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パテックフィリップ~5000J~

2023-08-15 11:00

エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。

皆様今年の夏はいかがお過ごしでしょうか。暑い日が続いていますので水分補給をしっかりして体調管理に気を付けていきたいですね。くれぐれもご自愛ください。

今回は腕時計界の中でもトップに君臨するパテックフィリップから、カラトラバRef.5000Jのご紹介をさせて頂きます。

Ref.5000J

ドレスウォッチの最高峰であり、完成形とでも言えるカラトラバ。そんなエレガントで紳士的な時計の中でも変わり種と言える時計のご紹介となります

最後までお読み頂ければ幸いです。

①パテックフィリップ

世界三大時計メーカーの一つであり、世界最高峰の時計メーカーであるパテックフィリップ。各界の著名人や富裕層の方々が愛用しているブランドであり、多くの顧客を抱えています。

高級腕時計というとロレックスやオメガ、タグホイヤーなどが知名度が高く、多くの人々に知れ渡っていますが、それらのブランドを超えて雲上時計とも呼ばれているのが三大時計メーカー(パテックフィリップ・オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタン)です。

デザインから設計まで自社一貫製造はもちろんの事、高級腕時計の中でも数少ない永久修理を保証しているのがパテックフィリップです。過去の複雑機構のモデルでも代替えパーツを作り修理するというのですから時計のオーナーにとっては非常に安心感があります。

ブランドの始まりは1839年と古く、180年以上もの歴史を誇ります。創業時は「パテック チャペック社」という社名であり、アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックという二人のポーランド人により1839年に創設されました。

現在のパテックフィリップの社名へと変更となったのは1844年のパリ産業博覧会がきっかけとなっているのですが、ここでパテックは運命的な出会いを果たすことになりました。

パリ産業博覧会において、リューズ巻き・針合わせ機構を備えた懐中時計と出会ったパテックは、製作者であるフランス人時計師のジャン・アドリアン・フィリップと「世界最高の時計を作りたい」という思いが合致し、意気投合したのです。

このことをきっかけにチャペックの代わりにフィリップが技術者として就任し、1851年には正式に経営者として加わったことで現在まで続く「パテック フィリップ社」へ変更することとなったのです。

1932年には創業者一族がメゾンの所有権をスターン家に移譲することになりますが、新たな経営者も創業者の意思を継ぎ、革新性と芸術性を今日まで追求し現在に至ります。

超が付くほどの人気モデルであるノーチラスやアクアノートをはじめ、グランドコンプリケーションなどの複雑機構モデルに至るまで様々なラインナップを有しています。

②カラトラバ

パテックフィリップの中でも、ブランドの象徴として君臨しているのが「カラトラバ」です。

ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンド型腕時計の模範とされるシリーズは大人気ロングセラーとなっています。

ドレスウォッチというカテゴリーの中でもこれほどまでに世界中のセレブを魅了し、人気を博しているのはカラトラバが唯一ではないでしょうか。

カラトラバのコレクション名の由来は、12世紀に誕生したスペインのカラトラバ騎士団に由来しています。

ブランドのロゴはカラトラバ騎士団のシンボルマークである「カラトラバ十字」をモチーフとしており、剣とユリの花をモチーフとしています。

初代カラトラバの発表は1932年。Ref.96は通称「クンロク」と呼ばれ、1932~1970年代前半に生産されていました。現在でもその存在は多くのファンの心を鷲掴みにしています。

クンロクのデビュー以後、脈々とそのDNAは受け継がれ、数々の銘品が生み出されてきました。

③Ref.5000J

Ref.5000J

カラトラバの中でも、変わり種とも言えるのがこちらのRef.5000Jです。

Ref.5000は素材違いで3種類(ホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールド)あり、Ref.5000G・Ref.5000R・Ref.5000Jとなります。

Ref.5000GとRef.5000Jは共に黒文字盤。Ref.5000Rはピンク文字盤というカラトラバのシリーズでは珍しいカラーの文字盤を採用しています。

登場は1994年頃となり、2003年の生産終了まで9年間の生産期間でありました。

また、カラトラバではセンターセコンドのモデルが多い中、こちらのモデルは4時位置にスモールセコンドを配し、アップライトのアラビアインデックス、ダイアル内周のレイルウェイ・ミニッツトラックなども珍しい仕様となります。

シースルーバックからは22Kのローターが顔を覗かせます。細部までこだわった大変美しいムーブメントが見れるのもパテックフィリップならではの醍醐味ですね。

ケースは33mmと小振りなサイズ感です。ドレスウォッチですので袖口にもしっかりと収まり、エレガントな存在感を示します。男女兼用としてもお使いいただけるサイズ感と思いますので、パートナーと兼用でご使用になられても良いのではないでしょうか。

基本は崩さず、しっかりとカラトラバのDNAを受け継ぎながらモダンな印象に仕上がっています

④まとめ

カラトラバの中でも珍しい仕様のモデルであるRef.5000J。

生産終了品のモデルであるため、現在の中古市場では目にする機会も減り、非常に希少なモデルとなっています。

ブログ掲載時は販売済みとなってしまいましたので、ご覧いただくことは出来ませんが、次回入荷することが有ればぜひ実機をご覧頂きたい時計です。

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