ダイバーズウォッチの使い方
2020-06-23 11:00
エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。今回は男性から特に支持の高いダイバーズウォッチについて書いてみたいと思います。
夏場になると海に行ったりプールに行ったりと、水場のあるところへ出掛ける事も増えますね。そんな時に活躍するのがダイバーズウォッチです。銀座エバンスでも暑くなってくるにつれ、ダイバーズウォッチの売行きが良くなります。
ビジネスシーンでも、ダイバーズウォッチを腕にはめてバリバリ仕事をしているビジネスマンも多いのではないでしょうか。
高い防水性を誇る時計ですので正しい使い方を知り、より安心に使いたいものですね。それではご一読ください。
ダイバーズウォッチとは
今やメンズの定番モデルであるダイバーズウォッチ。その屈強な見た目や機能性の高さに惚れる男性も多いですね。腕時計は機械である為、スペックの高さに拘る方も多いかも知れません。そんな男心をくすぐる時計の魅力をお伝えしたいと思います。
機械式腕時計にとって水は天敵です。なぜなら、内部に水が入ってしまうと数百ものパーツで組まれている腕時計の細かなパーツが錆びてしまい、故障の原因に繋がってしまうからに他なりません。それを防ぐ為に各社力を入れてきたのが、防水時計やダイバーズウォッチです。
防水時計とダイバーズウォッチは、水から時計を守るという機能は同じなのですが言い方の違いがあるように、区別されています。防水時計の場合はあくまでも日常生活防水であり、潜水には適していない時計です。
ダイバーズウォッチの定義ですが、国際的にはISO 6425(国際標準化機構)、日本ではJIS B 7023(日本産業規格)において定義付けられ、要求事項が規定されています。「最低でも100m以上の潜水に耐え、時間を管理するシステムが備わる時計」と定義されています。
一般的には200m以上の防水性を有するものをダイバーズウォッチと呼び、文字盤上に防水機能などの表示をしています。
「時間管理をするシステム」これは逆回転防止ベゼルのことを言います。ダイバーが酸素ボンベの残量を計ったりする際に用いられ、非常に重要な役割を果たします。この時間管理のシステムがないと海において命がけで作業をするダイバー達にとっては、非常に危険となります。
ダイバーズウォッチの機能
今回はロレックスの人気ダイバーズウォッチであるRef.116610LN「サブマリーナ」で見ていきましょう。
特徴①防水性
基本機能として高い防水性が備わります。最低でも200m防水からであり、明確な基準というのはありません。プロユースの時計になると防水性能が何千mもあるものもあり、非常に高機能になります。普段使いする時計では300m防水でも充分過ぎる程に高機能です。
特徴②逆回転防止ベゼル
ダイバーズウォッチにおいて必須機能に当たる「逆回転防止ベゼル」これは高度な作業をするダイバーの方達において、命を守るために大切な機能となります。酸素ボンベの残量をチェックする際に、誤って誤作動を起こし危険な状態になるのを防ぐ為です。
~逆回転防止ベゼルの使い方~
まずはベゼルの12時位置にある逆三角形になっているマークが上になっていることを確かめます。
続いて一番上にあるマークを分針の位置まで合わせます。
そして分針とベゼルの目盛りを照らし合わせて時間を計測します。
この場合、30分程の時間が経過したことが一目で分かります。
最大60分までの計測となる機能ですが、海に潜るダイバー達にとって酸素ボンベの残量は命と同じなので非常に重要な機能となります。
もちろんサラリーマンにとってもお昼の残り時間を計測できるなど、機能として抜群です。
特徴③ヘリウムエスケープバルブ
これはロレックスでいうところのシードゥエラーやディープシーについているものになり、よりプロフェッショナルな時計に採用される機能となります。
水深100mを超える潜水作業の「飽和潜水」という作業時に活躍することとなります。
深度100m以上の深海に潜る際に行われる潜水方法で、酸素とヘリウムの混合ガスを高圧環境下において人体に吸収させ、体内を深海の水圧に耐えられる加圧状態にして海に入ります。
この様な環境の中でヘリウムの分子はとても小さい為、腕時計の中に入り込んでしまう事になります。この状態で浮上をすると、高圧なヘリウムが中に入り込んでいる時計では内側から破裂してしまう可能性が高まってしまうのです。
そこで開発されたのが「ヘリウムエスケープバルブ」です。中に入り込んでしまったヘリウムガスを外に逃がす役割を果たします。まさにプロダイバーの証ですね。
特徴④グライドロッククラスプ
ダイバーの方たちはウェットスーツを着て作業をします。この際に役立つ機能がグライドロッククラスプです。ウェットスーツを着た上からでも簡単にサイズの調整ができるようにと、開発されました。
これは一般の我々が使う機能としても便利になります。少しサイズを変えたいときや、飲みすぎ食べ過ぎで浮腫んでしまった時など簡単に調節が可能です。
愛されるダイバーズウォッチ
ここまでお読みいただいてダイバーズウォッチの機能、使い方についてはお分かり頂けたでしょうか。
幅広い世代から愛されている理由、それはデザイン面はもちろんの事高い実用性を兼ね備えていることです。繊細な使い方をしなければならないドレスウォッチとは違い、タフに使える男らしいデザインに魅了される方は多いでしょう。
各ブランド人気モデルではダイバーズウォッチが上位を占め、多くの支持を得ています。ロレックスやオメガ、パネライにカルティエなど皆様が憧れるブランドには多くのダイバーズウォッチが存在しています。
サブマリーナやシーマスターなど、時計好きでなくとも見たことや聞いたことがある様な名作モデルが幾つもあります。
ロレックスであれば、ディープシー、ブライトリングであればスーパーオーシャン。オメガではシーマスターなど名作が数多くあります。最近ではチューダーのブラックベイも人気の高まりを感じます。
まさにメンズウォッチの定番とも言えるべきダイバーズウォッチ。いつの時代も男の憧れであるダイバーズウォッチの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。