「ヴァシュロン コンスタンタン 1950年代アンティーク Ref.4870のメンテナンス」2015年12月5日
2015-12-05 12:18
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ブログをご覧の皆様こんにちは。銀座エバンス アフターサービス部の竹内です。
今回はヴァシュロン コンスタンタンのアンティークをご紹介させていただきます。
今回ご紹介するRef.4870はCal.P1019/1を搭載したモデルで、1950年代頃の製造と思われます。
ジャガールクルト製キャリバー493をベースに独自に改良を施しております。
今の耐震装置とはだいぶ違います。バネをスライドさせて石の上にテンションをかけるタイプです。ビジュアル的にとても映える作りになっています。スワンネックも高級ムーブメントの名に恥じないつくりになっています。
自動巻きは初期のスイッチングロッカーを採用しており、両方向巻上で巻上効率を高めています。ローターの下にはベアリングのボールが隠れています。今のボールベアリングとは違い、受けとローターの間にボールだけを入れるタイプです。
18Kゴールドケースに収められたムーブメントは、スクリューバックケースにより守られています。
ダイアルの焼けや劣化もほとんどみられないコンディションですので、どうぞお手にとってご覧ください。
本日より店頭に登場です。
エバンスでは自社内にメンテナンスルームを完備し、ロレックスを中心に多くの整備実績があります。ぜひ一度ご相談ください。