オールグレーが輝く！シャネル J12“クロマティック”でラグジュアリーをシックに！！

4月に入り新しい生活がスタートしましたね！個人的には3月とあまり変わらない4月なのですが、4月は入園や入学、入社など新生活の節目のスタートを迎えている方もいらっしゃいますね。言葉通り新生活を迎えられた方も、私のように特に節目を迎えるわけではない方にも、すてきな春を送れますように…🌸彡

今回は生産終了モデルのシャネルJ12、華やかさの中に落ち着きのあるオールグレーが独特の“クロマティック”をご紹介します。

シャネル-ウォッチ

シャネルの開業は1910年、ガブリエル・ボヌール・シャネル（通称 ココ・シャネル）が27歳の頃、パリの帽子専門店としてでした。
そのシンプルでデザイン性の高い帽子を、当時の有名なフランス人女優たちが着用し、ココの名声を高めていきました。

ココはフランスの南西部で生まれ、幼少期に母親が亡くなり、孤児院や修道院で育ちそこで裁縫を教わりました。ココという愛称は、キャバレー時代のガブリエル・シャネルのあだ名から来ています。

「シャネル」と言えば、ファッション、コスメ・香水、ジュエリー・時計など色々な部門で人気のアイテムを生み出し、世界中で数多くのファンが多いブランドです。それは孤児として過ごした幼少期の経験と、敏腕なビジネスウーマンとしての才能をもつココの美学が貫かれているからだと言われています。古い価値観にとらわれない、自由で自立した女性像を追い求め、強く美しい女性であるココのポリシーは様々なアイテムに表現されています。

ブランド初となる腕時計は1987年に発表された女性用腕時計で香水N°5のボトルストッパーを想起させるケースが特徴的な「プルミエール」でした。そして2000年には自動巻きムーブメントを搭載した200ｍ防水の本格派スポーツウォッチ「J12」を発表し、業界からの注目を集めます。

このJ12はシャネルのアイコンウォッチとなり、スポーティの中に男性でも女性でも、着用する人すべてが華やかでエレガントな腕元を演出し、シャネルを象徴する腕時計として今日もさらに進化を続けています。

クロマティック

前述のとおり、2000年、男性も着けられるブランド初めての腕時計、「J12」が発表されました。この時はブラックセラミック素材のみが採用されていました。当時は高級腕時計に使用されるケースの素材はステンレス スチールやゴールド、プラチナなどの金属が主流でしたので、この独自に開発したハイテクセラミック素材をケースに採用したJ12の発表は業界に衝撃を与えました。

その後2003年にホワイトセラミック素材のJ12が発表、そして2011年に発表されたのがチタンセラミック素材のクロマティックです。
2000年に発表した「J12コレクション」で、ハイテクセラミック素材を腕時計の世界に本格導入し、その魅力と可能性を時計界に知らしめたシャネル。クロマティックはシャネルが独自に開発した、セラミックにチタンをブレンドした新素材「チタン セラミック」をケースとブレスレットに採用したモデルです。

この新しい色はクロマティックカラーと呼ばれ、そのカラーはセラミックをダイヤモンドパウダーで鏡のように磨き上げられることで、特別な輝きを放ちます。一見すると金属であるかのような、メタリック感で細やかな煌めきを放つ特殊なカラー。時には鏡のように光を反射させる艶やかな質感がシャネルウォッチ独特の高級感を与えます。

外周とセンターで異なる仕上げが施されたグレーのグラデーションの文字盤はケースに調和し、落ち着きと華やかさを兼ね備えたユニセックスなデザインなので、毎日着けられるデイリーウォッチとしても広く愛用することが出来ます。

シャネルが特許を取得している3重の折りたたみ式バックルは、どの角度から見てもデザイン性が高く、開閉を導いてくれるので、ネイルをしている方でも着脱しやすいです。

ハイテクセラミック

今では様々な高級腕時計メーカーでも採用されている“セラミック”素材の特徴として、まずは硬度が高く傷に強いことが挙げられます。腕時計は着ければ使用による擦り傷はつきものなのですが、小傷がつきにくいというのはどこへでも安心して着けて行けるという強みになります。また金属ではないので錆びることもない、耐久性に優れ、時計の素材として十分な強度を備えています。

そして軽量でアレルギーフリーという特性も、1日中着け続ける場合など腕時計としては重要項目ではないでしょうか。

デメリットとしては硬度が高いという事は、ダイヤモンドなどにもみられる劈開（へきかい）性もあり、ある一方向の力に対して割れる特徴があります。また裏蓋はステンレススチールなので、必ずしも金属アレルギーのある方にお勧めできるわけではありません。

まとめ

残念ながら現在は生産終了となっているクロマティック。現在も新作が発売され続けているJ12はブラックとホワイトの2色のケースなので、ブラックセラミックやホワイトセラミックのJ12は自分にはちょっと派手かな。。。と躊躇されている方に、ブラックでもホワイトでもない、シャネルウォッチ第三のカラーコード、グレーにぜひ挑戦していただきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。