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「差異が生み出す価値:ロレックス ディープシー Ref.116660 MARK-I」10月9日2018年

2018-10-09 19:19

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ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。

本日ご紹介の時計は、ロレックス ディープシーRef.116660です。2008年に発表されたディープシーはロレックスのダイビングモデルのデザインそのものでありながら、市販モデルとしては考えられないほど肥大したケースフォルムと、そこに宿る3900メートル防水という驚愕のスペックをストイックに追求し生み出されたモデルです。

なお、2018年にはディープシーRef.116660の後継モデルとして、Ref.126660が発表されました。ムーブメントの刷新や、ブレスレット幅の見直しなど細部を見れば全くの新型ですが、そのコンセプトそしてスタイルは、変えるべき点がない程の完成度を持って引き継がれています。


Ref.116660は10年程の生産期間でありながら、3種類のダイヤルのバリエーションが確認されており、今回ご紹介のモデルはMARK-Iダイヤルにあたります。MARK-Iダイヤルの特徴は王冠の中央が長く伸びている点に加え、DEEPSEAとSEA-DWELLERの”S”が”Z”を反転したような角ばった書体になっています。また生産期間も2008年~2009年頃の1年間程、シリアルであればM、Vに該当すると推測され、その判別しやすい特徴と、現存数の少なさから今後の人気高騰が予想されるダイヤルです。

MARK-II、MARK-IIIダイヤルに関しては、王冠とDEEPSEAとSEA-DWELLERの”S”は通常の書体に改められ、主に防水表記の細かな違いで分類がされています。また生産期間はMARK-IIが2009年頃~2013年頃、MARK-IIIで2013年頃~2018年頃と10年間に渡るRef.116660の製造期間の大半を占めることから、目にする機会が多いダイヤルと言えます。

ディープシーに限らず、一つのリファレンスの製造期間が比較的長いロレックスにおいては、同じリファレンスでも生産時期や、版の交換など仕様変更によって、ダイヤルやベゼルに幾つかのバリエーションが存在することがあります。このような極僅かな差異は、世界中で絶大な人気を誇り、新品・中古共に巨大なマーケットを持つロレックスの価値を更に高める要因ともなっています。また、あまりにも完成度が高く、その名が知れ渡ったロレックスは、生産終了となったモデルの評価基準として前述の要素がしっかりと作用し、希少性の裏付けと価値が高められていきます。

未来を断定することは出来ませんが、今回ご紹介のRef.116660 MARK-Iダイヤルにおいても、生産終了かつディープシーというモデル自体の個体数の少なさに加え、生産期間の極限られたダイヤルという点から、今後の需要が期待できるモデルと言えます。ご興味をお持ち頂けましたら、是非ともこの機会にご検討くださいませ。

ロレックス ディープシー Ref.116660 MARK-Iダイアル

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