「技術の結晶:IWC インヂュニア」2011年3月15日
2011-03-15 10:33
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こんにちは、福永です。
本日はIWCの技術の結晶とも言えるインヂュニア(USED)を2点ご紹介いたします。
手前
■型番 Ref.IW323401
2007年に発表され、44mmの大型ケース、セラミックベゼル、バックスケルトンというスポーティな機械式時計の魅力を凝縮したモデルと言えます。
しかしながら技術屋のIWCらしく、決してデザイン一辺倒に製品作りを行っている訳でない事は、細部に目を移して頂ければすぐにお分かりいただけます。
小さな動きでも効率よくゼンマイを巻き上げられる、自社開発ムーブメントCal.80111を搭載。その優れたムーブメントの恩恵を受けるがごとく採用された立体感に富む大きく幅の広い時分針、そして高級時計の一つの基準とも言えるダイヤル外周までしっかりと伸びた秒針が、正確な時をオーナーに伝えてくれます。
また、ベゼルに用いられたセラミックは精悍な印象を与えるとともに、高いスクラッチ耐性を備えています。そして、ソストストラップはアクティブな印象を演出すると同時に、手首へしなやかな装着感を与えてくれます。
現行スタイルの礎となる、2005年発表の新生インヂュニア、そのAMGモデルです。
IWCとメルセデスAMG、『テクノロジーの限界を押し広げる』という両社にとって共通した企業理念のもと制作され、ケースにはIWCの得意分野とも言えるチタンを採用し、ダイヤルは赤をアクセントにした控えめながら存在感の強いデザインとなっています。
また、同社伝統のペラトン自動巻機構を備えたムーブメントを軟鉄製のインナーケースで保護する事で80,000A/mという高い耐磁性能を持ち合わせています。
ぜひこの2モデルで、インヂュニア(=エンジニア)と名付けられた時計の魅力を存分に味わってください。堅牢で実用性に富む機械式時計の世界を垣間みる事が出来るはずです。