エバンス オンラインショップ担当の大貫です。
2021年4月7日に発表された新型「エクスプローラーⅠ Ref.124270」が、ようやく入荷いたしました。2021年の新作では、ステンレスモデルに加えてコンビ仕様も登場しましたが、まずはステンレスモデルのみの入荷となります。
早速、気になるエクスプローラーⅠの旧モデル(Ref.214270 & Ref.114270)との比較や、ディテールの違い、手に持った印象などをご案内してみたいと思います。
追記)2023年のロレックス新作が3月27日に公式サイトで公開されました。40mmステンレス素材の「エクスプローラー40」(Ref.224270)も登場、当記事で紹介する36mmステンレス素材の「エクスプローラー36」(Ref.124270)や、36mmYGコンビ(Ref.124273)は継続。現行モデルは36mmと40mmの2種類となっています。
エクスプローラーⅠのモデルチェンジの概要
- 2021年4月7日、ロレックス公式サイトにて発表
- 型番が「Ref.124270」へ変更
- ケースサイズが39mmから36mmにサイズダウン
- 文字盤デザインは2世代前の114270を踏襲
- 国内定価は、前モデルよりも安い設定 ¥687,500→¥676,500
- シリーズ初のコンビモデル(Ref.124273)が登場
- 70時間パワーリザーブの新世代ムーブメントCal.3230を搭載
- ダイアル6時位置の表記が「SWISS 王冠 MADE」に
エクスプローラー1 新旧比較
先代の214270からのモデルチェンジということで、新型の型番は『224270』と予想してしましたが、同じ36mm径である2世代前のRef.114270と繋がりが強いためか、『124270』となっている点は興味深いところです。
細かな変更点は多々があるものの、前モデル(ref.214270)からの大きな違いは『大きさ』です。ケースサイズ(リューズ含まず)が39mmから36mmに変更となりました。写真でも一目瞭然ですね。
腕時計でサイズが3mm違うとイメージは大きく異なりますが、全体的な印象は伝統的なエクスプローラーⅠのデザインを踏襲。 文字盤の表記は変更となり、「EXPLORER」のロゴが12時位置に移動しています。
2010年まで生産されていた、2世代前のモデル(Ref.114270)が、今回の新作と同サイズですので、文字盤のデザインも含め、『エクスプローラーの原点回帰』と言えます。中古市場でも36mmのRef.114270や、Ref.14270は根強い人気がありますが、昨今の流行サイズとしては、36mmサイズは小振りな部類です。
Ref.114270との比較
同じ36mmのケースサイズで、2010年に生産終了となったRef.114270と比較してみたいと思います。
横に並べて比べますと、ほとんど変わらないデザインで、どちらが新作なのか分かりにくいと思いますが、細かく見ると違いがあります。針や各インデックスが太く、文字もくっきりしたようになっています。またラグ幅が20mmから19mmに変更されたことで、全体的にシャープな印象となっています。
ブレスレットの幅が変更になったことで、着け心地は大きく異なります。実際に着用すると、今までの固定観念によるものかと思いますが、「結構細いな・・・」と感じます。
なお、文字盤外周の見返し(シルバーのサークル)部分の幅(高さ)も変わっていますので、文字盤がより“深く”なることで立体感があり、高級感が増しています。ベゼルも若干ですが幅広になっているもの分かりますね。
駒数にも違いがあります。新型の方がコマ数が少ないものの、バックル部分が長いため、全体的なバランスは変わりません。バックル部分は現行モデルと同様となりますので、114270に比べると剛性が高く、信頼感のある仕様になっています。
重量に関しては、114270では約105gのところ、新型124270では120gと若干増加しています。ブレスレットの無垢素材が増えたことで、重さが増しています。
搭載する次世代ムーブメント
昨今のロレックスでは、モデルチェンジのタイミングで、ムーブメントが刷新されており、今回も例に漏れず次世代ムーブメントへと変更されています。
搭載されるムーブメントは、2020年に発表された次世代ムーブメントと呼ばれるCal.3230。2020年にモデルチェンジしたサブマリーナーのノンデイト仕様や、オイスターパーペチャルに搭載されたムーブメントと同じものです。
精度の安定性や耐衝撃性はもちろん、パワーリザーブが約70時間(約3日間)と長くなったことで、使い勝手が向上しています。
新型エクスプローラーⅠ(Ref.124270)の感想
今回発表されたエクスプローラーⅠ「Ref.124270」は、前モデルからのモデルチェンジということではなく、Ref.114270が、現代時技術でアップデートした・・・というイメージですね。個人的には好ましいモデルチェンジだったと思います。
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→ROLEX(ロレックス) エクスプローラーⅠ Ref.124270