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戦禍の中生み出されたエレガンス、現代に甦ったプレミエ

2022-11-29 11:30

ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。

ブライトリングと言えばナビタイマー、クロノマットなど歴史的な傑作が数多く思い浮かびますが、プロフェッショナルに向けたそれらの製品とは一線を画す、ラグジュアリーモデルもまた存在します。

今回はブライトリングにおけるラグジュアリーモデル、プレミエについてご紹介して参ります。

プレミエが生み出された背景

プレミエと名付けられたそれは、1943年にウィリーブライトリングによって設計され、日常にエレガンスをもたらすモデルとして発表されました。

プレミエの発表当時は36mmケースにツーカウンタークロノグラフを搭載したRef .760、38ミリケースにスリーカンタークロノグラフを搭載したRef.734と2種類のモデルが用意されました。

プレミエが世に出た1943年は第二次世界大戦が激化する最中、当時のブライトリングは軍用計器や軍用時計の作り手として高い評価を得ていた一方、戦時下においても人々はエレガントで魅力的な時計を求めているはず、という確信のもと作られたのがプレミエでありました。

今の時代が求める多くを、持ち合わせた存在

スポーツモデルやラグジュアリースポーツと言ったジャンルの時計が爆発的な人気を博し、その後はドレスウォッチの需要が増す昨今、プレミエはその存在感一層増してくるのではないでしょうか。

新生プレミエが発表されたのは2018年、その前年にはジョージ・カーンがライバル企業とも言えるIWCから、ブライトリングのCEOに就任というタイミングでした。

IWCにおいては躍進する技術を、あえて普遍的なケースに収める手法が功を奏していたのか、パイロットやポルトギーゼなど極めて古典的なモデルの方が、広く好まれる傾向にあります。

それと同じ手法をブライトリングで再現しようとしたかは分かりませんが、同氏はヴィンテージウォッチコレクターのフレッド・マンデルバウムをアドバイザーに迎え入れ、過去の名作から現代で受け入れられるモチーフを甦らすべく製品開発が進められました。

それはアビエーター8やルーローブレスを備えたクロノマットなどからも見ることができるのではないでしょうか。

21世紀に再解釈されたプレミエは、エレガントなフォルムにボックスサイファイア、そしてケースサイドの溝を特徴とするデザインを持ち、見応えのある仕上がりとなっています。

搭載される機械はキャリバー01、2009年に発表されたこちらは自動巻きに70時間のパワーリザーブ、コラムホイール式クロノグラフ、そしてカレンダー早送りの禁止時間帯が無いなど非常に使い勝手の良い設計となっています。

また、新生プレミエが世に出てから4年の歳月が経ちましたが、現在ではベントレーの名を冠したモデルもプレミエをベースに展開され、加えて時計技術の結晶とも言えるスプリットセコンドやトゥールビヨンといったモデルもまでも展開する、まさハイエンドなシリーズとなっています。

プロのための計器を標榜するマッチョな印象のブライトリングが手掛ける、エレガントな腕統計、こだわりの時計選びとして候補に挙げてみても面白いかもしれません。

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