銀座エバンスが選ぶ30代男性におすすめの腕時計
2021-08-17 11:00
皆様こんにちは。今回は30代男性におすすめの高級腕時計をご紹介したいと思います。30代というと仕事やプライベートで様々な転機が起こりやすい年代かと思います。仕事では昇進して責任のある立場になる人もいるでしょう。プライベートでは結婚や家の購入をしたりなど大きな買い物もあるかもしれません。
そのような一つの節目である時期に選ぶ時計は重要です。ビジネスのシーンやプライベートでも人づきあいが多くなればそれなりのステータスを備えた方たちとの交流もあるでしょう。20代の頃とは違い、時計の見た目だけでなく中身や歴史などにもこだわりたいものです。
購入を検討している方は、プライベートだけでなくビジネスの場においても力強い味方となってくれる時計の購入を考えましょう。
腕時計を選ぶ際のポイント
30代の男性が一つステージを上げて高級腕時計を選ぶ際には、20代の頃と同じようにオシャレというだけで選ぶのは少しもったいないです。高級腕時計は着用者の経済力や社会的地位など、いわゆるステータスを表すような指針となる為、常に見られている事を意識して時計選びをしましょう。
特に今後お仕事でもステージが上がっていく方たちにとっては、相応の身だしなみになります。高級腕時計を着用していることで取引先の方とも、腕時計のお話で盛り上がることもあるかもしれません。
また、家族を持った方は責任ある立場になり風格が求められることもあるでしょう。
では、ピンからキリまである価格帯の腕時計の中でどのようなものを選べば良いのか。一般的な価格帯の幅としては、20~50万円くらいがおすすめになります。安すぎるのはもちろんですが、あまりに高級過ぎるのも好ましくありません。今回のブログでは50万円前後の時計をピックアップしましたのでご参考になれば幸いです。
30代男性におすすめモデル5選
①スピードマスタープロフェッショナル Ref. 311.30.42.30.01.005
オメガのフラッグシップモデルであるスピードマスタープロフェッショナルです。こちらは通称「ムーンウォッチ」と呼ばれ親しまれている時計です。
時計ファンの間では馴染みのある時計ですね。
1969年7月20日にアポロ11号が人類史上初の月面着陸を成し遂げたことから、ムーンウォッチと呼ばれるに至った背景などのロマンが溢れる魅力的な時計です。
NASAからの依頼で宇宙飛行に対応のできる腕時計の開発に着手した「OMEGA」は、 無重力状態で正確な時刻を刻み、不具合を起こさない時計を作る必要がありました。そこで採用されたのがプラスチック風防かつ手巻き式のスピードマスターだったという話はあまりにも有名な話ですね。
自動巻機構の場合は地球の重力を利用し、時計を着けている腕を振ることによりゼンマイを巻き上げる機能になりますが、無重力空間の宇宙ではこの機能が意味を成しません。万が一自動巻機構に不具合が出てしまった場合は時計全体に不具合が出てしまうことになります。そのようなリスクを省くため、手巻き式を採用したのです。
風防がプラスチックで作られているのにも理由があり、サファイアガラスが万が一、宇宙空間で破損してしまった場合、細かく飛び散ってしまいます。それらがシャトル内部の精密機器に入り込んでしまうと、故障の原因に繋がり人命を脅かす危険性がある為に考えられた風防なのです。
Ref. 311.30.42.30.01.005 はスピードマスタープロフェッショナルの第7世代にあたるモデルであり、完成度の高いモデルの一つです。第6世代のRef.3570.50から見た目の外観はあまり変わりませんが、ブレスレットのねじ留めがマイナーチェンジしています。
パワーリザーブは48時間で約二日間巻となります。手巻き時計で約2日間はやや物足りなさを感じますが、毎日ゼンマイの巻上げをすると時計への愛着も湧くというものです。
スピードマスターの良さは手巻き式にこそあると感じています。機械式時計ならではのゼンマイの巻上げを行い、クロノグラフ機能も付いていることから機械特有の操作性を味わうことが出来るのが最大のメリットです。
付属品も豪華な仕様になっており、替えのナトーベルトや傷見ルーペなどが付属しているので、ストラップを交換して楽しむのもおすすめです。
②ポルトギーゼ・クロノグラフ Ref.IW371491
続いてはIWCから名作ポルトギーゼ・クロノグラフです。Ref.IW371491は鮮やかなブルー文字盤が特徴的な一本です。
1930年代にポルトガル人時計商の為に、懐中時計のムーブメントを使用した大型ドレスウォッチが作られたのが起源となった「ポルトギーゼ」。1939年に誕生し、大きなケースサイズにケースいっぱいまで大きくした文字盤とアラビア数字、リーフ針が特徴となりました。
1930年代当時はアール・デコスタイルが流行していた為、スリムで直線的な四角い時計が流行っていたそうです。その様なスタイルとは真逆ともいえる40mmオーバーの大きな時計で人目を惹きました。
なぜ当時では異例ともいえる大きさのケースサイズになったのか。それは航海用のマリンクロノメーターという高精度時計と同程度のスティール製の腕時計の依頼を受けていた為です。
まだまだ腕時計の草創期であった1930年代当時では腕時計用の小さなムーブメントは発展途上であり、IWCは高い精度の出せる完成度の高い懐中時計のムーブメントを搭載させたのです。
そんな歴史のあるポルトギーゼの中で、今回ご紹介の青文字盤は2017年に新色カラーの文字盤としてラインナップされました。
サンレイ加工を施した青文字盤は光の当たり方によって様々な表情を見せます。時には海のような深い青になり、時には空を思わせる爽やかな青色と表情豊かな顔をしています。
視認性も抜群でクラシカルな見た目ですね。ドレッシーなデザインも大人の男性に抜群に似合う事でしょう。
③カリブルドゥ カルティエ ダイバー Ref.WSCA0006
カルティエからはダイバーズウォッチのご紹介です。惜しまれつつも生産終了になりましたカリブルドゥカルティエの本格ダイバーズウォッチです。
カルティエのメンズ腕時計の中でも抜群の人気を誇った名作です。 従来のカリブルダイバーはステンレススチールのケースを用いているため、ケース側面やラグはシルバーカラーになるのですが、 2015年に発表のRef.WSCA0006はADLC加工が施されており、全体をブラックカラーで統一した見た目となっています。
ADLC加工とは何か?こちらは 「Amorphous Diamond Like Carbon」の 略であり、カーボンを使用してダイヤモンド並みに硬くする技術です。テフロンよりも滑らかなカーボンでコーティングをして、PVD加工よりもさらに傷に強い加工となります。
ベゼルや尾錠にも同じようにADLC加工を施しており、ブラックのケースと相性が良いです。
カルティエのエレガントはそのままに、より男性らしくスポーティーに仕上げた一本です。
④ヘリテージ クロノメトロ TIPO-CP-2 Ref.03.2240.4069/21.C774
大人の男性の時計選びにおいてはゼニスの時計も外せません。
こちらは2016年バーゼルワールド発表の世界限定1000本モデルです。イタリア空軍へ納品された伝説の名機である1960年代の 「CRONOMETRO TIPO CP-2 A.CAIRELLI ROMA」 の限定復刻であり自動巻きクロノグラフとして登場した、ヘリテージクロノメトロ TIPO CP-2です。
当時のオリジナルモデルは1960年代にイタリア海・空軍で使用されていたミリタリーウォッチで約2500本程が製造されたそうです。
オリジナルを忠実に再現したツーカウンターのクロノグラフでレトロさを感じます。ケースサイズはオリジナルと同じく43mmで存在感のあるクロノグラフですね。
見た目はレトロでヴィンテージ風な見た目ですが、ムーブメントには「エル・プリメロ」を搭載しているのもポイントです。
外側だけじゃなく中身にもこだわる、そんな男性におすすめです。
⑤ルミノールベース Ref.PAM00112
パネライからは王道中の王道ともいうべきルミノールベースのご紹介です。究極のシンプルモデルと言える見た目をしています。ベーシックなモデルと言え、初めてパネライを購入したいという方にもおすすめのモデルとなります。
文字盤は二重構造の通称サンドイッチ文字盤であり、夜光塗料がふんだんに使用されている為、夜間や暗所などでの視認性に優れています。
文字盤は至ってシンプルなアラビア数字とバーインデックスを用いた二針となり、秒針やカレンダー機能もなくスッキリとした印象となります。このシンプルすぎる見た目は賛否両論あると思いますが、スッキリとした見た目かつ存在感が欲しいという方には非常におすすめです。
最後に
30代の男性は仕事やプライベートも益々の充実が予想されます。その様なタイミングで人生の相棒ともなる時計を見つけてみてはいかがでしょうか。
また、こちらのブログでご紹介した以外にも良い時計は様々あります。ご自身の立場や使用環境に合うものを選んでいくのも楽しいかと思います。
時計選びのご相談はぜひ銀座エバンスへ。