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PAM01342~ルナロッサ~

2023-07-11 11:00

エバンスブログをご覧の皆様こんにちは。

2023年も7月になりました。今年は6月頃にも30度以上の日もあり、一段と暑い日が続いているように感じます。

急激な気温上昇により体調を崩してしまわないよう、エアコンの活用や水分補給などに気を付けていきたいですね。くれぐれも皆様ご自愛ください。

さて今回はパネライから、ニューフェイスのスポーティーなモデルをご紹介させて頂きます。

Ref.PAM01342

ルミノール ルナロッサ Ref.PAM01342。

近年モデル名にルナロッサと付いたパネライが発表されており、パネライを検討している方は目にしたこともあるかと思います。

こちらのブログを通して魅力をお伝えできればと思いますので、最後までお読み頂ければ幸いです。

①パネライ

イタリアの誇る腕時計ブランドのパネライ。デカ厚時計の代名詞として、多くのファンから愛されています。元々は「ルミノール」「ラジオミール」の2モデルでのラインナップ構成でしたが、現在のパネライでは加えて「ルミノールドゥエ」「サブマーシブル」がラインナップされ、多くのファンを獲得しています。

その中でもひと際パネライのイメージとして定着しているのがルミノールとなります。一目見ただけでパネライとわかるそのフォルムは、パネライのアイデンティティとして多くの人気を獲得しています。

分かりやすい見た目にデカ厚のケース。抜群の視認性の良さと暗所でも見事に光る夜光塗料を塗布した文字盤など、数々の魅力がございます。

またパネライは軍用時計としての歴史があることも特徴ですね。イタリア海軍に高度な精密機器を納入していたことや、長らく軍用専門の腕時計メーカーであったことなど男のロマンをくすぐる歴史なのも魅力です。

②ルナロッサ

パネライは2017年より、イタリアのヨットレースチームである「ルナロッサ・プラダ・ピレリ」のパートナーとして活動しています。

モデル名にもなっている「ルナロッサ」は、ヨットレースであるアメリカズカップの第37回大会に挑むイタリアのチーム名を冠し名付けられています。

「ヨットのF1」とも称され、世界最高峰のヨットレースであるアメリカズカップ。国際的なヨットレースの中でも古い歴史を持ち、継続しているスポーツトロフィーにおいては世界最古のものとなります。

第一回大会は1851年に開催されています。

1851年というと日本史で学んだ黒船来航が1853年ですから、その当時日本はまだ江戸時代。2023年現在から172年も前であり、相当な歴史を誇ることがうかがえます。

その歴史は近代オリンピックやゴルフの全英オープンよりも古く長いのです。

そんな歴史ある大会での挑戦を行っているのがルナロッサ・プラダ・ピレリチームであり、ヨットレースの強豪チームです。

2024年開催予定の第37回アメリカズカップはルナロッサチームにおいて6度目の挑戦となります。

最高のスポーツマンシップの表現とアメリカズカップで勝利するというチームスピリットで世界中のセーリングファンの心を魅了しています。

③PAM01342

2022年発表の1500本限定モデル。

Ref.PAM01342

プラダのヨットチーム「ルナ・ロッサ プラダ ピレリ」のスポンサーをパネライが再開したことと、チームの第37回アメリカズカップ出場を記念した限定モデル。44mmルミノールの手巻きモデルをベースとした「ルナ・ロッサ」仕様となります。

大きなケースサイズにマットな白文字盤で爽やかな印象です。また、文字盤9時位置の赤いスモールセコンドがアクセントとなっています。

ホワイト、グレー、レッドのカラーが絶妙にマッチし、赤いラインにルナロッサの文字が入ったベルトも好相性ですね。

搭載されている手巻きの自社製P.6000キャリバーは約3日間のパワーリザーブがあり、ハック機能(リューズを引き出した際にテンプが停止する機能)が備わっています。

防水性能は100mと日常生活においては十分な防水機能がありますが、ヨットチームとのコラボレーションモデルということもあり、300m防水まであればなお良かったのではないかと思います。

シンプルかつスポーティーな見た目のニューフェイスは爽やかな印象があり、黒文字盤の多いパネライの中で特別な存在感を感じさせます。

試着イメージはこちら。

スーツにはカジュアルな印象は否めません。ベルトデザインで印象が大きく変わりますので、よりクラシックな革ベルトであればスーツでも合うかもしれません。

夏の暑いシーズンに大活躍するであろうデザインですね。パネライの楽しみ方の一つであるベルト交換を行えば一年を通して爽やかにお使い頂けると思います。

これまで複数本ルナロッサのモデルが発表されていますが、今回のPAM01342はより洗練された印象のモデルとなり、日常使いにも適したモデルと言えるのではないでしょうか。

また、パネライの中でも白文字盤はそれほど多くないことに加え、手巻きキャリバーを搭載したサンドイッチ構造のモデルは、パネライでは珍しいものとなります。

1500本の限定本数という点もパネライファンの購買意欲を刺激しているのではないでしょうか。

現在では中古市場でも数少ない流通となっています。コンディションの良い個体を探す際にはお早めの方がよいでしょう。

④まとめ

パネライは古くから海との関係性が深い時計メーカーです。イタリア海軍に軍事用時計を納入していた歴史があり、耐久性や優れた視認性を求められパネライの時計が出来上がりました。

歴史に裏打ちされた時計製造技術は現在まで脈々と受け継がれており、デカ厚時計の代表ブランドとして君臨しています。

海との関わりの深いパネライだからこそ、ヨットチームであるルナロッサとのコラボは必然的とも言えるでしょう。

パネライの中でも特にスポーティーな見た目をしており、ブランドのコレクションに新たな風を吹き込むモデルと言えるのではないでしょうか。

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