カルティエ腕時計の名品 “タンク”
2024-01-30 11:30
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寒さが苦手なので毎日本当に寒いです泣…
私にとってはこの時期の数少ない楽しみの一つなのですが、毎朝日が出る前にカーテンを開け、日の出前からの綺麗な朝の太陽を眺めながら、うっとり。。。する余裕は無く小学1年生と保育園年少ボーイの身支度や朝食、それに夕食の下準備を時計とにらめっこしながら、本当に綺麗な日の出に元気をもらいながら、1日の始まりを過ごしております。
夏至に比べ冬至は日の出の時間が3時間以上も遅いことを、みなさんは知っていましたか?日照時間は1日に5~6時間も差があるなんて!!
さて今回はカルティエの普遍スタイル、“タンク”をピックアップ致します。
タンク フランセーズ
タンクフランセーズは100年を超えるカルティエの歴史的な名作、「タンク」シリーズがから1997年に誕生しました。20年以上にもわたる歴史の中でもほとんどデザインを変えておらず、そのためどんな年代やシーンも問わない普遍性を有します。
「タンク」の由来は「戦車」、タンク フランセーズはフランスの戦車。カルティエのレディース腕時計の中で、「タンク」と言えばタンクフランセーズを思い浮かべる方は少なくないと思います。コーナーをカットした正方形のケースは戦車を、ブレスレットは戦車のキャタピラをイメージしてデザインされています。
一目で分かるカルティエらしいローマ数字インデックスの文字盤に、ブルー スチールの針、そしてケースと完全に一体化した、サテン仕上とポリッシュ仕上のコンビの立体的で芸術的なブレスレットまでもが、宝飾性の高いとても洗練されたデザインです。世界トップジュエラーとも言われるカルティエの、一生使い続けられる腕時計としてもおすすめです。
現行は2024年1月現在、サイズはスモールモデル、ミディアムモデル、ラージモデル、素材はスチールモデル、イエローゴールドモデルのバリエーションで生産されています。
タンク アメリカン
1988年に発表されたタンク アメリカンは、美しいカーブを描く縦長のケースが特徴です。 力強さとエレガンスが兼ね備わったタンク アメリカン。 湾曲したラインが、シャープささとやわらかさを組み合わせたレクタンギュラーのフォルムを描き出します。
ゴールド素材のケースのバリエーションが多く、よりラグジュアリーなタンク アメリカンですが、近年はスチール素材も生産されていました。 腕元を華奢に見せる縦横のサイズ感。フォーマルなシーンに特に活躍し、控えめにも見えるので好印象を与えるアイテムにも!
画像は生産終了モデルのスチール素材のモデルですが現行は、ミニ、スモール、ラージサイズモデルで素材は全てピンクゴールド、ラージモデルは革ベルトモデルのみ、そしてホワイトゴールドモデルはミニサイズのみの、ベゼルとブレスレットにダイヤモンドのパターンが生産されています。
タンク ルイ カルティエ
1917年にルイ・カルティエ自ら創作し、そして自ら愛用した「タンク ルイ カルティエ」は、「タンク」 シリーズの原点です。タンクは第一次世界大戦中に活躍し、戦争を終わらせたと言われている、ルノー製戦車の平面設計図をモチーフにしたデザインで平和への敬意が込められています。
レクタンギュラーのフォルム、大胆なライン、丸みを帯びたアタッチメントの角。ルイ・カルティエが取り入れたモダンなディテールは、後にアールデコと呼ばれる様式の先駆けとなりました。 時代に合わせながらクラシックを新しくさせた斬新の典型がこの「タンク」、カルティエの腕時計を語る上では欠かすことの出来ないモデルなのです。
現行はSM、LM、ラージサイズ、素材はイエローゴールドとピンクゴールドの全て革ベルトモデルの生産です。
タンク アングレーズ
直線を主張としたなかにも曲線をより一層際立たせた特徴的なデザインはタンクアングレーズ。リューズがケースに埋め込まれているような、タンクシリーズの中でも個性的なデザインです。2012年に発表されたこのモデルは、ジェンダーフリーな時代にマッチする近代的タンクです。
タンクシリーズの国名コレクションは、カルティエの創業者の孫であるルイ・カルティエが3兄弟で、それぞれがパリ、ニューヨーク、ロンドンに店を持ち、活躍していたその国に由来しているといわれています。
タンクアングレーズは現在生産はされていませんので、中古市場で出会えるかどうかという希少性も…
「タンク」のコレクションは他にも「タンク サントレ」、「タンク アシメトリック」、「タンク シノワーズ」、「タンク アロンジェ」、「タンク ノルマル」「タンクソロ」「タンクマスト」「タンクサントレ」「タンク ア ギシェ」「タンク バスキュラント」「タンクMC」、2020年新作の「タンク アシメトリック」などなど数多く、でも共通しているのは伝統と近代を融合させた、どんな時代にもマッチする魅力溢れるデザインだということです。
長い歴史と数多くのバリエーションを持つタンクは、ユーズドやヴィンテージ市場でも人気があります。現行にはない、生産終了モデルのユーズド、ヴィンテージウォッチならではのエイジングも魅力となるからです。個体ごとにエイジングを楽しめるのはヴィンテージだけです。
朽ちることの無い美。どんな時も自分に寄り添ってくれる、強さと平和の象徴“タンク”―
最後までお読みいただきましてありがとうございました。