ケース製造へのこだわり
メンテナンスの度に研磨を繰り返しても、形状が保ちやすいロレックスのケース造型は、美しいケース仕上げで知られる「パテックフィリップ」と同様に、鍛造によって作られています。
金属の塊を削って形を作る切削と違い、鍛造による造形では、何度もプレスをして仕上げることで金属の密度が高くなり、堅牢で磨いた時にも美しく、滑らかな仕上がりになります。
時計メーカーでは一般的には切削でケース製作が行われますが、切削は文字通り金属を削って作成しますので金属の目は詰まりません。
竹内:『ロレックスのステンレスは素材が固いので研磨作業が難しいんですが、磨き上げると他のブランドと比べて非常に美しくクリアな仕上がりになります。
他のブランドは素材が柔らかいものが多く、磨きやすいのですが、何回も磨くとケースの形が変わってしまいますね。』
金属密度の高い鍛造ケースで、永年にわたって使い続ける事が出来る堅牢なオイスターケースは、ロレックスのデザインを支える要となっています。