BASEL WORLD 2012:番外編 vol.2
2012-03-12 00:41
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こんにちは、福永です。
本日は、バーゼルワールドの会場の様子をご紹介いたします。
バーゼルワールドが現在のようなスタイルとなったのは1972年と言われており、毎年出展企業そして来場者数を増やし、今では国をあげての一大イベントとなっています。
広大な会場は6個のホールで構成され、それぞれが2~3階の多層構造となっています。
なかでも第1ホールの一階はフェアの顔とも言えるスペースであり、ロレックスの巨大なブースが鎮座しています。
その向かい側にはパテックフィリップそしてショパールがブースを構え、来場者の期待と高揚感を否が応でも高めてくれます。
その奥には、世界最大の時計グループであるスウォッチグループのブースが並びます。
毎年、恒例となっている巨大な水槽を用いた演出を行なうはブライトリングです。
一週間という極限られた期間に莫大な資金を投入しブランド演出を行っても、それに見合うだけの価値あるイベント、世界中に計り知れない宣伝効果の見込めるバーゼルワールドの持つパワーをひしひしと感じます。
日本を代表するセイコーも勿論、ブースを構えています。そしてセイコーの向かい側には、勢いを増してきたシチズンのブースがあります。
セイコーのガランテは、生真面目な国産時計が苦手としてきた「色気」を時計に宿す事に成功した数少ない例として、国内はもとより海外でも高い人気を誇ります。
そのガランテの新作がこちら、ローリングストーンズモデルです。今までにも鉄腕アトムやブラックジャック等のユニークなモデルを生み出してきたガランテだからこそ成し得たユニークピースです。
近年、機械式のメンズモデルに注力しているエルメスのブースも賑わいを見せています。
エルメスは時計を皮革製品同様、揺るぎないプレミアム商品として展開出来るよう、今後の舵取りが重要になってくるのではないでしょうか。
クリスタルで有名なスワロフスキーも時計分野への進出が著しいブランドです。
元来、新作発表あるいは商談の場として機能してきたバーゼルワールドも、メディアへの露出、来場者数の増加に伴い、ブランドのブティック或はそれ以上の誂えの様相を呈すようになってきました。
一般来場者にとってメジャーブランドのブース周りは、ウィンドウショッピングを楽しむ感覚、それが今日のバーゼルワールドの在り方なのかも知れません。
次回も、引き続き会場内の様子をご紹介いたします。