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2022年新作入荷!「ロレックス 新型エアキング Ref.126900」を新旧比較 (先代モデルRef.116900との実機比較写真あり) 2022年5月30日

2022-05-30 11:00

ロレックス2022年新作の一つ「エアキング」Ref.126900が、銀座エバンスに入荷いたしました。一体どこが変わったのか?気になるところです。当ブログ記事では、入荷した新作(Ref.126900)と旧モデル(Ref.116900)を比較します。

 

エアキング(Air-King)とは?

ROLEX(ロレックス)「エアキング(Air-King)」は、そもそもどんなモデルだったのでしょう? 60年を超える歴史がありつつ、最近、2年ほど歴史が途絶えていたモデルだったりします。

ロゴが入ったエアキングが誕生したのが1958年のこと。4桁型番(Ref.5500)から5桁型番、6桁型番へと歴史を重ねて継続するも、2014年に惜しまれつつ生産終了。その2年後の2016年にフルモデルチェンジして登場したのが、先代モデルとなるRef.116900となります。

リニューアルの前後でコンセプトが大きく変わりました。以前は「小ぶりで買いやすい」34㎜サイズのシンプルモデル。復活後は「黎明期の飛行機と時計の歴史をオマージュした」40mmサイズのスポーツモデルとなりました。
(参考:過去ブログ →「旧世代と新世代。ROLEX エアキング Ref.14000とRef.116900」

 

エアキング 2022年モデルチェンジの概要

新作エアキングRef.126900は、2022年3月30日にロレックス公式サイトで公開されました。リニューアルの概要は以下のようになります。

  • 型番が「Ref.116900」から「Ref.126900」に
  • ケースサイズは「40㎜」で変更なし
  • リューズガードが付き、ケースフォルムも若干変わった
  • 文字盤レイアウトは前作を踏襲
  • ダイアル6時位置の表記が「SWISS 王冠 MADE」に
  • 70時間パワーリザーブの新世代ムーブメント「Cal.3230」を搭載
  • 国内定価は¥793,100→¥816,200に

次からは、新型エアキング Ref.126900と先代エアキング Ref.116900の実物を見比べてみます。

 

エアキング 新旧比較(Ref.126900とRef.116900)

新作エアキングは、前作のコンセプトを踏襲しています。リューズガードやダイアルの数字以外は、全体的な印象はあまり変わっていませんが、よく見ると細部に違いが見られます。

まずは正面から。文字盤が先代はマットなブラックで、新作は「艶やかなブラック」となっています。インデックスは、数字の5が「05」に、「3、6、9が夜光」になりました。

今まで、ダイアル部分の夜光は12時位置の三角マーカーだけだったので、暗い所での物足りなさが、やや改善された感じがあります。(※05~55の分を示す数字、文字盤外周のインデックスは新作も夜光なしです)

ケースサイズは新作も40mmですが「ベゼルが細く」なっています。その分、文字盤が大きくなりました。また、秒針の夜光ドット部分や時針のベンツ部分が大きくなっているようです。時・分針の長さも若干長くなったでしょうか。

少し下の角度から。新作は「ラグが細く、短く」なっています。ラグとラグの間隔は、約19mmから約20mmに「1mmほど幅が広く」なっています。オイスターブレスレットを構成する3列の幅の割合を比べてみると、新作は「中央列の割合が若干広く」なっているようで、スポーティーになった感じがします。そして、リューズガードがあると安心感がありますね。

横からのショット。ケースの厚さが先代の約13.1mmから新作では約11.6mmとなり「約1.5mm薄く」なっています。先代モデルは、ミルガウス同様の耐磁インナーケースによる2重構造だったため、その分が薄くなったものと思われます。リューズは新型の方が若干大きく感じます。

後ろから。クラスプ(ブレスレットの留め具部分)が、シングルロックからセーフティキャッチ付きの「ダブルロック」仕様に変更されています。ブレスレットを2重に固定するため、安心感が高まります。そして、重さは先代の約155gから新作では約145gとなり「約10g軽く」なっています。

最後は斜め前から。ケースのサイド面が、先代は曲面で、新作は「直線的」な仕上げとなっています。ラグの短さ、リューズガードの存在もあり、新作はスポーティーさを増しています。

 

搭載する新世代ムーブメント

最近のロレックスでは、モデルチェンジのタイミングで、ムーブメントが刷新されており、今回のエアキングでも新型のムーブメントへと変更されています。

搭載されるムーブメントは、2020年に発表された新世代ムーブメントと呼ばれる「Cal.3230」。2020年にモデルチェンジしたサブマリーナー(ノンデイト)やオイスターパーペチャル、2021年にモデルチェンジしたエクスプローラーIに搭載されたムーブメントと同じものです。

精度の安定性や耐衝撃性はもちろん、パワーリザーブが約70時間(約3日間)と長くなりました。土日に外しても月曜の朝も動いているといったことになり、使い勝手が向上しています。

Cal.3230
ロレックス公式サイトより

 

新旧どちらがいい? ~スタッフの声~

新作エアキング(Ref.126900)と先代エアキング(Ref.116900)、いかがだったでしょうか?最後に2人のスタッフの声をご紹介します。

「私は新作がいいなと思いました。全体的にスポーティーでシャープになった気がします。ケースが薄くなったのもいいですね。3,6,9が夜光入りというのも魅力です。」(Eさん:奥様と先代エアキングRef.116900を共用中)

「私は先代がいいなと思いました。ぼてっとした曲面的なケースがロレックスらしく、実はミルガウスと同様の耐磁仕様というのがいいですね。あと、新作は文字盤が少し間延びして見えるような気がします。」(Oさん:ミルガウス使用歴あり)

5月頃から新作が流通し始めたばかりということもあり、新旧モデルの市場での評価はまだ定まっていないようです。現時点では、新旧モデルのどこに魅力に感じるか?が、選択のポイントになるのかもしれません。

 

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