異なる時差を移動する国際線パイロットの要望に応えパン・アメリカン航空と共同開発により 1955年に発表されたGMTマスター。
ベゼルを色分けすることによってGMT針の指す時刻の昼夜が一目で識別できるように工夫がされ、また、短針を独立して操作できる機構を備えることで、GMT針とあわせて、異なる2カ国の時間表示を簡単に知ることができます。
世界初のセカンドタイムゾーンを表示する腕時計として開発されたGMTマスターは、2カ国の時間を表示できる画期的な機能を備え、 トラベルウォッチとして、世界的に人気のモデルです。
ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126711CHNRの特徴
ブラウン&ブラックの2色に色分けされたセラミックベゼルを備えるRef.126711CHNRは、GMTマスターシリーズとしては初となるエバーローズゴールドとステンレスのコンビネーション「エバーゴールドロレゾール」仕様として 2018年に誕生。次世代ムーブメントと呼ばれる3200系「Cal.3285」を搭載し発売されました。
ブラウン&ブラックのセラクロム製ベゼルは、通称“ルートビア”または“カフェオレ”などと呼ばれており、ローズゴールドの色合いにマッチするベゼルカラーです。文字盤はシンプルなブラックで調和のとれたカラーリングとなっています。
前コンビモデルである Ref.116713LN では、イエローゴールドとステンレスのコンビネーションにブラックベゼルが組み合わされた比較的オーソドックスなデザインでしたが、新コンビモデルでは全体的なイメージが一新され、人気のモデルとなっています。
リファレンスナンバーの末尾 “CHNR” は、ベゼルのカラーを表しており、フランス語 で“ Chocolat ”= CH(チョコレート) 、“NR”= Noir(黒)を意味しています。
ブレスレットはオイスターブレスレットを採用。5連のジュビリーブレスレットに刷新されたステンレスモデルとは印象が異なります。
ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126711CHNRのスペック
- 素材:ステンレス & エバーローズゴールド
- ケースサイズ:直径40mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3285 )
- 防水性能:100m
- 夜光素材:クロマライト
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126711CHNRの製造年
2018年(ランダム品番)~
ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126711CHNRのムーブメント
自動巻き-Cal.3285(ロレックス自社製ムーブメント)
ムーブメントは新世代ムーブメントと呼ばれるCal.3285を搭載。従来のパラクロム製ヘアスプリングや、パラフレックス・ショック・アブソーバーに加え、独自開発の「クロナジー・エスケープメント」により、よりエネルギー効率と耐磁性を高めています。70時間のロングパワーリザーブを備え、より信頼性を高めた仕様となっています。
もちろん、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)のクロノメーター認定を受けており、2015年にはロレックス独自の新規格「高精度クロノメーター」の導入により、クロノメーターよりも厳しい検査基準を設けています。