“ リュバン ” と “ ディバン ”/カルティエ
2023-10-09 10:00
皆さまこんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、 カルティエのすでに生産終了となってしまっているモデルから、個性的なフォルムながら魅力溢れる “ リュバン ” と “ タンク ディヴァン ” をご紹介したいと思います。
リュバン
はじめに、1999年に女性に向けたブレスレットウォッチとして発表された “ リュバン ” をご紹介させていただきます。
リュバンの特徴
リュバンの特徴は見た目にもわかる通り、文字盤と幅広なストレートラインのブレスレットが一体となっている、いわゆる「カフ・ウォッチ」です。
カルティエでは1930年代頃からその年代にマッチしたブレスレットウォッチを発表しており、1940年代以降にはリュバンの原型と思われるモデルも登場しています。
そして、ベゼルに打たれた8つのビスやしなやかなブレスレットなど、カルティエの人気レディースコレクションのひとつ「パンテール」を思わせるデザインが採用されています。
またリューズは無く、時間の調整は裏蓋のボタンで行う仕様となっており、アクセサリー感覚でご使用いただけるモデルです。
リュバンのバリエーション
リュバンは主に、ブレスレットのコマが9列並んだ <横幅 約21mm> サイズと7列のミニサイズ <横幅 約16mm> の2サイズあり、ミニサイズは18Kゴールドモデルのみの展開となっています。
また、ゴールドモデルにはホワイトゴールドとイエローゴールドがあり、シンプルなデザインからベゼルや文字盤のインデックス、ブレスレットにダイヤモンドが配されたラグジュアリーなデザインまで様々な仕様がありました。
ステンレスモデルにはミニサイズはなかったようですが、発表当初はピンクマザーオブパール・ブルーマザーオブパール・ホワイトマザーオブパール文字盤の3種類でスタートしており、全体のシルバーカラーの中に柔らかい雰囲気を持つマザーオブパールの文字盤で女性らしさが加わったような印象です。
特にステンレスモデルは、中古品で10万~20万円代の価格帯のものが出回っておりますので、2本目などファッションのアクセントとしてもオススメです。
タンク ディヴァン
続きまして、2002年に新たなコレクションとして発表された “ タンク ディヴァン ” についてご紹介せていただきます。
タンク ディヴァンの特徴
コレクション名の “ ディヴァン ” とはフランス語で「長椅子」を意味しており、それを表すような横長のケースが特徴となっています。
また、全てストラップ仕様のモデルで幅広でボリューム感のあるケースにストラップを組み合わせることでスマートな印象です。
正面から見ると直線的な印象ですが、横から眺めるとケースには滑らかな曲線が描かれており、直線と曲線のバランスの美しさが見られます。そしてリューズは多角形の仕様となり、カボションにも多角的なカットが施されています。
タンク ディヴァンのバリエーション
タンク ディバンはレディースのSMサイズとメンズのLMサイズの2サイズ展開となります。ムーブメントはSMサイズにはクォーツ式のみ、LMサイズにはクォーツと自動巻き式があり、基本的にクォーツ式は2針、自動巻き式は3針タイプですので見分けやすいかと思います。
素材はステンレス・18Kホワイトゴールド・18Kイエローゴールドがあり、ゴールドモデルにはケースにダイヤモンドをセッティングした華やかな仕様もございます。
ケースは前衛的なタンク型ですが、文字盤はローマ数字のインデックスやレイルウェイ分目盛りなどカルティエらしい仕様となっており、クラシカルで落ち着いた雰囲気も愉しむことが出来るコレクションです。
まとめ
今回はカルティエの生産終了品の中から、ケースに幅を持たせたデザインが目を引く、「リュバン」と「タンク ディヴァン」の2モデルをご紹介いたしました。
いつもその時代の最先端でありながら優美なカルティエのデザインは、時代を経てもなお世代を超えて親しまれ続ける創造力に魅了されます。
今回ご紹介した2モデルも発表されてから20年以上経過していますが、完成されたデザインは現代の方々の手もとも華やかに彩ってくれること間違いなし。周りのひととは一味違う時計をお探しの方にオススメです。
< カルティエの商品一覧はこちらから → https://evance.co.jp/user_data/cartier_brand >