「永遠に不滅の人気機種:ロレックス エクスプローラーⅠ」2015年6月26日
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こんにちは。エバンスの藤本です。
本日はロレックスの代表作とも言えるエクスプローラーⅠの3世代モデルをご紹介します。
Ref.14270…(1990年~2001年)
先代のRef.1016からフルモデルチェンジし大きな進化を遂げたRef.14270。
内部には当時の最先端技術を投入した高振動自動巻きムーブメント、Cal.3000を搭載。風防はプラスチック素材から圧倒的な強度を誇るサファイアクリスタルを採用。ダイヤルはインデックス、および基盤のカラーも艶と深みのあるブラックになり、シャープで高貴な印象を持つデザインとなりました。
また、このRef.14270には初期の生産でシリアルナンバーが“E”と“X”にのみ存在し、通称「ブラックアウト」と呼ばれているレアダイヤルが存在します。
その特徴は、インデックスの「369」に白いラインが無く、メタルの数字が剥き出しのタイプとブラックのラインが入っているタイプの2種類あります。
さらに、当初は王冠マークのロゴなどのダイヤル表記がメタルカラーのものも存在しています。
1995年~1996年にはブレスレットのバックルがシングルロックからダブルロックに変更され、さらにケースサイドのブレスレットを繋いでいる横穴が塞がりました。そして1999年頃にはインデックスの夜光塗料がトリチウムからスーパールミノバに変更、ダイヤルの6時位置の表記も変わりました。
Ref.114270…(2001年~2010年)
ロレックスの数あるモデルの中でも初期モデルから引き継がれる完成されたデザインゆえにほとんど変更点がなかったRef.114270。
外観ではインデックスや文字がほんのわずか細くなり、風防の6時位置にレーザーで刻まれた王冠マークが入ります。ムーブメントはテンプ受けがツインブリッジのCal.3130に進化し、メンテナンス性や精度の安定性が向上した。フラッシュフィットは堅牢な一体型へと、細部に渡るリファインが評価されました。
2007年からはインナーリング(ダイヤル外周)に「ROLEX」の文字が刻印されたルーレット刻印が登場します。12時位置にはクラウンマーク、6時位置にはシリアルナンバーが入っています。
Ref.214270…(2010年~)
ケースが代々の36mmから39mmにサイズアップし、ダイヤルの基盤カラーは前モデルと比較するとトーンがわずかに明るくなった印象になっています。またインデックスの「369」は「ブラックアウト」を彷彿させるメタル感が表れています。針やインデックスの夜光塗料は従来のスーパールミノバからクロマライトに変わり、発光色がグリーンからブルーに変わっています。
また、外観だけでなくムーブメントも改良されています(Cal.3132)。耐磁性に優れ、温度変化に強いブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが採用され、耐久性と精度を向上させています。さらに、耐震特許技術のパラフレックス・ショック・アブソーバが備わっている。ともにロレックスの独自開発となり、耐磁性・耐衝撃性が飛躍的に向上しています。
ブレスレットは、前モデルでは中空だった中央のリンクパーツが無垢パーツに変更され堅牢性がアップ。バックルには約5mmの微調整が可能なエクステンション機能であるイージーリンクを備えるなど利便性、着用時の快適性や着脱時の操作性を向上させています。
(※追記:2016年に同じ型番のままマイナーチェンジが行われました。針が太く大きくなり、3・6・9の数字も夜光となりました。)
ロレックスの人気の原点14270、その人気を不動のものとし爆発的な人気を築き上げた114270、現代に調和しさらに進化を続けた214270、どれもが魅力にあふれ、世界中のロレックスファンから敬愛されるべき名作と言えます。