IWCのタイムレスなデザイン 「インヂュニア」
2024-07-23 11:00
梅雨が明け、いよいよ暑い、暑い、熱すぎる夏がやって来ました！！エバンス社員の夏休みは海外やリゾート地へ旅行する人、夏祭り、花火を楽しむ人など、この時期ならではの休日を過ごす人も居ます。「令和の夏」は猛暑を避ける過ごし方も増えてきていますが、皆様は夏のお休みをどの様に過ごされるご予定ですか。
今回はIWCウォッチのインヂュニアをピックアップ致します。
IWC
今から150年以上前の1868年、 IWC （インターナショナル・ウォッチ・カンパニー） は、ボストン出身の時計師でありエンジニアのフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによりドイツ語圏である、スイス・シャフハウゼンの地で創業しました。
IWCは世界屈指の高級時計マニュファクチュールのひとつで、 代表するシリーズには、「パイロット・ウォッチ」、「ポルトギーゼ」、「インヂュニア」、「アクアタイマー」、「ダ・ヴィンチ」、「ポートフィノ」と 6つものコレクションがあります。
他のスイスの高級ブランドと異なる部分は、IWCはほとんどの時計に華美な装飾を施さず、あくまでも視認性や操作性を重視し、デザイン面での主張は控えめなのが特徴です。高級腕時計としての価格帯は高過ぎず、コストパフォーマンスに優れ、冷静で洗練された美的感覚が鋭いイメージを持ちます。着けていて印象が良い腕時計ブランドの一つです。
またIWCは永久保証を掲げていて、1868年の創業以来製造されたすべてのIWCの時計に対し、修理やメンテナンスの対応をしてくれます。ほとんどのメーカーが、製造終了後の修理・メンテナンスに必要な部品保有期間があるにもかかわらず、IWCは次の世代にも次の次の世代にも…ずっと大切な腕時計を引き継ぐことが出来ます。
2000年にリシュモングループに加わりますが、これまでのIWCの時計製作への自信とこだわりはそのまま続いています。
日本では「インターナショナル」または「インター」の 名で呼ばれ愛されています。
インヂュニア
インヂュニア はドイツ語で“エンジニア”を意味し、耐磁性を重視して開発されました。1955年、パイロット向けに作られていたパイロット・ウォッチ「 マーク11」を元に、民生用として開発されたのが始まりです。
その後1976年、「インヂュニア」の外観が大きく変わります。このインヂュニアは、オーデマ・ピゲのロイヤルオークやパテック・フィリップのノーチラスのデザインを手がけた、天才時計デザイナーと呼ばれるジェラルド・ジェンタ（1931～2011）がデザインし、これまでの印象を一新させました。このジェンタデザインの「インヂュニアSL」（REF. 1832）は今でも、IWCによる最も革新的なデザインの一つとされています。
新しいデザインの採用で、「インヂュニア」は技術者向けという枠を越え、トレンドに敏感な時計愛好家たちをも魅了する存在となりました。搭載ムーブメントは、ラバー緩衝材に取り付けられたインナーケースによって80,000A/Mまでの耐磁性を備え、あらゆる種類の衝撃から保護されています。
2017～2023年までは、1955年に誕生したオリジナルモデルをオマージュしたデザインでしたが、2023年には1976年に誕生した「インヂュニアSL」を受け継ぐデザインにまた変わります。ジェンタのオリジナルデザインを踏襲しつつも人間工学によって最適化されたサイズ感やブレスレット形状が採用され、日常使用しやすい腕時計に仕上がっています。
「インヂュニアSL」は、5つの穴でビス留めされたベゼル、文字盤上の特別なパターン、ケースと一体化したH型リンクのステンレススティール製ブレスレットを特徴とし、アイコニックな「インヂュニアSL」の大胆なデザインを継承するタイムピースです。
インヂュニア オートマティック 40
2023年に発表された現行インヂュニアは、ムーブメントにも最新のテクノロジーが駆使されており、その自社製キャリバー32111はシリコン製の脱進機と双方向爪巻き上げ機構を採用しています。そして5 日間（120時間）ものパワーリザーブを蓄えることが出来ます。文字盤は、軟鉄製の地板に型押しとガルバナイズド処理を施した「グリッド」構造になっていて、デザインだけではなく磁場からも保護されています。
文字盤上のアップライト・インデックスは夜光塗料を塗布することで深みが加わり、暗い場所でも視認性を確保します。また最大10気圧の防水性を備え実用性が抜群です。文字盤カラーのバリエーションは上画像のグリーンの他にシルバー、ブラックがあります。
まとめ
エレガンスとスポーティーな魅力が融合したIWC「インヂュニア」。装飾は控えめでも充分な存在感を持ち、長年愛されて来たデザインが特徴です。
一つの腕時計をいつの時代にも、そしてあらゆるシーンで愛用されたい方に。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。