ブログをご覧の皆様こんにちは。販売部の福田でございます。
本日は、IWCの誇る「パイロットウォッチ」シリーズの中から、「マークⅫ」をご案内させて頂きます。
IWC
「IWC」とは、「フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ」によって、1868年にスイスのシャフハウゼンに設立された老舗時計メーカーです。
シャフハウゼンはドイツ国境付近となっており、場所柄でしょうかIWCの腕時計は絢爛豪華というより、質実剛健なシリーズが豊富ですね。
主力シリーズには、「パイロット ウォッチ」やダイバーズウォッチの「アクアタイマー」、ドレスウォッチである「ポルトギーゼ」、上品な「ポートフィノ」などが取り揃えられており、日本でも幅広い層に人気となっています。
※IWCとは、『International Watch Company』の略であり、日本で は“インター”の愛称で親しまれています。
パイロット ウォッチ シリーズ
主力シリーズの1つである「パイロットウォッチ」は、飛行士向けに開発された腕時計です。
始まりは、1930年中頃に発表された耐磁性脱進機を備えたモデルとなっています。コックピット内の磁気から腕時計を守る為の仕様ですね。
その後、1948年には耐磁性を持つ軟鉄製 (鉄とニッケルの合金) インナーケースを備えた「マーク Ⅺ」が発表されます。
インナーケースは、軟鉄製の文字盤、中枠、内蓋でムーブメントの表裏と側面を覆うことで、可能な限り外部からの磁気の侵入を防ぐという構造になっており、耐磁性を飛躍的に向上させることに成功します。
マークXIは、1980年代前半頃まで流通していましたが、耐磁ケースの先駆けとなった傑作モデルですね。
※腕時計の構造上、「針の設置」部分や、ゼンマイを巻き上げるためにセッティングされている「巻き芯」部分など、完全に密閉することは出来ませんが、高い耐磁性を実現しています。
マークXII
そして、本日ご案内している「マークXII」は、マークXIの後継機として1994年に発表されました。パイロットウォッチらしい、航空機の計器をイメージした文字盤が印象的です。
又、こちらのモデルのムーブメントは、ジャガールクルト社製Cal.889をベースとした自動巻き(Cal.884/2) を搭載していることが大きな特徴となっています。
※マークXIIの後継機であるマークXV~XVIIはETAベース、XVIII、XXはセリタベースのムーブメントになりますので、マークXIIは中々ユニークなモデルとなります。
目の細かいデザインの11連ブレスレットの着け心地も良く、華美な装飾は一切ありませんが、個人的にはとても目を惹くモデルですね。
軟鉄製インナーケースは健在の上、カレンダー表示が付き、動力が手巻きから自動巻きへ変更となったことで実用性は高くなっていると思います。
先日、お買い上げが決まり、現在は在庫を切らしておりますが、時計好きの方に是非お勧めしたいモデルですね。
※パイロットウォッチは、その後マイナーチェンジを重ね、2023年2月現在まで続くロングセラーシリーズとなっています。
【マークXII→マークXV→マークXVI→マークXVII→マークXVIII→マークXX(現行モデル)】
その他のオススメ36mm
スイスの老舗高級時計メーカー「オーデマピゲ」の「ロイヤルオーク デュアルタイム」です。
こちらのモデルは、異なる2つの地域の時刻を知ることが出来るデュアルタイム機能に、ゼンマイの残存量を知らせてくれるパワーリザーブインジケーターまで搭載した複雑時計です。
針表示のカレンダーも2時側に配されていますが、そこまで大型でもない36mmのケースにバランス良く収められていますね。スマートな腕時計でも、様々な機能を重視したいという方に大変お勧めです。
スイスの高級時計メーカー「ロレックス」の代表作の1つ、「エクスプローラー」です。
ムーブメントをしっかりと守る気密性の高い構造や、流行に左右されないシンプルなデザインが人気の理由で、世界中で愛用されているモデルです。
マークXIIとは、日付の有無やブレスレットの形状、防水と耐磁など異なる点はかなり多いのですが、シンプルなデザインで雰囲気が似ている為、当時はこの2つで選択に迷う方は非常に多かったですね。様々状況において活躍が期待できますので、王道の腕時計をお探しの方にお勧めの36mmですね。
まとめ
近年、人気モデルの主流サイズは40mm前後となっていますが、あまり腕時計を目立たせたくないというご意見も多く、36mm位のサイズの需要はまだまだ高いですね。
今回はごく一部でしたが、また機会がございましたら別なモデルをご案内させていただきたいと思います。その他、36mmサイズの腕時計はこちらからご覧くださいませ。