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「時の洗礼を受け、尚美しく刻む:ロレックス デイデイト アンティーク/その人のその薫り」2014年9月16日

2014-09-16 11:00

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こんにちは。銀座エバンスです。
アンティークの時計の極意は、年月を経た味わいと貫禄、そして丁寧な手作業により作り上げられた繊細な深みでしょう。

秋が深まるにつれ、芸術的なもの、深みのあるものに惹かれます。

ROLEX
デイデイト
型番(Ref.) 1803



ROLEX
デイデイト
型番(Ref.) 1803


◆◆その人の、その薫り。

時間を知るためだけなら、ロレックスである必要はない。
しかし多くの人たちが自分のためのロレックスを手に入れたいと思い、やがてその願いを叶えている。
自分の嗜好に対してのこだわり。「わたしは、それが好きだ。」という気持ちの動きこそ、感情と呼べるもの。
この感情、つまりは、人それぞれのその人らしさが、時代の中で薄まっているように思える。

ひとりの人物がいて、彼は生涯を通して自分の嗜好に忠実でありつづけて、
それ故に忘れがたい存在感をこの世に残していった。
彼はウィンストン・チャーチル、その思考は葉巻だった。
チャーチルの好みは、太めの長め。もちろんキューバはハバナ産の葉を使った手巻き。
ゆっくりとくゆらせつつ物思いに耽る。
1時間では短いが、2時間では長すぎる。
そうした注文に対して、葉巻屋は新しいサイズをしつらえると謹んで「CHURCHILLS」と名づけて献上した。
直径18.65ミリ、長さ178ミリ、重さ40グラム。
以後、チャーチルは自身のための特別製であるこの葉巻を愛しつづけた。
一説によれば、91歳の天寿を全うするまでに約30万本をくゆらせ、また友人たちの祝いに贈ったと伝えられている。
いまも「CHURCHILLS」は、レストランや書斎や夜更けのバーで、
それぞれが抱えた政治問題などに思いをめぐらす人たちの手にある。
その市販価格は1本2千円。30万本で6億円の計算。
自分らしくあるために、自分の嗜好に忠実でありつづける。
その際の、多少の出費は仕方がない。

【THE BOOK OF ROLEX より】

お客様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちいたしております。

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