「時代を越えたクラシック：ゼニス ヴィンテージ1965」 2014年5月30日

ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。
本日はゼニスのニューヴィンテージ1965をご紹介いたします。

ニューヴィンテージ1965(USED)
Ref.35.1965.670/01


エルプリメロに代表されるクロノグラフモデルで知られるゼニスですが、その前夜、もう一つの側面を体現したモデルがニューヴィンテージ1965です。
1965年、ゼニス創業100周年を記念して発表されたスクエアケース、アメリカ経済の成長に代表される変化の時代に、機能的かつエレガント、そして創造性に長けたそれは、過去とは異なるアプローチをもって迎え入れられました。

端正なスクエアフォルムは正面から、そして側面からではがらりと印象を異なり、複雑な線の集合の上に成り立っている事が分かります。また、当時の風防を彷彿とさせる曲面をサファイアで再現する加工の美しさも目を見張ります。

エレガントなフォルムを作り上げる上で必要となるのは薄型ムーブメントの存在です。ゼニスはその中でも自動巻の利便性を備えたムーブメント エリート670を採用しました。

20世紀中頃に生み出されたフォルムは、現代の技術を持って再構築され、時代を超えたクラシックとして紳士の腕元を印象付けます。控えめでありながら、確かな存在感を持って。