エバンス オンラインショップ担当の大貫です。
一時期に比べ、このところロレックスの相場も安定していた雰囲気がありますが、まだまだ高いロレックス。スポーツモデルだけでなく、デイトジャストなどのスタンダード系も手が届きにくい状況が続いています。
まだまだ、人気が衰えることのないロレックス。その人気も影響しているところですが、モデルにより様々な愛称(ニックネーム)が名付けられています。
以前は長い年月から、いつの間にか愛称が定着してきましたが、最近は新作発表から間もなく、有名ブロガーや評論家、愛好家など影響力のある誰かのつぶやきから一気に拡散。あっと言う間に広がる感じです。
2020年代に誕生したニックネーム
2020年といえばつい最近。コロナウイルスが猛威を振るっている時ですね。それ以降に発表された新しいロレックスにおいても、いろいろな愛称が誕生しています。もちろんロレックス公式ではありませんので、ご注意ください。
“スターバックス” ⊳ 126610LV
“スターバックス”は、2020年に発表された41mmケースの新型サブマリーナー・グリーンベゼル「Ref.126610LV」のニックネーム。グリーンベゼルとブラック文字盤の組み合わせが、いつからか“スターバックス”の愛称となりました。当初は違和感がありましたが、確かに見ているとそのように見えてくるのが不思議ですね。
前モデルではグリーンベゼル×グリーン文字盤のため、「ハルク」の愛称であり、2世代前の「16610LV」では、今作と同じカラーリングですが「カーミット」の愛称が付けられています。
“ウィンブルドン” ⊳ デイトジャスト系
ロレックスのアンバサダーである、テニス・プレーヤー「ロジャー・フェデラー」が、2017年ウィンブルドン優勝時に着用していたモデルが『デイトジャスト41(Ref.126303)・スレートダイアル』。
濃いグレーカラーの“スレート”文字盤に、グリーンの縁取りのローマインデックスが特徴の文字盤。グリーンはロレックスのコーポレートカラーですが、テニスコートの“芝”のイメージもあり、「Ref.126303 スレート・ローマダイアル」はウィンブルトンモデルとして認知されていきます。
当初、上記の文字盤は「デイトジャスト41」のみの展開で、特別高い人気があるモデルではありませんでした。しかし、2021年に36mm径の「デイトジャスト36」へも採用されたところ、コロナ過での入所困難な状況から、人気に火が付き価格は高騰。文字盤の違いだけで2割~3割ほど高くなる状況となっています。
それ以降、人気ダイアルの1つに数えられ、同タイプの文字盤を通称『ウィンブルドン・ダイアル』と呼ばれるようになりました。
“スプライト” ⊳ 126720VTNR
2022年に発表されたレフトハンド仕様のGMTマスターⅡ「Ref.126720VTNR」が“スプライト”と呼ばれています。左利き仕様という、これまでのロレックスには無いモデルは、発表当初から大きな話題となっています。
市場流通前から愛称が付けられるほど注目度が高い“スプライト”。幸いなことに、弊社でも2022年5月中に入荷があり、手に取ることができましたが、 個人的にスプライトといえば明るいグリーンのイメージですが、実際はダークトーンの色合いです。少し印象が異なります。
これまでのGMTマスターの雰囲気とは大きく異なるRef.126720。レフトハンドということだけでなく、ベゼルは「ブラック×グリーン」のバイカラーを使用し、これまでにないベゼルパターンなので、非常にプレミアム感があり、人気が出そうです。
GMTマスターはニックネームの宝庫。ほとんどのモデルにニックネームがありますが、早々に名付けられたのが炭酸飲料の「スプライト」。GMTマスター径がなぜか炭酸飲料のネーミングが多いので、それに合わせて名付けたられたのでしょうか。
ちなみに、これまでのGMTマスター系は、ベゼルカラーが愛称となっています。なぜが炭酸飲料系のニックネームが中心です。
- ブルー×レッド 『ペプシ』(126710blro、16710、16700等)
- ブラウン×ブラックorゴールド『ルートビア』(126711chnr、16713)
- レッド×ブラック『コーク』(16710等)
まとめ
これだけニックネームの多い時計ブランドは稀ですね。しかも市場流通に愛称が根付くということも異常。それだけで世界的にロレックスの人気の高さが伺えます。
まだまだニックネームは出てくる予感があります。お手持ちのロレックスにもニックネームを付け、SNSなどで拡散すれば、定着するかもしれませんね。是非名付け親にチャレンジしてみてください。