト 40mm  → 41mm

2020年にモデルチェンジしたサブマリーナ
デザインはほぼ変わらず、僅かにサイズアップ

全体的にみると大型化の流れ

上記の様に各ブランドともスポーツタイプに関しては、サイズダウンの流れではありますが、全体的にみると大型化しています。

いわゆるドレスウォッチと呼ばれる薄型のレザーベルトタイプが顕著。2010年頃までは、36〜38mmサイズだったものが、ここ最近では39~41mmとなる時計が増えています。

こんなドレッシーなモデルも41mm

分かりやすい例としてはロレックスのデイトジャスト。ロレックスのデイトジャストなどは、従来の36mmに加え、41mmモデルがあり、今やデイトジャストの主流は41mmです。この辺りのサイズ感が中心となってきています。

全体的に見ると40~42mm前後で、ドレスウォッチでは38~40mmが多く見られます。

ロレックス デイトジャスト41
大きくなってもデザインはオーソドックス

時計の大型化のメリット

以前(1990年代くらいまで)は、『最薄・最小化=技術力のステータス』と見られていましたが、現在は「自社ムーブメントの開発競争」や「独自機能の搭載」 、「安定性・信頼性」 といったことに重きが置かれているものと思います。

腕時計の大型化の要因は様々ですが、ムーブメントの大型化にはメリットがあります。 大きなムーブメントには、それだけ余裕ができ、 高精度、耐衝撃、安定性の向上が図れ、耐磁やロングパワーリザーブなど、独自の施策を組み込むことが出来るため、差別化がしやすくなっています。

昔は薄く、小さいのが一般的

時計サイズの好みは十人十色

もちろん好みのサイズ感は人それぞれ。私自身は、33~35mm前後が好みですが、悲しいことに最近のモデルでは、この辺りのサイズは絶滅しています。

もちろんサイズだけを見れば、選択肢はありますが、腕に乗せた時のデザインやバランスが大事で、そうなると古いモデルがターゲット。もっぱら時計の探しものはアンティークが中心になっています

皆さんのお好みはいかがでしょうか。

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