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「特別な存在感:金無垢GMT フジツボダイアル Ref.16758」2015年6月23日

2015-06-23 11:00

(※本文中のリンクは、サイトリニューアルのためリンク切れになっていることがございます。予めご了承ください。)

こんにちは、エバンスの稲田です。
暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆様いかがお過ごしですか?
梅雨の時期です、突然の雨に備えて、お出掛け前はカサをお持ちになってくださいね。

さて本日は、金無垢GMT ・ フジツボダイアル
をご紹介いたします。

Ref.16758

ジェット機時代と呼ばれる1950年代、数多くの旅客機が空を飛び始め、そのパイロット達は
世界の様々な場所の時刻を同時に確認しなければならなくなりました。
飛行機旅行の黄金時代、航空会社のパイロット達の要望にこたえ、開発されたのがGMTマスターです。
その機能性とロレックス独自の堅牢性、日常の様々な場面でも着けることのできるデザインは、
パイロットだけでなく、富裕層、一般の方々へと現在では親しまれています。
視認性を高め、普及することを望んだデザインだからこそ、世界で最も多く使われているアラビア数字を
ベゼルに大胆に採用したことも納得できます。

また、超音速旅客機コンコルドが最後のテスト飛行を行った際、パイロットがGMTマスターを身につけて
おり、超音速飛行においてGMTマスターは非常に貴重な存在となったという逸話もあります。
この伝説の飛行機、コンコルド。
音速で飛ぶのですから、その機体の製造コストは計り知れませんし、オイルショックなどの影響により、
運賃がファーストクラスより高いというまさに富裕層向けの乗り物。
このようにコンコルドとの密接な関係からも分かるように、当時GMTマスターは富裕層に向けたモデルで
あり、金無垢の登場というわけなんですね。
今回はその製造期間が約8年間という金無垢、GMTマスターのご紹介です。


Ref.16758の製造は1980年から1988年頃、金無垢GMTのサードモデルです。
前身の1675/8との違いは、風防がプラスチックからサファイアクリスタルへ、ムーブメントが
Cal.1570からCal.3075へと変更になりました。
これにより、50mだった防水が100mへ、振動数が19,800から28,800へとアップしたため、
耐久性も精度面も向上しています。

Cal.3075はRef.16750等にも搭載されておりますが、この金無垢GMT16758同様、
製造が約8年という短い期間でした。
というのもテンプが片持ちから両持ちへ変更されたCal.3175を、ロレックス社が既に研究を重ね、
開発した為です。
そしてCal.3175はGMTマスターⅠの最終モデルとなるRef.16700のためのキャリバーで、
やはりこちらも短命でした。
アンティークや、少し前のモデルを勉強していて思うことは、ロレックスは一切の妥協を許さず、
常に前進し続けているブランド、デザインはそのままに、その時代に合ったいいものを私達に届けるために
作り続けている。だから世界中の人々が知っていて憧れる存在なんだと私は思います。


こちらのRef.16758は、“フジツボ”と呼ばれる立体感のあるインデックスで、
他のモデルにはない特別な存在感を放っています。
色は他にブラウンが存在しますが、ブラウンのやわらかい印象とはまた違い、
ブラックはキリッとしたイメージでかっこよく腕にスパイスを与えてくれることでしょう。

生産本数が少ない為、なかなかお目にかかれない一本です。
是非一度お試しなさってください。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。

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