『ラグジュアリー』とは、「贅沢品」や「高級品」を意味します。腕時計では、一般的にダイヤモンドやルビーのような貴石を腕時計の外装に使用したり、プラチナやゴールドを腕時計本体に使用するような、各時計メーカーの高級シリーズが該当します。
大変高価なものになってしまいますが、頑張ったご自身のご褒美に腕時計を検討されている方も多いと思います。本日は、50代男性におすすめのラグジュアリーウォッチのご紹介です。
50代男性へおすすめのユーズドラグジュアリーウォッチ ①ロレックス
先ずは「ロレックス」です。ロレックスとは、1905年に創設者であるハンス・ウイルスドルフによって、イギリス・ロンドンに設立された高級時計メーカーですね。 1919年には時計製造で有名なスイスのジュネーブに会社を移し 、1926年には有名な「オイスターケース」が発表されます。
「オイスターケース」とは、 内部の機械を守る為の堅牢なケースですね。金属の塊から削り出したミドルケースに、 リューズ・裏ブタ・ベゼルをねじ込み、高い気密性を確保するシステムです。 特許取得に至っているこちらのシステムは、一部のシリーズを除いてほぼ全てのロレックスに対応しています。
ロレックス デイデイト
「デイデイト」の正式名は「オイスターパーペチュアル デイデイト」、18金のゴールドか950プラチナ素材のみで製作されるロレックスの最高級シリーズです。大きな特徴は、曜日の表示方法が省略(SUN)ではなくフルスペル(SUNDAY)表示されるということになります。発表時(1956年)は非常に画期的な機能と大絶賛されました 。また、当時のアメリカ大統領であるアイゼンハワー氏へ贈られたことなどから、デイデイトは成功者への証という一種のステータスウォッチという捉える方も多いですね。
こちらのモデルにもオイスターケースが採用されており、ラグジュアリーであっても変わらずに、ロレックスらしい気密性と堅牢さを誇ります。オールプラチナ製ということで、若干重いことが難点ですね。
ブレスレットの形状は、半月形の3連リンクです。ブレスレットの素材はミドルケース同様に950プラチナが使用され、最高級シリーズに相応しい仕様となっています。留め具の部分は、パーツが外側に目立たないコンシールドタイプとなっており、高級感が増していますね。
プラチナのデイデイトで36mmサイズは、2020年11月現在では生産終了している為、今後は流通量は減少していくと思われます。
実用性を兼ね備えたラグジュアリーウォッチに、更にステイタスにもこだわりたい方には是非お勧めしたいモデルです。
50代男性へおすすめのユーズドラグジュアリーウォッチ ②ハリーウィンストン
続いて「ハリーウィンストン」のご案内です。ハリーウィンストンとは、1932年にアメリカで設立された、最高級ジュエラーです。「ダイヤモンドといえばハリーウィンストン」という位、ジュエリーに興味の無い男性でもご存知の方は多いブランドですが、創業以降ジュエリーの製作と共に高級複雑時計の製造を行っており、腕時計に関しては複雑で独創的なモデルが多く、玄人好みの腕時計メーカーでもありますね。
ハリーウィンストン プルミエール エキセンター タイムゾーン
代表作の「プルミエール」シリーズは、ラグにデザインされた3つのアーチが大きな特徴となっています。ニューヨーク5番街にあるハリー・ウィンストン本店の正面がイメージされているようですね。また、「エキセンター」の意味は、直訳すると「中心から外れる」という意味です。こちらのモデルは、あえて中心をずらしてデザインをしています。
かなり複雑な造りとなっていますので簡単にご説明致します。先ず3時位置にあるホームタイム(生活拠点の時間)は、昼夜を表すナイト&デイ機能付きで表示されています。
6時位置は日付表示、 9時位置にあるローカルタイム(現地時間)はレトログラード(扇型のメーターで針が最後まで到達するとジャンプして開始地点に戻ってくるという反復運動を行う複雑機能)表示となっています。
最後の、12時位置に配されたパワーリザーブインジケーター (ゼンマイ残量が視認出来るメーター)も複雑機構の1つですね。リューズを巻き上げればメーターが進み、時間が経過すれば自動的にメーターが減少するという複雑な仕組みです。
様々で複雑な仕組みが、スマートな39mmのミドルケース内に整然と収まっています。機械好きな方には、大変お勧めの仕様になっておりますので、是非一度こちらもご検討頂きたいモデルですね。
50代男性へおすすめのユーズドラグジュアリーウォッチ ③パテックフィリップ
最後は「パテック フィリップ」です。「パテック フィリップ 」とは、1839年に創立された老舗名門時計メーカーですね。高い技術力で数々の特許を取得し、永久カレンダーやミニッツリピーター等の超複雑機構を手掛ける世界最高峰時計の数々は芸術の域に達しており、その完成されたデザインや性能には世界中からの憧憬が止むことはありません。
本日は、シンプルな美しさと無駄の無い造形から、丸型のスタンダードウォッチの代名詞となっている「カラトラバ」シリーズからのご案内です。「カラトラバ」とは、12世紀のスペインの宗教騎士団の名称ですね。ちなみにパテックフリップのロゴには、4つの百合の花をモチーフにした「カラトラバ十字」が採用されています。
パテックフィリップ カラトラバ
カラトラバシリーズといえば、1932年に発表されたカラトラバの原点である、初代の「96」モデルが有名ですね。こちらの「3919」は、1986年頃から派生したモデルとなりますが、製造期間は約20年間のロングセラーで、当時の本流モデルの「3796」に負けず劣らずと、手巻きカラトラバの代表作の1つとなっています。
緻密なホブネイルパターンのベゼルに、硬質感のあるポーセリン風ダイヤルの組合せがとても上品ですね。また、 33mmの小振りなケースも魅力的で、生産終了した現在でも多くのファンに愛されています。
絢爛豪華ではないですが、最高峰メーカーの腕時計を永年愛用したい、いずれはご家族に譲って差し上げたいという方にはお勧めですね。
まとめ
これら以外では、「オーデマ・ピゲ」や「ランゲ&ゾーネ」などの一部をラグジュアリーモデルとする方もいらっしゃいますね。一概にラグジュアリーと申しましても、絢爛豪華なモデルだけではなく、ブランドで選択する方も結構いらっしゃいます。ラグジュアリーモデルは他にも多数存在しますので、またの機会にブログでご紹介させて頂ければと思います。