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伝統に一匙のエッセンスを:フランクミュラー トノー

2019-05-07 11:00

ブログをご覧の皆様こんにちは、銀座エバンスの福永です。
本日はペアウォッチにも最適な、フランクミュラーをご紹介いたします。高級時計の話題となると必ず名前の上がるフランクミュラー、多くの人々を魅了する独創的なブランドの魅力に今回は迫ってみたいと思います。

フランクミュラーについては時計に興味のある方はもちろん、あまり詳しくないという方でも、一目見ればピンと来る特徴的なデザインを持っています。
中でも今回ご紹介のトノーモデルは、フランクミュラーの名が広く知れ渡るきっかけにもなったデザインとも言えます。

トノーケースを用いたモデルはフランクミュラーの主力である故に、数多くラインナップされていますが、その中でも少し珍しい2本をご紹介いたします。
一つは存在感抜群の80サイズのメンズクロノグラフ、もう一つはレディスモデルの中でも最も小さな25(プティ)サイズ、どちらも18金レッドゴールドをケース素材に用いることで、ダイヤル、そして鮮やかな色合いを持つベルトとのコントラストが印象的なモデルです。

さて、フランクミュラーの名を一躍有名にしたトノーケースですが、1987年にはそのフォルムが確立されました。
その特徴は何と言っても、3次元曲線と呼ばれる立体的な曲面で構成される造形にあります。
トノーケース自体は1910年代に見られたアールヌーヴォーから着想を得ており、他ブランドではカルティエやパテックフィリップのそれが有名ですが、フランクミュラーは一世紀近く前の伝統的なトノーケースに新たな解釈を加えてみせました。
1992年には時計メーカーとしてのフランクミュラーが始動しますが、受注生産体制であった当事から、ラウンドケース(7000)と共にトノーケース(2850)がラインナップに加えられ、特にトノーケースに関しては、伝統的なフォルムをベースにしながらも新しい感動を与える存在であり、時計メーカーとしてのフランクミュラーを成功へと牽引する原動力となりました。

Ref.8083CCGDFO
USED

フランクミュラーを語る上において、ユニークな発想を現実のものとする複雑機構は欠かせませんが、こちらのモデルはクロノグラフ+ビッグデイトとフランクミュラーとしてはオーソドックスな機構を搭載しています。
しかしながら、その見せ方はダイヤルを大きく切り取り、ビッグデイト機構そのものを露にすることで、ムーブメントの構造自体をダイヤルの構成要素として見せるデザインへ昇華する手法がとられています。
また、ボリュームあるケースと印象的なダイヤルが相まって、他には無い存在感が漂います。これから暖かくなる季節、腕もとのアクセントにもぴったりな一本です。

Ref.2500QZ
USED

一方、こちらのレディスモデルにおいては、純粋に時を知る時計として、その愛らしいサイズと柔らかなフォルム、そしてゴールド素材が持つ贅沢さを存分に楽しんでいただけます。
フランクミュラーのレディスモデルでは最も小さなサイズですが、特徴であるトノーケースに、緻密なギョウシェダイヤル、そしてビザン数字のインデックスとフランクミュラーの魅力を凝縮した一本と言えます。
日常のあらゆるシーンから、華やいだ席まで幅広くご活用頂けるのではないでしょうか。

今回ご紹介の2本は、どちらもユーズドモデルですが、コンディションはしっかり整え革ベルトも未使用品に交換することで、全体的にとても綺麗な状態に仕上げております。
定価設定が比較的高価なフランクミュラーですが、ユーズドモデルならではのお値打ち価格でお楽しみ下さい。

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