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「飽きない時計」ありますか? 間違いのない時計選び

2024-02-13 11:00

エバンスブログをご覧いただきありがとうございます、銀座エバンスの福永です。

今回は時計好きにとって永遠のテーマとも言える「飽きない時計」について、これに関しては私自身に向けての問い掛けでもあり、今後の時計選びの一つの指針となるように、一つの考えを記していきたいと思います。

まず「飽きない時計」について、これは万人に向けた最適解がある訳ではない事は百も承知ですが、究極に好きなデザインや憧れのモデルを見つけ購入に至り、他に見向きすることなく過ごせたならば、心穏やかに過ごせるのでしょうが、人の心は移ろいやすく、また時計沼という言葉もあるように、興味が深まれば深まるほど他か気になってしまうのも、また事実かと思います。

そんな気持ちと葛藤しながらも、これを持っておけば他に目移りすることが無いのは?と思えるモデルを選んでみました。

エクスプローラー

「飽きない時計」として、まず一本目にご紹介したいのがロレックスのエクスプローラーです。

エクスプローラーについては時計にあまり興味のない方でも、その存在を知っているのではないでしょうか。
広く一般に認知されたエクスプローラーは、言うなれば高級時計における大定番のモデルと言えます。

EXPLORER Ref.14270

ロレックスという絶大な知名度を持ち、エクスプローラーの名が示すように探検家用モデルとして生み出されたそれは、堅牢さが重視されるプロフェッショナル向けモデルの祖として、その後に続くモデルにも多大な影響を与えてきました。

エクスプローラーの歴史は1953年の初代モデルに始まり、ロレックスの数あるモデルの中においても70年余り続くロングセラーモデルであり、現在に至るまで幾度かのモデルチェンジが行われてきました。

EXPLORER Ref.224270

屈強なオイスターケースに、視認性に優れたダイアルと針を配したデザインは、いかなる状況下においても時刻を確認する上で必要十分であり、2010年代以降は外装面における品質も飛躍的に向上し、極めて信頼性の高いムーブメントと混然一体となったそれは、高級実用時計の一つの到達点と見せてくれたと言えます。

一方でロレックスはメジャーすぎるとか、エクスプローラーは他の人と被りやすいと言った意見も聞かれますが、今回テーマとした「飽きない時計」といった点に絞ってみれば、ネガティブな意見を置き去るほどに優れた製品であるエクスプローラーは、その普遍性も含め強くおすすめ出来るモデルと言えます。

ロレックス エクスプローラーの在庫状況はこちらからご確認頂けます。

トンダPF

続いてのご紹介はパルミジャーニフルリエのトンダPFです。

1996年設立とブランドの歴史は若いパルミジャーニフルリエですが、今やムーブメント製造会社のヴォーシェをはじめとし、時計製造におけるパーツ製造企業群を有する一大マニュファクチュールへと成長を遂げています。

2021年に発表されたトンダPFは、パルミジャーニフルリエの旗艦モデルとして、また現代社会が求める新たな高級時計像を見事に作り上げた点において、次代のクラシックを担う存在として高い支持を得たモデルと言えます。

TONDA PF Ref. PFC914-1020001

トンダPFに関しては多くのモデルが展開されますが、代表的な意匠としては下記のようなものがあげられます。

ブランド名やモデル名などのテキストが取り除かれたダイアルには、12時位置に「PF」ロゴのみが配され、繊細なバーリーコーンギョーシェは落ち着きと同時に静かな存在感を与えています。

TONDA PF Ref. PFC914-1020001

また、トンダPFマイクロローターにおいては、モデル名にあるようにマイクロローターを備えた薄型自動巻きムーブメントCal.PF703が搭載され、ケースは厚みを7.8mmに抑えられています。
また、ベゼル素材には繊細な加工が難しいプラチナが採用され、225本もの緻密なローレット加工が施されています。
そして装着感に優れたブレスレットの滑らかさは筆舌に尽くしがたく、トンダPFの大きな特徴の一つとなっています。

「飾り過ぎず、完成度が極限まで高められた」と表現されたトンダPFは、分かる方には分かる、高級時計が求める華美さとは対極にあるアンダーステートメントを見事に体現したモデルと言えます。

パルミジャーニフルリエ トンダの在庫状況はこちらからご確認頂けます 。

タンクルイカルティエ

「飽きない時計」最後のモデルは、カルティエのタンクです。

カルティエと言えばタンク、タンクと言えば時計の歴史に燦然と輝くアイコンと言えます。

TANK LOUIS CARTIER Ref.11402

タンクはその名が示すように戦車をモチーフとしたサイドの並行ラインが特徴の角型時計であり、1917年に生み出されたタンクノルマルがオリジナルと言われています。

その後、1922年にはケースサイドをほっそりと丸みを持たせたフォルムに改め、より洗練されたデザインを与えられたタンクルイカルティエが生み出され、タンクの人気を決定的なものとしました。

TANK LOUIS CARTIER Ref. W1529856

タンク、それは時計という枠組みを超えたスタイルを持ち、アンディー・ウォーホルやカトリーヌ・ドヌーヴなど多くの著名人にも愛され、タンクをこよなく愛する人を「タンキスト」と呼ぶ言葉までも生み出すに至りました。

数あるタンクの中でもタンクルイカルティエは、 時代に合わせた改良が施されながらも薄くシャープでありながらエッジは滑らかなフォルム、ふっくらとした曲面を描き出すガラスといった普遍的なフォルムを忠実に守り、長年に渡り生産が続けられ現在でも高い人気を博しています。

カルティエ タンクの在庫状況はこちらからご確認頂けます 。

普遍性、そしてシンプルなデザイン

これまで「飽きない時計」をご紹介してきましたが、多くの方にとってそれはシンプルなデザインである事、これに勝るものはないのではないでしょうか。

加えてデザインの普遍性、類するカテゴリーにおいて原点として確固たるポジションを築いている点、それらが長い時の中で風化しない魅了を持ち、長く飽きずに使える大切な要素となってくるのではないでしょうか。

皆様もぜひ、ご自身にとっての「飽きない時計」を見つけてみて下さい。

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