ミニサイズでも存在感を放つ、カルティエの隠れた名品 「タンクアロンジェ」
2025-06-03 11:00
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天気予報では、南から梅雨入りのお知らせが出てきましたね。関東甲信地方では梅雨入りはもうそろそろでしょうか。洗濯物が部屋干し中心になる季節がもうすぐやって来ますね。
さて本日はカルティエの名品「タンク」シリーズのなかでも希少価値の高いモデルの一つ、「タンクアロンジェ」をピックアップいたします。
タンクアロンジェとは

1847年、パリで高級ジュエリーブランドとして誕生したカルティエ。
カルティエ初の腕時計は、1904年に発表されたブラジル人飛行家アルベルト・サントス=デュモンの為に創られた「サントス ドゥ カルティエ」です。
「タンク」ウォッチは1917年に誕生しました。 第一次世界大戦で使用された戦車から着想を得たというその完成された意匠は、時代とともに人々を魅了してきました。現行モデルであるタンクフランセーズをはじめ、タンクアメリカン、タンクマスト、タンクルイカルティエなど、どれも人気のモデルばかりです。
タンクアロンジェが発表されたのは1920年代、初の女性向けサイズとして、通常のタンクよりも横幅を抑え縦に長いフォルムとなったデザインで登場しました。フランス語で「引き伸ばされた・長くした」を意味する“アロンジェ”の名の通り細長く上品な形状が特徴なのが「タンクアロンジェ」です。

タンクアロンジェの華奢で優美なフォルムは女性的でエレガントさ溢れる人気のデザインです。タンクのクラシックなデザインを受け継いでいるので、綺麗めにフォーマルでも、カジュアルなデイリースタイルにも楽しめる万能アイテム。それに世代を問わず愛用することが出来ます。
サイズは縦27mm×横14mmと小ぶりでなんとも女性らしい華奢なサイズ感 です。凛とした存在感を放つフォルムは、現行カルティエウォッチとは一風違った繊細さが魅力的です。
タンクアロンジェの特徴

タンクアロンジェは、初期のヴィンテージモデルではホワイトゴールド、イエローゴールド、プラチナ素材に手巻きムーブメントで展開されていて、後年モデル、1980~1990年代以降はクォーツ式ムーブメント、ゴールドモデルのみの展開です。
ゴールド素材のみバリエーションになっていて、ジュエリー感覚で着用することができます。ゴールド素材を使用することは高級感とエレガントさを演出します。そしてリューズにはブルーサファイア、ケースがダイヤモンドで装飾されたモデルはダイヤモンドがセットされていることで、世界トップジュエラーとして、時計とジュエリーがつながっていることを表しています。
素材はゴールドでも、ミニサイズなので華美になり過ぎないのも特徴です。それに重厚になりません。透明感あるブルーサファイアのリュウズもトップジュエラーであるカルティエならでは。単なる装飾の為だけではなく、「高貴さ」「永遠」「持ち主の守護」を象徴するとされます。
小ぶりなフォルムの中にも、カルティエウォッチのデザインコード、ブルーサファイアのリューズ、グラフィカルなローマ数字、ブルースチールの剣型針、ダイヤル上のローマ数字の1つのシークレットサインなど、カルティエウォッチの伝統、最も象徴的な意匠の一つが込められています。
まとめ
憧れのカルティエウォッチは、、、と言えば「タンク」!という方はとても多いのではないでしょうか。その「タンク」シリーズの中でも小ぶりで上品なタンクアロンジェ。存在感はあってもさりげない、そんなタンクアロンジェは、普段使いではもちろん、パーティやセレモニーなど特別なシーンでも輝きを放つ、ミニサイズだからこその魅力が詰まっっていると思います。
また時代や流行に左右されることのない揺るぎないデザインを持つカルティエのヴィンテージウォッチは、現行品とは違った魅力がたくさんあります。タンクアロンジェウォッチは生産数も少ないとされ、現在は生産終了。そのため希少性は高く、コレクターズアイテムとしても世界中で高い評価を受けています。出会ったときは是非手に取っていただき、その他にはない可愛らしさを実感していただきたいと思います♪
エバンスではカルティエウォッチの買取も行っております。今まで愛用してきたカルティエの腕時計を手放そうかな…とお考えの際は是非、店頭にお持ちくださいませ。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。