“ 冒険者”の名を冠する探検家用プロフェッショナル・ウォッチ「エクスプローラーⅠ」。
世界初となるエベレスト登頂時の装備品としてオイスターパーペチュアルの特別モデルが携行され、その登頂時のデータや登山家からのフィードバックをもとに、エクスプローラーは1953年に誕生しました。
大きなメルセデスハンドや、3・6・9の視認性の良いアラビア・インデックス を用いたデザインは当初から変わることなく、長きにわたる伝統的な意匠を継承しています。
素材バリエーションはステンレスのみ、そして文字盤もブラックのみの展開となっており、シンプルに「時間」を知るためのツールとして ロレックスの目指す堅牢性、そしてカレンダーまでも排除することで生み出される抜群の視認性を特徴としたモデルです。
ロレックス エクスプローラーI Ref.14270の特徴
大きなメルセデスハンドや、3・6・9の視認性の良いアラビア・インデックス を用いたデザインは当初から変わることなく、長きにわたる伝統的な意匠を継承しています。
1990年に、ヴィンテージに類する前モデル(Ref.1016)から大きくモデルチェンジし、リファレンスは5桁へ移行。ドーム状のプラスチック風防から、フラットなサファイアガラスへの変更など、より実用的でモダンな仕様になりました。
デザインや機能的にもシンプルなエクスプローラーⅠは、他のスポーツモデルに比べ、リーズナブルといえる価格でしたが、 1997年に日本のドラマにて「エクスプローラーⅠ(Ref.14270)」が 着用されたことで爆発的な人気となり、デイトナに次ぐ人気機種として、当時としては珍しく定価以上のプレミア価格で取引されていました。
初期生産品(E番、X番の一部)では、 3・6・9のアラビア・インデックスに白いラインの無い、通称「ブラックアウト」と呼ばれる希少モデルが存在しています。インデックスに黒いラインが入り、スタイリッシュな印象で人気のブラックアウトは年々中古相場が上昇しています。生産本数はわずかのため、今後も価格が上がっていくと思われます。
ロレックス エクスプローラーI Ref.14270のスペック
- 素材:ステンレス
- ケースサイズ:直径36mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3000 )
- 防水性能:100m
- 夜光素材:トリチウム → ルミノバ
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス エクスプローラーI Ref.14270の製造年
1990年(E番) ~ 2000年(P番) 【生産終了】
ロレックス エクスプローラーI Ref.14270のムーブメント
自動巻き-Cal.3000(ロレックス自社製ムーブメント)
もともとはノンクロノメーター仕様のCal.3000をベースに、エクスプローラー向けにクロノメーター化したムーブメントになっています。
精度向上を目的にムーブメントをハイビート仕様の振動数に変更した当時の次世代ムーブメントを搭載して誕生したRef.14270。ムーブメントの基本構造は、現行モデルとほとんど変わらず、完成度の高いムーブメントです。