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いまカルティエウォッチが支持される理由とは

2023-05-09 11:30

ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。

最近、店頭ではカルティエに関するお問い合わせを、よく耳にするようになりました。
日本人のお客様、そして旅行で銀座を訪れる外国人のお客様も、まさに国籍問わずといった感じで、カルティエ人気の高まりが感じられます。

注目を集めるカルティエですが、その人気はどこにあるのでしょうか。
今回の記事では、いまカルティエが支持される理由を、いくつかのモデルを例に考えていきたいと思います。

創造性と普遍的なデザイン

数多ある高級時計ですが、モデル名を耳にしてイメージを思い浮かべる事が出来る時計はどれだけあるでしょうか。
また10年前、50年前、そして100年前の時計ですら、今なお魅力的に映るものは、どれほどあるでしょうか。

カルティエの生み出す時計にはそれらが備わっており、人々が思い描く美しい時計の姿、それらを具現化することに長けた稀有な存在と言えます。

カルティエの時計作りの歴史については1888年にまで遡ります。
ジュエラーとして培ってきた技術を腕時計に転用することから始まり、1904年には世界初と言われる男性用腕時計サントスを発表を発表しました。

www.cartier.jp

また、1909年には他社に先駆けてデプロワイヤントバックル、通称Dバックルの製造を手掛けるなど、腕時計を実用品として進化させる点にも注力したメーカーでもありました。

1919年にはカルティエの代名詞として語り継がれるタンクが生み出され、今年2023年にはタンクノルマルとして見事復活し大きな話題となっています。

タンクフランセーズ

カルティエの生み出す傑作の数々は時代に即した需要を取り込み、時に時代を先取りし歴史を紡いできました。
その代表作の一つと言えば、タンクフランセーズではないでしょうか。

タンクフランセーズの初出は1997年、タンクの持つ力強さを優美な面構成でまとめたケースに、同様のデザインが与えられたブレスレットが連なる様は、当時としては斬新な意匠であり、デイリーウォッチとしての側面を強く印象付け、21世紀にかけての新たなタンクの代表作となりました。

そして時は流れ2023年、タンクフランセーズは四半世紀ぶりとなるモデルチェンジが行われました。

デザインはまさにキープコンセプト、ケースと一体となるリューズや、従来のアイボリーに黒いプリントローマインデックスから一転、筋目を入れたシルバーに鏡面仕上げのインデックスを備え、ブレスレットの構造も大幅に改良されましたが全体の印象は他ならぬタンクフランセーズそのもの。

全てが新しいデザインは全てを引き継いだデザインでもあり、初代タンクフランセーズの完成度の高さを改めて認識させられることとなりました。

www.cartier.jp

また、この優れたブレスレットウォッチであるタンクフランセーズは、現在では男性からの人気も高まっており、もともと流通量の少ないLMサイズやクロノリフレックスなどは、これから注目が集まってくるのではないでしょうか。

パシャ

1985年に発表されパシャもまた、何度かのリニューアルを経て2020年に現行モデルへと系譜が引き継がれています。

www.cartier.jp

また、先代のパシャに関しては、初代の持っていた緩やかなエッジのケースから一転、パシャの持つ要素を再構築したかのようなピュアなフォルムが印象的なデザインとなっています。

そして現行モデルと上記の先代モデルの類似性は高く、ダイナミックなラウンドケースに対して細部は繊細でシャープな造形が与えられ、その一端は深く抉られたようなコンケープベゼルに表れています。

スクエアフォルムのモデルが多いカルティエの中で、ロングセラーとなっているパシャシリーズの魅力、今だからこそ見直してみるもの面白いかもしれません。

いま手に取りたいカルティエウォッチ

カルティエの時計が支持される理由について、いくつかのサンプルを例にご紹介してまいりましたが、その魅力を一言で表すならば「時を経ても一層魅力を増すデザイン」、これに尽きるのではないでしょうか。

最新モデルであっても、一世代そして数世代前のモデルであっても、そこにはモチーフの一貫性があり、作られた時代ごとの空気までも感じ取ることが出来るような美しい時計の数々、それはカルティエだからこそのものであると言えます。

時代を超えた魅力を持つカルティエウォッチ、その魅力に触れてみてください。

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