エバンスブログをご覧の皆さま、こんにちは。
10月11日(月曜日)いかがお過ごしでしょうか。
本来でしたら「スポーツの日」で祝日でしたが…、オリンピック開催に伴う、改正特別措置法による最後の祝日移動日となり、平日です(私のカレンダーは措置法施行前の印刷なので真っ赤な祝日です!汗)。くれぐれもお間違えの無いようお過ごしください。
さて、今回も前回に引き続き、腕時計に付属するボックスにスポットをあててみました。もはや工芸品?時計を収納するだけじゃもったいない!!インテリアにしたくなる美ボックス、ワインディングマシーンが付いた機能派ボックス等々、魅力満載の名品ボックスをご紹介してまいります!
エバンスで取り扱う腕時計の大半を占めるのが、やはりロレックスです。個人の感覚的なものになりますが、長くロレックスとともに過ごしてまいりますと、お買取り品など、箱を拝見するだけで、中の時計の年代やコンディションが、なんとなく分かるようになります。時計とともにお客様と歩まれてきた大切な時間がしっかりと箱にも刻まれて。味わい深く、雰囲気あるエイジングがボックスにも生まれます。
時代の変化に順応するロレックス
以前のロレックスは、メンズ・レディス・ボーイズ・スポーツタイプとサイズや素材で分類される展開となっていました。色柄ともにロレックスを象徴する高貴なデザインが印象的。
とくにレディースモデルのボックスとして多く出回っていた、外箱に「パール柄」を配した「レディースボックス」デザイン。女性の方ではこのボックスをお持ちの方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。中のメインボックスも深いレッドを基調とした上品なつくり。腕時計との世界観と相まって優美な印象ですね。
ボーイズサイズやステンレス素材のモデルを中心に付属していた「ボーイズボックス」。外箱に「世界地図柄」を配したデザインは、グリーンを基調とした少しカジュアルなテイスト。
レディースサイズとボーイズサイズの箱の大きさは同じサイズで、メンズサイズより少し小ぶりなサイズ感。クッション枕に腕時計を挟みこみ、それと同等のフカフカした蓋を閉めると時計が隙間なくホールドされ、抜群の安定感を実現します。
コンビネーションのスポーツ系モデルを主に収納する「スポーツモデル ボックス」。メンズモデルより少し大きめでCリングにはめるタイプ。レギュラーボックスよりワンランク上級となるこちらは、メインボックスに上質の木材を採用(深みのある木調で高級うな重でも入っていそう!?…)し、スポーティエレガンスを印象づけました。
(メンズウォッチのボックスについては、前回のブログでご紹介しております)
ジェンダレス化が進む近年では、メンズやレディス、ボーイズなど時計の差別化がなくなり、それとともにボックスのデザインにも変化が。大きさの違いがあるものの、現行(1つ前の世代から)は一律同じデザインになっています。慣れもあるのかもしれませんが、個人的にはもう少し変化をつけてみても面白いのではないかな、とも思います。
とはいえ、ロレックスの中古市場は絶賛好評中。まだまだこの箱をご覧になる機会は多い筈です。
ラグジュアリーボックス
1980~1990年代、日本の経済はバブル景気で絶頂。高級品への需要が高まる中、ロレックス金無垢などのラグジュアリーラインにも注目が集まりました。時計に見劣りしないボックスは華やかで絢爛豪華。ロレックスも一気にバブル街道を駆け上がりました。
レディースボックスでは、パール柄のレギュラーボックスを大きくしたボックスが主でしたが、他にもメインボックスの外蓋に美しい刺繍を施したもの、プラチナなどのハイエンドモデルに付属するボックスには、外箱が紙素材で大理石風柄、メインボックスはこのままキューブディスプレイにも使えそうなロイヤルブルー箱のものもありました。キーも着いていて特別感満載です。まるで工芸品のような名品ボックス、女性オーナーの心を魅了します。
メンズ、ボーイズの金無垢ボックスには、コーポレートカラーである深みのあるグリーンに、ウッドやドレープを施すなど、シンプルでありながらも、その存在価値が滲み出る佇まい。高貴なデザインが重厚感を醸し出します。まさにロレックスならではですね。
個性豊かなボックス
メゾンのカラーを彷彿とさせ、一目でそのブランドと分かる。各メーカーが誇る、渾身のボックスの数々。「伝統、風格、大胆さ」どれも個性豊かに体現していて、見るものを愉しませてくれる。(年代やモデルにより仕様が異なります)
これまで、どのメーカーも合皮や中綿などを採用する仕様が多くありましたが、経年により腐食や劣化等が進みやすく、近年は木製や布張りに仕様変更されるものが多くなってきたようです。
衝撃?!こんなボックスもあるんです!!
雲上ブランド、リシャール・ミルは、ボックスもスゴいんです!付属の箱にオートマチックワインダーボックスが付くんです。電源を入れてスイッチを押すと、自動でドアが開き、腕時計をセット。定期的なスィングや回転で、自動巻き式時計のゼンマイを巻き上げます。
「ん?・・・」そうです、手巻き式時計なのに自動巻き式用のボックスを付けてしまうんですから。色んな意味で雲上です。このクラスの腕時計をお召しになるようなオーナーは、他にもたくさんの腕時計を所有されていて、その中の一つをこのワインダーにセットするのではないか?と推測いたしますが、真相は如何に…。
今度こそ!専用のオートマチックワインダーが付く、ウブロ ビッグバン フェラーリです。ウブロ×フェラーリのパートナーシップ限定であるこちらのモデル、時計にはもちろん、ボックスにもフェラーリのレザーシートや赤いステッチ、カーパーツを模した特別感満載のデザインを堪能できます。コンパクトでありながら、重厚感ある素材、ワインディング機能を携えますので、少々の重量があります。が…、置いてしまえばインテリア!パフォーマンスも愉しみつつ、腕時計を収納できます。是非、あなたのお部屋にも!
いかがでしたでしょうか。個性豊かなボックスの数々。
高級ブランドウォッチの顔ともなるボックスですから、腕時計とともに愉しみたいですよね。今回も腕時計に付属するボックスにスポットをあててご紹介してまいりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。