今回のエバンスブログは、銀座エバンスの店頭に並ぶ腕時計の中から、ケース径40mm未満で小さめの5本をご紹介します。腕時計といえば、古いものほど小ぶりで、新しいものほど大きめという印象がありますが、今回は小さめなメンズ時計に注目してみました。
腕時計のサイズ感
(ロレックス現行モデルのサイズ感。スポーツ系は40mm、クラシック系は36mmのサイズが多い。 ※表の時計以外に、レディデイトジャスト28mm、オイスターパーペチュアル28mm&31mmが存在します)
2021年4月に発表されたロレックスの新作で、個人的なサプライズはエクスプローラーIが、39mmから36mmにサイズダウンしたこと。10年ぶりに元のサイズに戻ったという話なのですが、ロレックスにおいても、徐々に大型化していただけに、小さくなる事があるというのは驚きでした。
現在の腕時計の主流サイズは、メンズで40mm~43mm位かと思うのですが、今後はエクスプローラーIのように小さくモデルチェンジしたり、アップルウォッチ※のように男女の区別がない時計も増えていくかもしれません。(※大小のサイズは存在します)
小ぶりな時計5選
ここからは、「アンダー40ミリ」サイズの腕時計5本をご紹介していきます。
【1】38ミリ。さりげなく大人感「HUBLOT クラシックフュージョン」
(ウブロ クラシックフュージョン 565.NX.1171.LR。こちらは38mmサイズ。人気の45mmや少し小さめ42mm、女性を意識した33mmのモデルも存在します)
ビッグバンなど、44~45mmサイズでビッグフェイスな時計の印象が強いHUBLOT(ウブロ)ですが、アンダー40mmの腕時計もラインナップしています。こちらは38mm径の「クラシックフュージョン」。初期モデルをアレンジしたシリーズから、シンプルな3針モデルとなります。長袖シャツの邪魔になりにくい約10mmの薄型で、素材が軽量なチタンのため使いやすそうな1本です。大きくて存在感のあるウブロも魅力的ですが、上品で大人な感じのこんなモデルもいいのでは。
→HUBLOT(ウブロ) クラシックフュージョン(USED) 565.NX.1171.LR (SOLD OUT)
(38mm径、チタン、自動巻き、シースルーバック、2020年保証書)
【2】37ミリ。ナイスカラーの「ROLEX ヨットマスター」
(プラチナベゼルのロレックス ヨットマスター37 Ref.268622。文字盤は「スレート」または「ダークロジウム」と呼ばれるグレー色)
海向けモデルの中でも、水上で愉しむ大人のためのモデルといった雰囲気がある「ROLEX(ロレックス) ヨットマスター」。かつて女性用28mmやボーイズ35mmのサイズがありましたが、2016年以降はこちらの37mmサイズがシリーズ最小。アクティブな女性に人気の高い印象がありますが、控えめなサイズ感で、グレーにスカイブルーの絶妙な配色のため、「腕に乗せると案外ピタッとくる。」男性の方のそんな声も多いモデルです。そしてこのモデルは、写真で見るより実物の方が一段とハンサムな印象があります。
→ROLEX(ロレックス) ヨットマスター37(USED) Ref.268622 (SOLD OUT)
(37mm径、自動巻き、ブレス長さ 約18.5cm、2020年保証書)
【3】34ミリ。雰囲気べセルの「ROLEX エアキング」
(ロレックス オイスターパーペチュアル エアキング Ref.14010。ムーブメントはサブマリーナ(Ref.14060)にも搭載されたCal.3000を搭載)
日付のないシンプルなROLEX「エアキング」。2016年のモデルチェンジで40mmサイズに大型化して、スポーティーな印象のモデルとなりましたが、こちらは2002年頃に製造された34ミリサイズの比較的に落ちついた趣きの1本。飛行機のエンジンが回転する様子を模したと言われる「エンジンターンドベゼル」が、昔の時計を思わせる雰囲気があります。角ばったベゼルや大きく張りだしたガラスも今どきのモデルとは違うところ。大きすぎず、ブルーの文字盤がシックで使い回しが効くため、最初のロレックスとしてもお薦めなモデルです。
→ROLEX(ロレックス) オイスターパーペチュアル エアキング(USED) Ref.14010 (SOLD OUT)
(34mm径、自動巻き、ブレス長さ 約19cm、2002年頃製造品)
→ROLEX(ロレックス) オイスターパーペチュアル商品一覧へ
【4】34ミリ。クラシカルで端正な「ブランパン ヴィルレ」
(小ぶりで雰囲気のあるブランパン ヴィルレ クロノグラフ Ref.1185-1318-55。ゴールド使いもさりげない)
1735年創業の歴史ある時計ブランド「BLANCPAIN(ブランパン)」。その生誕の地名を冠したモデルです。コンパクトな34mmケースに、名門フレデリック ピゲ社のクロノグラフムーブメントを搭載、2重になったベゼルのイエローゴールド使いはさりげなく上品な印象を漂わせます。スポーツ寄りのアクティブなクロノグラフとひと味違う、端正でクラシカルな佇まいが魅力的です。そして、長さ調整がしやすい革ベルトなのでパートナーとの兼用もしやすいのではないでしょうか?
→BLANCPAIN(ブランパン) ヴィルレ クロノグラフ(USED) Ref.1185-1318-55 (SOLD OUT)
(34mm径、ステンレス&イエローゴールド、自動巻き)
【5】37ミリ。バランスの良い「OMEGA スピ―ドマスター」
(37mmケースに自動巻きムーブメントを搭載したオメガ スピードマスター デイト Ref.3513.50)
1998年頃から2007年頃まで作られていた「OMEGA(オメガ) スピードマスター」自動巻きモデル。ガラス風防で日付表示も付いています。手巻きプロフェッショナル(42mmサイズ)よりぐっとコンパクトで、こちらのサイズの自動巻きは既に生産終了となっています。ムーブメントはETA社Cal.7750がベースのCal.1152を搭載。そして、2005年のフジテレビのドラマ「エンジン」の劇中で木村拓哉さんが着用していたモデルでもあるそう。
→OMEGA(オメガ) スピードマスター デイト(USED) 3513.50 (SOLD OUT)
(37mm径、自動巻き、ブレス長さ 約18cm)
腕に乗せてみると、新たな発見があるかも
小さめな腕時計5本、いかがだったでしょうか? 小さいことで、目立ちすぎない、ずっと着けていてもラク、袖の邪魔になりにくいなどのメリットがあります。「やっぱり今どきの腕時計は大きくないと。」という方も多いかと思いますが、先入観をはずして腕に乗せてみると、新たな発見があるかもしれません。
なお、エバンス オンラインショップの「詳細検索」で「さらに絞り込む」を押すと「ケースサイズ」の項目も選べるようになります。こちらもぜひご利用ください。