「エポックメイキングの旗手:IWC ダ・ヴィンチ」2013年1月11日
2013-01-11 19:33
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ブログをご覧の皆様こんにちは、福永でございます。
本日はIWCのヴィンテージコレクションから、ダ・ヴィンチ(USED)をご紹介いたします。
IWC創業140周年を記念し生産されたこちらは、1970年発表のオリジナルデザインを今に甦らせ、そして同社ならではのペラトン巻き上げ機構を備えた自動巻きムーブメントを搭載する、過去と現在をつなぐモデルと言えます。
個性的なデザインを持ったダ・ヴィンチですが、その特徴を表すならば”エポックメイキングの旗手”と言えるのではないでしょうか。
1970年代に当時の最先端技術の賜物である同社初のクォーツムーブメント「ベータ21」を搭載するモデルとして、また1985年には2499年までの西暦を4桁表示できる画期的な永久カレンダー機構を搭載し、複雑時計のカテゴリーに実用性と現実味を与えることに成功しています。更に1986年には、現在では一般的になりつつある酸化ジルコニア(ファインセラミックス)を採用するなど、時代の契機、そして転換点を決定付ける役割を担ってきたモデルこそがダ・ヴィンチと言えます。
六角形の特徴的なフェイスに合わせるインデックスは、中央から放射状に伸び5分刻みのアップライトインデックスと、分単位のインデックスが小気味良いダイヤルデザインを生み出しています。
直線を基調とした多面的なケースデザインは、様々な角度から子細に見ていくほどに、その作り込みの素晴らしさ、仕上げの丁寧さを感じ取っていただけるはずです。
ケース裏側はスケルトン仕様となり、IWCならではのペラトン巻き上げ機構を備えた自動巻きムーブメントCal.80111を見ることができます。クラシカルなケースと、伝統的なムーブメントを現代の技術で昇華させた姿は、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの名を冠すに相応しいモデルでございます。