いつもブログをご覧頂きまして、誠にありがとうございます。販売部の福田でございます。 最近はだいぶ暖かくなり、服装も爽やかな装いが目に見えて増えてまいりました。それに合わせて、腕時計のダイヤルカラーも、視点を変えていつもと異なるものを選んでみてはいかがでしょうか。
正直なところ、メンズの腕時計で人気のダイヤルカラーはブラックです。時間の見易さであったり、流行に左右されない事などが大きな理由として挙げられますね。
実際、腕時計のデザインがシンプルであれば、場所を選ばずにビジネスからカジュアルまで幅広い対応が可能ですので、永くご愛用頂くならブラックダイヤルを選択なさる方がほとんどです。
しかし、カラーはブラックだけではございません。シルバーもあれば、ブルーやピンクもございます。本日は、その中でも時計業界のトレンドカラーであるグリーンダイヤルの腕時計をご案内致します。
グリーンダイヤルで探す高級腕時計 ①タグ・ホイヤー
先ずは、「タグ・ホイヤー」の「カレラ ホイヤー02 スポーツクロノグラフ」のご案内です。「タグ・ホイヤー」とは、1860年に設立されたスイスの老舗時計メーカーですね。創設者「エドワード・ホイヤー」によって設立された「ホイヤー社」は、常に業界の先端を突き進んできました。
例えば1916年に発表された「マイクログラフ」は、衝撃の1/100秒の計測を可能としました。当時は、1/5秒や1/10秒単位が一般的であったことから、その革新的な機能は時計業界に大きな影響を与えました。
その後、1985年にTAGグループの出資となってからは、社名を「TAG・HEUER」へと変更します。そして、1999年にはフランスを本拠地とする巨大ファッショングループである「LVMH」の傘下となりますが、変わらずに革新的なモデルの開発を続けていきます。
2016年には「カレラ キャリバー ホイヤー 02T」を発表。こちらは、複雑機構である「トゥールビヨン」を搭載し、更にはクロノグラフ機構まで備える複雑時計ですが、販売価格は200万円台という驚愕のコストパフォーマンスを実現したことで、大きな話題となりました。
様々な傑作を世に生み出し、時代が移り変わっても常に前を見て進み続ける姿勢が、タグ・ホイヤーの大きな魅力となっています。
カレラ ホイヤー 02 スポーツクロノグラフ
今回ご案内しているモデルは、「カレラ」シリーズの新型です。こちらは、最先端の技術が詰まった自社設計の「キャリバー ホイヤー 02」を搭載。脅威の約80時間のパワーリザーブを実現します。
ちなみに「カレラ」とは、 過酷なレースで知られた「カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ( 1950年から1954年にかけてメキシコの公道を使った行われたカーレース )」からインスパイアされて、1963年に発表されたモデルの名前です。モータースポーツ好きの方は結構ご存知かもしれませんね。
そしてダイヤルは、サーキュラーサテン仕上となっています。サーキュラーとは円や円形を意味し、その円形に施されたデザインが大きな特徴です。微かに放つ光沢がグリーンカラーとマッチして、静謐な雰囲気を漂わせます。
ブラックダイヤルだと、高級感や精悍なイメージがあったりしますが、このような独特な雰囲気を醸し出すことは難しいですね。ご自身用に、こだわりの腕時計をお探しの方にお勧めしたい1本になります。
グリーンダイヤルで探す高級腕時計 ②ロレックス
続いて、「ロレックス デイトジャスト 31mm」のご案内です。「ロレックス」とは、1905年に創設者ハンス・ウィルスドルフによって設立された、スイスの高級時計メーカーです。
世界中の人々に愛用され、日本でも断トツの人気を誇ります。人気の理由は、流行に左右されないデザインや頑強な防水ケースなどが挙げられますが、その名前を世界中に轟かせたのは、ロレックスの3つの発明です。
いずれも常識を覆す発明で、時計業界のその後に大きな影響を与えていきます。
※「ロレックスの3大発明」
『オイスター』と名付けられた防水性と防塵性を備える世界初の腕時計の開発(1926年)
世界初の自動巻メカニズムを持つ『パーぺチュアルローター』の開発(1931年)
ダイヤルの小窓に日付を表示する初の自動巻腕時計『デイトジャスト』の誕生(1945年)
デイトジャスト 31mm
「デイトジャスト」の正式名称は、『オイスター パーペチュアル デイトジャスト』といい、先述の3大発明全てを備えたロレックスの代表作となります。
大きな特徴は、午前零時付近で瞬時にカレンダーが切り換わることです。カレンダーは、時間をかけてゆっくり変更することが当たり前だった当時では、非常に画期的な機能でした。
ちなみに、現行モデルのデイトジャストのサイズは、31mm以外にも28mmや36mm、41mmが存在し、豊富なバリエーションも大きな特徴の1つです。ペアでご検討する方が多いモデルですので、老若男女に幅広く人気です。
こちらのミントグリーンダイヤルは、サンレイ仕上げとなっています。サンレイとは太陽光線を意味し、ダイヤル中心から放射状に線が拡がるデザインが大きな特徴となります。先程のタグ・ホイヤーと同様に光沢もありのありとても上品な仕上げです。ロレックスのグリーンダイヤルでは、このようなタイプはあまり見かけませんね。
決して華美なデザインでは無いので、カジュアルからビジネスまで幅広くお使い頂けます。カラーにはこだわってみたいが、落ち着いた雰囲気の腕時計をお探しの方には大変お勧めです。
グリーンダイヤルで探す高級腕時計 ③ フランクミュラー
最後は「フランク・ミュラー ヴァンガード ブロンズ」のご案内です。「フランク・ミュラー」とは、1992年に天才時計技師「フランク・ミュラー」によって、スイスに設立された高級時計メーカーです。
フランク・ミュラーは、斬新なアイデアとそれを商品にしてしまう高い技術力で、次々と大ヒット作を生み出します。中でも、流線型デザインの「トノーカーベックス」や、長方形の「ロングアイランド」などが有名ですね。日本でも大ヒットのシリーズです。その後も、数々の複雑時計を生み出し、瞬く間に高級時計メーカーの地位を確立します。
ヴァンガード ブロンズ
「ヴァンガード」シリーズは 、ベルトをつなぎ留める為のケースのラグを失くし、すっきりとしたデザインとなっています。ベルトは、バネ棒に通してケースと繋げるのではなく、内側から留めてケース一体型の構造となっていることが大きな特徴です。
また、こちらのケースは銅の合金であるブロンズを使用した1本。酸化などによって生じるエイジングをお楽しみいただけます。
ダイヤルのカラーはハッキリと確認出来ますので、グリーン好きな方はよろしいと思います。ストラップもグリーンですが、このように色や素材が斬新な組み合わせなのに、決して不自然に感じさせないところはさすがですね。
他の方とあまり重なりたくないが、スタイリッシュなモデルをお探しの方にお勧めです。
まとめ
いかがでございましたか。今回のご案内はごく一部となってしまいましたが、
グリ-ンダイヤルはまだまだ他にもございます。
例えば、ロレックスではデイトジャストシリーズ以外にも、鮮やかなグリーンダイヤルを使用しており、それぞれのモデルが人気となっています。特に、2010年に発表されたグリーンサブマリーナーは、10年の実績を作り上げ、流行ではなくその人気を不動のものとします。また、オーデマ・ピゲは昨年同様、今年の新作にもグリーンダイヤルのモデルを発表しています。スタイリッシュなデザインで、こちらも人気の予感がします。
現在腕時計をご検討中の皆様は、定番カラーだけではなく色々お試しになってみることをお勧めします。今後は、グリーンカラーの人気に拍車がかかるかは定かではありませんが、 選択肢が拡がることで予期せぬ出会いはあるかもしれません。