旅のお供にお勧めのGMT搭載モデル メカニカルハイビートGMT “雲海” キャリバー9S 25周年限定
2024-04-30 11:00
ブログをご覧いただきまして誠に有難うございます。
現在、ゴールデンウィーク真っ只中ということで、銀座は毎日賑わっています。中には海外へ出掛けた方もたくさんいらっしゃると思いますが、本日はその海外旅行に便利なGMTを搭載した「グランドセイコー」の「メカニカルハイビートGMT“雲海”」のご案内です。
GMTとは、ホームタイム(メインで活動する国の時間)とローカルタイム(現地時間)の異なった2つの場所の時刻を同時に表示出来る機能です。海外へ行かれる方や、パイロットの方には大変重宝されていますね。
※GMTとは「 Greenwich Mean Time(グリニッジ ミーン タイム)」の略称で、イギリスのグリニッジ天文台を基準とした世界標準時を指す場合もございます。天文学をベースとした国際基準時刻ですが、 現在は原子時計を利用した協定世界時「UTC (ユニバーサル タイム コーディネイティッド )」が主流となっています。
グランドセイコー
「グランドセイコー」とは、日本が誇る時計メーカー『セイコー』の最高峰シリーズです。
スイス製に負けない高精度、高品質な機械式腕時計をというコンセプトの下、1960年に初代モデルが誕生しました。その後アイコニック的存在である「44GS」や、月差±1分という超高精度を実現した10振動自動巻き「61GS V.F.A.」など様々なモデルを発表します。
1970年代になると、セイコーのクォーツ式時計の台頭によって一時的に鳴りを潜めますが、機械式腕時計の需要の高まりと共に1998年には念願であったメカニカルムーブメントが復活を遂げます。
そして、2004年には「スプリングドライブ」というセイコー独自の駆動機構を発表して国内外にその名を轟かせ、2017年には更に大きな進歩を遂げる為にセイコーからグランドセイコーをブランドとして独立させ現在に至ります。老若男女問わず世界中の時計ファンに愛用されている時計メーカーですね。
メカニカルハイビートGMT “雲海” キャリバー9S 25周年限定
本日ご案内しているこちらのモデルは、1998年に復活した新生グランドセイコーに搭載されていたメカニカルムーブメント「キャリバー9S55」25周年を記念して2023年に発表されました。
大きな特徴は、美しいスカイブルーの文字盤ですね。『グランドセイコースタジオ雫石』の工房から望む、岩手山の雲海と空の美しさを表現しているそうです。
取り付けられている針やインデックスは、視認性を高めるために多面カットされています。細部までのこだわりは実にグランドセイコーらしいですね。
また、色分けされた24時間ベゼルは青と白で異なる場所が発光します。土台が青い場所は数字が、白い場所は土台そのものが発光します。ユニークなツートン仕様ですね。こちらのベゼルはサファイアガラス製となっており、スポーツモデルとしてはとても高級感のある仕上がりです。
なお、文字盤にも見える「HI-BEAT 36000」とは、10振動を意味します。機械式時計の精度を調整するテンプが1秒間に何回振動するかというもので、一般的には8振動の腕時計が多いですね。高振動は消耗も激しいと言われますが、負荷を分散させる仕組みを開発したり部品の耐久性を上げたりしながら高い精度を維持しています。振動数が多いほど、外部からの衝撃などの影響を受けにくいので精度がより安定するそうですね。
最後にムーブメントに関してのご案内です。1998年に復活した「キャリバー9S55」は、当時の技術の粋を集めたメカニカルムーブメントでしたが、更なる進化を求めて2008年に「キャリバー9S85」が発表されました。ゼンマイの素材を始め輪列・歯車の設計を一から見直した渾身作となります。
ちなみに、こちらのモデルに搭載されている「キャリバー9S86」はGMT機能を付加したもので、エレガンスコレクションやヘリテージコレクションなどにも使用されています。
グランドセイコーには優秀なクォーツや、第3の駆動期間であるスプングドライブがありますが、機械式も極めていきたいという強い想いがこのキャリバーに現れています。
デザインから性能まで腕時計全体への気配りが、しっかりと感じられますね。GMT搭載モデルの中でも、特に機械式時計こだわってみたいという方にはお勧めの一本です。
その他のお勧めGMT搭載モデル
スイスの人気時計メーカー「パネライ」の「ルミノールGMT」です。
パネライの大ヒットシリーズのGMT搭載モデル。ケースサイズは“雲海”と同様の44mmですが、特徴的なリューズプロテクターを備えており存在感抜群のモデルです。GMT搭載モデルの中でもビッグフェイスをお探しの方にはお勧めです。
スイスの人気メーカー「チューダー」の「ブラックベイ プロ」です。
雲海やルミノールGMTと比較しますと、ケースサイズ39mmは非常にスマートです。GTM搭載していてもスッキリとしており、カジュアルからビジネスまで幅広いご使用にお勧めです。
まとめ
今年は、7/26からパリで夏季オリンピックが開催されますので、フランスへ行かれる方も多いはずです。旅のお供にGMT搭載モデルをご検討されてみてはいかがでしょうか。
※こちらの「雲海」は、ブログ掲載前に販売済みとなってしまいましたので、現在はご覧頂く事が出来ません。恐れ入りますが、再度入荷しましたらHPに掲載させて頂きたいと思います。