シンプルイズベスト!?「IWC ポートフィノ ハンドワインド(型番:2010)」
2021-09-21 11:30
ブログをご覧の皆様こんにちは。今月はあまりスッキリとしない天気が多かったですが、そのお陰で酷い暑さに悩まされることが少なかったような気がします。最近は秋の気配が感じられ、徐々に涼しくなってきました。皆様も風邪など引かないようにお気をつけ下さい。
さて、本日ご案内する腕時計はユーズドの手巻きの「ポートフィノ」です。「IWC」が誇るドレスウォッチですね。華美な装飾はなくても、醸し出すエレガントな雰囲気が魅力的です。シンンプルな腕時計をお探しの皆様にご参考いただければ幸いです。
IWC
「IWC」とは、アメリカ人技師である「 フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ 」によって1868年にスイスのシャフハウゼンに設立された老舗時計メーカーです。ドイツの国境付近という土地柄、実用的で質実剛健なモデルが豊富ですね。
ちなみに「IWC」の意味は社名である『International Watch Company』の頭文字をとっています。日本では親しみを込めて「インター」と呼ぶ方も大勢いらっしゃいますね。
IWCの商品展開には、「ポートフィノ」シリーズ以外に、飛行士向けに開発された「パイロット」や、ダイビング人気の高まりを受けて開発された「アクアタイマー」等のカジュアル系も豊富に揃っており、日本でも幅広い年齢層に人気となっています。
ポートフィノ
モデルのご案内の前に「ポートフィノ」の説明です。「ポートフィノ」とは、イタリアのジェノヴァに近いティグッリオ湾に面している港町の名前に由来します。
かつては小さな漁村だったそうですが、数十年前からセレブの集まる別荘地となりました。
そして、その南欧の優雅な雰囲気を意識して1984年に発表された「ポートフィノ」は、現在ではIWCを代表する人気シリーズの1つとなっています。
尚、現行モデルの中にはシンプルなモデルだけではなく、パワーリザーブインジケーター搭載しているものや、クロノグラフ、トゥールビヨン等の複雑時計も存在しております。
左の画像はパワーリザーブインジケーター搭載の現行モデルです。動力は手巻きとなっており、驚愕の8日間のパワーリザーブを実現します。
ポートフィノ ハンドワインド (型番:2010)
それでは「ポートフィノ ハンドワインド (型番:2010)」のご案内です。1993年から2005年まで生産されていました手巻きシリーズですね。18金イエローゴールド製ケースのモデルも存在していましたが、こちらは18金ホワイトゴールド製ケースとなっています。
ベゼルやダイヤルは、シンプルとなっており華美な装飾は一切ございません。ただし、風防のサファイアガラスはドーム型を使用していますので、気取らない中にも優雅なこだわりが感じられます。ケースサイズ32mmとは思えない存在感ですね。
動力は手巻き式です。自動巻き式のように腕に着けて、使用していれば勝手にゼンマイを巻き上げていくような構造ではありません。オルゴールと同様に、ご使用に必要な分はご自身でゼンマイを巻き上げて頂きます。
若干手間がかかるかもしれませんが、機械式時計の醍醐味と捉えて敢えてシンプルな構造を楽しんで頂ければと思います。
まとめ
装飾らしい装飾はありませんが、だからこそシンプルウォッチを地で行くモデルです。流行廃りに影響されたくない方やスマートなサイズを検討している方には大変お勧めです。プライベートやビジネスだけではなく、冠婚葬祭含めて幅広く活躍してくれること間違いありません。
また、最近はこのような小振りな腕時計は探しにくくなっております。機会がございましたら是非一度お手にとってご覧くださいませ。