“ 冒険者”の名を冠する探検家用プロフェッショナル・ウォッチ「エクスプローラーⅠ※」。
世界初となるエベレスト登頂時の装備品としてオイスターパーペチュアルの特別モデルが携行され、その登頂時のデータや登山家からのフィードバックをもとに、エクスプローラーは1953年に誕生しました。
大きなメルセデスハンドや、3・6・9の視認性の良いアラビア・インデックス を用いたデザインは当初から変わることなく、長きにわたる伝統的な意匠を継承しています。
※「I(ワン)」は通称。メーカーの正式名称は「エクスプローラー」でしたが、2023年から「エクスプローラー36」となっています。
ロレックス エクスプローラー36 Ref.124270の特徴
先代モデル(Ref.224270)から11年ぶりとなる2021年に登場した「Ref.124270」。ケースサイズが39mmから36㎜にサイズダウンし、先々代までの伝統的なサイズ感に戻りました。また、70時間パワーリザーブを実現した新世代ムーブメントを新たに搭載しています。
本モデル「Ref.124270」の素材はステンレス※、文字盤はブラックのみとなります。カレンダーを省略するなど、タフな環境においてシンプルに時間を知るプロフェッショナルなツールとして、ロレックスの目指す堅牢性や視認性を追求したモデルとなっています。
※2021年の新作として、エクスプローラーI初のイエローゴールドコンビである「Ref.124273」も同時発表されました。こちらも36mmサイズで本モデルと同じスペックとなります。
先代モデル(Ref.214270)と比べると、ケース径が39mmから36mmにサイズアップ、ダイアルの「EXPLORER文字」が6時位置から12時位置に、ムーブメント変更によりパワーリザーブが48時間から70時間に、ラグの形状がシャープに、ラグ間の幅が20㎜から19mmになる、などの変更が見られます。
同サイズの先々代モデル(Ref.114270)と比較した場合も、ラグ間の幅が1㎜小さくなっています。また、本モデル「Ref.124270」のバックル金具は、イージーリンク延長機能を備えしっかりした構造ですが、その幅は小さくなっており、ブレスレットが全体的に細くなった印象があります。
外観は、インデックスや針が太くなるなど細部がブラッシュアップされ、ダイアルの6時位置が「SWISS 王冠 MADE」となっています。
ロレックス エクスプローラー36 Ref.124270のスペック
- 素材:ステンレス
- ケースサイズ:直径36mm
- ムーブメント:自動巻き( Cal.3230 )
- 防水性能:100m
- 夜光素材:クロマライト
- 風防素材:サファイアガラス
ロレックス エクスプローラー36 Ref.124270の製造年
2021年(ランダム番) ~
ロレックス エクスプローラー36 Ref.124270のムーブメント
自動巻き-Cal.3230(ロレックス自社製ムーブメント)
パワーリザーブ:約70時間
クロノメーター: 〇
ハック機能:〇
駆動タイプ:自動巻き
振動数:28,800振動/時
ムーブメントは、サブマリーナRef.124060と同じ新世代ムーブメント「Cal.3230」を搭載。「Cal.3230」は、パラクロム製ヘアスプリングや、パラフレックス・ショック・アブソーバーを搭載。独自開発の「クロナジー・エスケープメント」により、よりエネルギー効率と耐磁性を高めました。70時間のロングパワーリザーブを実現し、より信頼性を高めた仕様となっています。
スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)のクロノメーター認定を受けており、2015年にはロレックス独自の新規格「高精度クロノメーター」を導入、クロノメーターよりも厳しい検査基準を設けています。