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「プラベゼルを彷彿とさせる 新作デイトナ:ロレックス”116500LN”」 2016年7月19日

2016-07-20 13:06

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こんにちは、銀座エバンスの稲田です。日差しの強い日が続きますね。
みなさまお出掛けの際には熱中症などに気を付けてお過ごしくださいね。

さて、本日は待望の新作デイトナ 116500LN” をご紹介いたします。

昨年からお客様から伺ったりいろいろな噂が出ていたりして、私自身とても楽しみにしていた新生デイトナ。

一目見てわかる主な変更点はセラミック製のベゼルですね。
2005年にまずはGMTが初出のセラクロムベゼルは、サブマリーナ、シードゥエラーと続いて遂に大物デイトナにも採用されることになりました。
前作までのベゼルはステンレス製だったため、傷やヘコミが目立ち、サブやシードに関してはステンレス製のベゼルに、アルミニウムのプレートを嵌め込んだもので、傷だけでなく紫外線による色褪せも生じていました。
セラミックは傷や衝撃にだけでなく熱や酸等の薬品、腐食に強くて硬い大変優れた素材なのです。

ロレックス社が秀逸なのはただ単にベゼルの素材を見直したという所だけではありません。
ベゼルにするためセラミックをリングのプレート状にし、ここに数字を彫ってその彫った部分にプラチナを流し込んだのです。そして表面のプラチナを削れば、数字と刻みの部分にプラチナが残る、なんとも贅沢な仕上げ。
このセラクロムベゼルに変更になり、耐傷性・耐衝撃性の向上と共に、高級感もアップしました。

キャリバーは前作と同じ4130です。
ロレックス社が誇る技術をすべて注ぎ込んだ完全自社製ムーブメントで、以前のムーブメントを全面的に改良しています。クロノグラフの部品数を大幅に減らし、コラムホイールと垂直クラッチを搭載したため、瞬間的で極めて正確な計測が可能となりました。

そして心臓部であるテンプのヒゲゼンマイの素材には、ロレックス社が5年もの月日をかけて研究・開発したパラクロムを採用、ベゼルと共に耐衝撃性と更には耐磁性も向上しています。
2005年発表のこの自社製ヒゲゼンマイは、ニオブという素材を主材料とし、ジルコニウム、ハフニウムなどで構成された合金です。
ニオブはレアメタルのひとつで電子光学製品などの重要な部分に採用されており、スペーシシャトルの素材やリニアモーターカーを浮かせるための電気磁石のコイルにニオブ・チタン線が使用されていたりと耐熱性・耐衝撃性に優れる一種の形状記憶合金として活躍しています。

ジルコニウムもレアメタルのひとつで、酸化膜が形成されたジルコニウムは耐蝕性・耐熱性が強く、殆どの化学物質と反応しないという特徴があるため、医療機器などに採用されています。

「パラクロム・ヒゲゼンマイ」は、従来のものと比べ約10倍の耐衝撃性を持ち、温度変化・耐磁性に優れ、高い復元力を持っています。その色は美しいブルーに輝いていて、高温で焼くことにより酸化皮膜を形成させ、耐久性を更に持たせているのです。
振動数が28,800ながら、通常の時計と比べてテンワが大きく、両持ちのブリッジとあわせて外からの影響を非常に受けにくいムーブメント。

キャリバー4130はあらゆる姿勢差において等時性を保ち、72時間ものパワーリザーブを誇る、ロレックス社の素晴らしい発明品のひとつなのです。

1960年代のプラベゼルデイトナをも彷彿とさせる、新デイトナ。
今までのモデルより更に向上した高級感、視認性及び艶感。
ホワイトはお店に並ぶ前に完売となり、ブラックはほぼ即日完売、言わば幻のデイトナです。

前作は文字盤のインダイヤルがシルバーだったのに対し、新作はブラック。

ここも伝説のプラベゼルを想起させるポイントですね。

ブレスレットは116520と同じ真ん中艶あり仕上げで、セラミックベゼルとの見事な調和が素晴らしいです。

入荷したら是非、一度お手に取ってこの質感を体験してみていただきたいです。

また、前作の116520は完全に生産が終了しており、今後どんどん稀少になって参ります。
116500LNと合わせてご興味のある方は是非、お早めに私までご連絡くださいませ。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。

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